概要
今日まで続くストリートファイターシリーズの記念すべき第1作目。
内容は隆(2Pの場合は拳(ケン))を操作して各国のライバルたちと戦い、勝ち抜いていくという至ってシンプルなもの。ライバルキャラは日本代表、アメリカ代表、中国代表、イギリス代表、タイ代表がおり、各国2人ずつ計10人と戦う。3回対戦を行い、2勝できればプレイヤー側の勝利、できなければ(引き分けも含む)敗北となる。
本作はどちらかといえばアクションゲーム的な要素の方が強く、対戦要素はおまけ程度。日本ではさほどヒットしなかったが、北米ではこの対戦プレイが人気を博したことが後に対戦格闘としての続編である『ストリートファイターII』の開発につながっていくことになる。
また、攻撃の強弱や必殺ワザ、所謂三種の神器と言えるワザ「波動拳」「竜巻旋風脚」「昇龍拳」といった、後につながる要素の大部分も既にこの時登場しており、以降のシリーズ展開に大きな影響を与えている。そういった意味では非常に大きな意味を持つ作品であると言えるだろう。
登場キャラクター
キャラの後に※がついているキャラは、その後のシリーズで再登場しているキャラ。このうち、リュウ、ケン、サガットの3名は以降のシリーズでもレギュラーキャラクターとして出演する。
それ以外のキャラは本作のみの登場。
主人公
ライバルキャラ
日本代表
イギリス代表
中国代表
アメリカ代表
タイ代表
pixivにおける扱い
30年近く前に発売されたシリーズ最古参の作品だけあって、pixivでもイラストはほとんど存在しない。
どちらかといえば、シリーズ全般のイラストを指すタグとして機能している。
関連項目
カプコン ストリートファイターシリーズ ストリートファイターZERO
余談
北米でのスト1のヒットを受け制作された名作ベルトスクロールアクション。当初は「ストリートファイター89」というタイトルであった。しかし北米の人達が本当に望んだのは「対戦型格闘ゲーム」としての続編であった。
SNKの対戦格闘ゲーム。初代ストリートファイターを手掛けた西山隆志氏、松本裕司氏達(現ディンプス)が制作。ストリートファイターⅡが北米のユーザーが望んだ対戦要素を西谷亮氏達(現アリカ)が徹底的に作り込んだのに対し、餓狼・龍虎はむしろスト1のアクション性を追求した作風になっている。
90年代格闘ゲームにおけるカプコンのライバルメーカーであったSNKその格闘ゲームの源流も、この「ストリートファイター」にあるといえる。様々な意味で全てはここから始まったのである。
(主人公リュウの名前もこの西山の隆から取られている。また西山はこれ以前にもアイレムにて『スパルタンX』も生み出している。)