CV:堀内賢雄
概要
眼の周りがやや黒い顔のご老体の帝国軍軍人。
コリンズ准将の後任として、ジェノスピノ復活プロジェクトのトップとなった帝国軍准将で、穏健派のコリンズとは異なり、過激派思想の持ち主で彼とは対立していた模様。
見た目と比例するように共和国軍のギャレット少将からは『狸』と皮肉られており、自身が推薦させたアルドリッジ少佐が搭乗するジェノスピノによる進撃を「コリンズが搭乗している」と偽った上に、「彼は『狂犬』と呼ばれる程の強硬派」「帝国の意思に背いて暴走している」等と嘯き濡れ衣を着せるが、コリンズが人格者である事は共和国にも知れ渡っていた為、彼の言い分はあまり信用されていなかった。
後に、ジェノスピノの無断使用及び、それによる無差別破壊、共和国との緊張を強め、帝国国民の不安煽動等による、複数の罪状で軍法会議に掛けられ、階級剥奪の上で禁固500年の極刑に処されたが、連行される直前まで鷹揚とした態度を崩さず、それ所か「今回の件は勝ちさえすれば、私は英雄になれていた筈だが?(要約)」と平然と宣っている。
性格
部下もゾイドも道具としか認識しておらず劇中でも類を見ない程、陰湿で狡猾な策士。
抑揚のない淡々とした語り口調ながら、その胸中は口調と裏腹に極めて好戦的。
生前のコリンズを嫌煙していたようで、彼の死後は前述の通り、プロジェクトのトップの座を奪っただけに飽き足らず「死人に口なし」と切り捨てた上、自身の暴挙を上記の通り「コリンズの暴走」と偽ってその罪を擦り付け、ジェノスピノに搭乗しているアルドリッジを気に掛ける素振りすら見せない等、その人間性の低さは見られる。
又、ランド博士からリジェネレーションキューブの話を聞いても、然程気に留めずジェノスピノの侵攻にのみ注視する、ディアス中佐の策で動きを止めたジェノスピノに対し、自身の計画の失敗だけを恐れる=ライダーの心配は一切していない等と、鉄血思想かつ目先の利益を優先するブラック上司でもある。
但し、上記の極刑に処された際も、一向に動じる事なくやり過ごしている様子から、「死ななければ幾らでも復活出来る」と簡単に割り切る程に異常な冷徹でもあり、その腹の底はまるで深淵のように計り知れないとしか言えない。
余談
堀内氏は『ゾイド-ZOIDS-』でムンベイの元恋人のマクマーンを演じている。
上記の通り、ほぼ死刑に等しい極刑に処されたものの、全く動じていなかった為、復活する為の手筈を用意しているようにも見える。
関連タグ
キャビア、トリュフ…前作における似たような性格をした悪役かつ策士。ただし彼らはシーガルと違い、一応は現場にて戦線に出ていた等の相違点がある。