概説
先輩がうざい後輩の話とは、しろまんた氏によるオリジナル漫画である。
小柄で真面目な女子社員が、大柄で豪快な先輩男性に振り回されながら、自らの無意識な想いとの狭間でのたうち回る軽快なラブコメディー。
絵柄のポップさと、しろまんた氏が得意とする「読者の虚を突く場面展開」により、Twitter上で話題をさらい、Pixivでの連載開始からも圧倒的な支持を受けて来ている。
ページ数は概ね4ページ前後だが、その中で「まだ結婚してなかったのか」「結婚式が来い」と叫びながら、糖死したり尊死したりする閲覧者を量産する、凶悪な砂糖成分に定評がある。
ファンアートも多数投稿されている。
オマケ要素として、しろまんた氏が過去に描いた漫画のキャラクターもちょくちょく混ざっており、確認して探してみるのも面白い。しろまんた氏自身もよく混ざっている。
書籍化
奇しくも2017年のクリスマスに書籍化が決定!!
しかも全エピソードカラー化に加え、カラー化に際しての再塗装も敢行され、書き下ろしも40ページ追加の豪華仕様となった。
追加エピソードには、本作の前日譚も含まれているため、人物関係やその出発点の確認も出来るボリューム満点な内容となっている。
Amazonでも入手可能なほか、Kindle版での電子コミックとしても読める。
現在、コミックPOOLでも連載されており、気になる人は探してみよう。
登場人物
CVは関連動画でのキャスト
五十嵐 双葉 (いがらし ふたば)
CV:白石晴香
本作の主役である「後輩」。入社3年目。
女子学生かと勘違いされるほど小柄な体格の女性で、髪はポニーテールに結っている。
淡白で生真面目な性格だが、根は純情で優しい子。ただし、怒らせるとものすごくおっかない。
かわいいもの好きで、一人暮らしのマンションの部屋には、ベッドを中心に多数のぬいぐるみを飾っている。
先輩の武田とは仕事でよくコンビを組んでおり、よく武田に世話を焼かれている。
当人は意地で否定しているが(そもそも鈍感なため)、分かる人には分かるレベルで無意識に武田を慕っている。
なお抹茶色の髪は、陰影ではなく地毛の疑惑がある。
武田 晴海 (たけだ はるみ)
CV:黒田崇矢
もう一人の主役で、「うざい先輩」その人。見た目はアラフォー。
無精髭を生やした大柄で豪快、クマみたいな男性。なにかと五十嵐に世話を焼いており、一見するとウザ絡みする体育会系のおっさんだが、五十嵐の機微には敏く、甲斐甲斐しくフォローに回っている。
柔道経験者で紅白帯(黒帯の上)と、かなりの使い手。劇中で痴漢を撃退したこともある。
五十嵐をかわいい妹分程度にしか見ていないが、1話で酔った五十嵐の一言に面食らって赤くなったのを考えると、脈はない訳ではないようで……。
ただ本編中、何か「臭い」描写は幾度か挟まれており、実際プライベートは不透明なところが多い。
ちなみに機械にはあまり強くないらしく、特に昨今のケータイ事情には付いてきていなかった。
桜井 桃子(さくらい とうこ)
CV:種﨑敦美
五十嵐の同僚の女子社員。
五十嵐とは親しく、彼女を「双葉ちゃん」と呼んで可愛がっている。
容貌・性格共に優良で、男性社員たちからも人気の美人さん。
風間とよく行動しており、気を置かない程度には親しい。その風間とは閑話で所々フラグが建っており、桜井もまんざらでもない様子を見せている。
弟に桜井優人がいる。
風間 蒼太(かざま そうた)
CV:八代拓
五十嵐の同僚の男性社員。
三白眼気味で表情に乏しいのため、感情が読みづらいが、場の雰囲気を察して言動に配慮できるなど、なかなかに要領は良い。
武田とも良き先輩後輩らしく、二人で行動していることも多い。たまに二人で五十嵐をいじることも。
桜井とは気を置かない程度には親しいが、ホワイトデーに知ってか知らずかマカロンを送っていたり、番外編で雨に濡れた桜井にスーツのジャケットを貸して透けた下着を隠してあげたり、チャラ男にナンパされて困っている桜井を「自分の女」とうそぶいて一緒に逃げるなど、端々で糖質を読者にぶち込んでくる。
ただ極端に虫が苦手で、カブトムシを見ただけで昇天しそうになっていた。
月城 モナ(つきしろ もな)
桜井の友人で同僚の社員。
桜井とは普通に女子トークが交わせる間柄。
半眼の描写が多いため気怠そうに見えるが、他人の動向を鋭く観察している。
五十嵐との面識がなかったことから別の部署の社員と思われる。
ここでは苗字を「つきしろ」としているが、読みが「つきじょう」の可能性もある。
土方(ひじかた)
五十嵐の同僚の茶髪の男子社員。
のべつ幕無しに女性に声を掛けては断られている。
大石(おおいし)
五十嵐の同僚の男子社員。
細目の為、目から感情を読み取りづらい。
五十嵐や土方が「小石」と名前を間違えていることから、別の部署の社員と思われる。
部長(ぶちょう)
CV:伊東健人
五十嵐達の部署の管理職。
快適な労働環境を維持する影の立役者だと思われる。
口髭を蓄えている。
黒部 夏美(くろべ なつみ)
CV:大西沙織
五十嵐の幼馴染。
名前通りにテーマカラーが黒の、黒髪ショートカットの小麦肌美人。
より正確には中学生時代からの付き合いで、引っ越してきた五十嵐の登校日に出会った以来の仲。
付き合いが長いだけあって、五十嵐の人となりをよく理解している。それと同じぐらいよくいじって遊んでいる。
五十嵐の武田に対する感情が何かは察してはいるが、ちょっとお節介を焼く程度に留めている。
五十嵐の祖父
サングラスに髭面、武田並にゴツい体格の老紳士。
一見すると不審者だが、中身は祖父バカの気の良い人物。
孫の五十嵐を猫可愛がりしており、桜井がいたずらに送った武田と五十嵐のツーショット写メールを盛大に誤解し、ついには帰宅を狙って真相を問い質そうとするなど、祖父バカぶりを大いに炸裂させている。
武田とはその後、酒の席で意気投合し、二人して五十嵐をいじっていた。
五十嵐の髪色は彼からの遺伝。
桜井 優人(さくらい ゆうと)
桜井桃子の弟。
金髪の小柄な少年で、やや引っ込み思案ではあるが、純粋で優しい姉思いな性格。
姉との待ち合わせ場所がわからなくなったり、路地でカツアゲされてたりなにかとトラブルに巻き込まれる。
最近のエピソードでは黒部との絡みが多く、一部界隈から熱い視線が送られている。
カブ吉
五十嵐の飼っているカブトムシ。
たまたま木の下にいたのを見つけ、その後逃がしたが何故か五十嵐が着く前に会社や自宅にいるなど、ストーカーでは?と思われるような行動をしている。
蚊が血を吸いに来た際には最初こそ退治したが、家族などの事情を知り寝てる間にこっそり吸わせてあげていた。
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漫画 オリジナル漫画 ラブコメ ギャグ 甘い 先輩×後輩 身長差 歳の差
安元洋貴:安元氏のソロラジオ『安元洋貴の笑われるセールスマン(仮)』に原作者のしろまんた氏がゲスト出演(2020年2月23日放送)時に武田晴海の名づけについて語った