プロフィール
神出鬼没! 自身の複製で敵を急襲!!
独特な口調に敵っぽい姿! 生徒の"個性"を伸ばす教育者
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
概要
漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。雄英高校の教師の1人。
どこかの世界の奇妙な覆面を被った魔法使いに似ている。突っ込んだら負け。
人物
カタカナ表記(アニメ版では加工音声)で発言する独特の口調、体の大部分を包み隠す立襟付きダブルボタンマント、禍々しいフェイスマスクなど一見しただけではどう考えても犯罪者勢力『ヴィラン』としか思えない悪役じみた風貌をしている。
それに反し、ヴィランとの戦闘で両脚を失う絶望に直面するもその逆境を特製の義足によって見事に克服してみせた「不屈の男」の異名で根強い支持を受け、現在は雄英高校で教鞭を取る教員の顔も併せ持つプロヒーロー。
一人称を「我」とし、発言に用いる言葉の端々を見る限り常闇踏陰に通じる中二病を彷彿とさせる一方、趣味にカラオケを挙げる上に授業中でもそれに関連する問題を唐突に出題する事もある。
41歳、まだまだお茶目なお年頃である。
活躍
期末試験では蛙吹梅雨と常闇踏陰を担当し、圧倒的実力差を持って1年生屈指と目される常闇の個性『黒影』(ダークシャドウ)の猛攻を、ハンデの重り付きにも関わらず脚技だけで凌いでみせた。
個性強化などの際は、個性で創った分身は独自の思考で活動するのでA組全員に個別指導を行う。
個性
個性は『分身』
エクトプラズム、即ち霊を口から吐き出して自身の分身身体を実体化させる。(イメージは『NARUTO』の『影分身の術』に近い)
吐き出されるエクトプラズム自体は煙のような不定形物質であり、噴出対応範囲の許す限り遠近両用・広狭不問・硬軟自在・大小自由の能力性質を状況によって任意で使い分け、偵察に基づいた神出鬼没の白兵戦から閉鎖環境への救助活動まで幅広くこなす。
現時点で一度に実体化出来る最大人数は概ね30人としているが、本人の談によると「カラオケで2~3曲歌った後は36人くらい出る」。
しかし、恵まれた個性に驕らず磨き上げた蹴り主体の体術も使いこなし、より早く蹴るために強度と軽さを兼ね備え、より鋭く蹴るために敢えて足部を取り去り刺突性を追求した戦闘用義足から繰り出される千変万化の脚技は驚異的。
必殺技
- 強制収容ジャイアントバイツ(きょうせいしゅうようジャイアントバイツ)
巨大な自身の分身を造り出し、大きく開けた口で対象を呑み込む。呑み込まれた対象は分身の体に取り込まれる。この大型分身を形成中は、他の分身は出せなくなってしまう欠点もある。
余談
昔、あるヴィランに両足を奪われ義足を着けており、ヒーロー活動を離れたオフの時は日常生活用の義足に交換し、眼鏡を着用。体の線は意外と細く、私服も髪型もさっぱりとまとめているが素顔は吊り上がった白目と歯を剥き出した口裂けの強面、つまりコスチュームのマスクとさほど変わらない。
『雄英白書I』によると学生時代は遅刻癖があったらしく、
- 「我ノ身体ハ長ク寝具ノ中ニ留マル間ニ、時間ハ光ノ速サデ過ギテイッタ」=要は「寝坊した」
- 「絶望シテ学ビ舎ニ駆ケタガ、無情ノ鐘ガ鳴リ響キ、分身ヲ教室ニ出現サセタ」=要は「分身に代返させて遅刻をごまかした」
と振り返って当時の若気の至りを恥じている。
『雄英白書Ⅲ』では酒が入ると飲み屋からカラオケに場所を変える提案をするが、みんなそれぞれ騒いでるので誰にも聞こえず。その後も何回か提案を繰り返したが誰も聞いてくれない。突如キレて
- 「モウイイ!我ハ一人デ、カラオケニ行ク!」
と一人でいこうと立ち上がるも酔いが回ってそのまま夢の世界へ。しばらくするとこれまた突如目を覚まし『ヒーロー酒場』という曲を歌い出した。どうやら夢の中で先にカラオケに行ったようで飲み会ではよくある光景のようだ。