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概要
2003年6月20日にGBA専用ソフトとして任天堂で発売されたRPG。第1作目の『MOTHER』と、第2作目の『MOTHER2 ギーグの逆襲』が移植されている。
MOTHER
1989年7月27日から発売されたFC専用ソフト。当時のRPGでは珍しかった1980年代のアメリカが舞台という点や斜め移動、当時のハードでは膨大なマップ量など斬新な設定が散りばめられている。
なお、2015年には国内版と未発売となった海外版『EarthBound Beginnings』と共に、WiiUでVC版が配信された。
実はこの「1+2」に収録されているMOTHERはオリジナル版ではない。ゲームセレクト画面ではファミコン版カートリッジを模したアイコンになっているが、一切この説明はされていない。
では、この「MOTHER」は一体何なのかと言うと先述の「Earthbound Beginnings」を元に日本語化・GBAに最適化したものであるとされている。後述の変更点はその一例である。この為、オリジナル版MOTHERと攻略が異なる部分がある。
メインキャラクター
変更点
仕様 | FC版 | GBA版 |
---|---|---|
ダッシュ機能 | 無し | あり |
全体マップ | アイテムとして使用 | 機能として呼び出せる |
エンカウント演出 | 暗転 | モザイク |
にくいカラスのタバコ | あり | 無し |
フライングマンの墓 | 十字架 | 墓石 |
ストリップ劇場の名前 | ナンバー1 | れいのみせ |
8つのメロディー関連 | 7つ入手で突然イベント発生 | 8つめのメロディ入手イベントがFCと違う |
NPCが遊んでたゲーム | ドラクエ4 | あのゲーム |
ED後のエピローグ | 無し | あり |
スタッフロールのBGM | Eight Melodies | Paradise Line |
ニンテンのパパ | 未登場 | ラストに後ろ姿のみで登場 |
MOTHER2
1994年8月27日から発売されたSFC専用ソフト。前作との繋がりは特に無いものの、その作風を受け継ぎつつ新ハードでの多彩な表現によって本シリーズならではのコンセプトを確立させた。
なお、2013年にはWiiU、2016年にはNew3DSでVC版が配信された。
また、1995年6月5日から『EarthBound』として本シリーズ内で初の海外版も発売された。
メインキャラクター
変更点
仕様 | SFC版 | GBA版 |
---|---|---|
音声 | ステレオ・モノラル | モノラル(何故か一部ステレオ) |
階段バグ | あり | 無し |
毒ヘビバグ | 無し | あり |
『過去の最低国』からの帰還バグ | 無し | あり |
余談
- 当時のハードのスペックが影響している為か、BGMの劣化が見られる。『MOTHER』の方はある程度問題無いものの、『MOTHER2』では特にこの特徴が顕著に表れている。
- 初めてこのソフトでプレイする際にはあまり気にする事も無いが、2回目以降でSFC版から久々にプレイする際には多少の覚悟が必要となるだろう。
- なお、現在では2作共WiiU、更に『MOTHER2』のみNew3DSでオリジナル版がVCで配信されている為、もしプレイするならこちらをおすすめする。
- オリジナル版ではまだ設けられていなかったCERO審査により、一部の台詞やテキストなどに変更が生じている。
- ただし、MOTHERに関しては「Earthbound Beginnings」を日本語化したMOTHERとして唯一プレイ可能である点では貴重である。(ただし、お蔵入りバージョンor海外バーチャルコンソール版と少し違うところがある )
関連動画
- CM
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外部リンク
- MOTHER 1+2 (公式サイト)