概要
「肌角」とは角と額の境目がなく皮膚が地続きの角のことである。
角の表面を皮膚が覆っており柔らかいのか、皮膚の表面が硬質化しており硬くツルツルしているのかは見る人の解釈に委ねられる。
角の先端に行くにつれて色が濃くなっていくこともある。鬼娘のキャラクターに多い。
歴史
日本において鬼は赤や青や黒の肌に角の生えた姿が一般的である。伝統的な絵では、角と皮膚は別の色であることが多いが、『絵本大江山』(画:北尾政美、1786年)など角と肌の色が同じである例もある。
人間と同じような肌の色を持ち、皮膚と繋がった角を持つ「肌角」のような表現は比較的新しい描き方かもしれない。
Pixivでは2007年頃には既に投稿されていた。
実際の動物の例
シカ科
シカやトナカイなどの角は一年に一度生え変わるが、成長途上の角の段階では角が皮膚で覆われており、袋角と呼ばれる。一定以上成長すると皮膚がズルっと剥ける。季節が過ぎると角は根元から落ちる。
キリン科
キリンとオカピの角は頭骨の一部が隆起しており、その突起に沿って皮膚が覆っている。
人間
身体改造を行う人達は、皮膚の下にシリコーンを埋め込むことで角を形成する。
サイ
サイの角は人間の爪や頭髪と同じ成分であるケラチンで構成されている。そのため昨今の書籍などでは「ただのイボ」「(薬効目当てに密猟や違法取引が横行しているが)自分の爪をかじっていれば十分」など割と散々な言われ様をしている。
代表的なキャラクター
真火(蟲師)
港湾棲姫(艦隊これくしょん)
酒呑童子の娘鬼刃姫(千年戦争アイギス)
酒呑童子(Fate)(Fate/GrandOrder)
龍鳳(アズールレーン)(アズールレーン)
竜胆尊(にじさんじ)
百鬼あやめ(ホロライブ)
ホシグマ(アークナイツ)
関連イラスト
・赤肌や青肌の例