「心配無用!!!」「死ぬのはお前だ!!!」
概要
ワノ国で最近話題となっている人斬り。その実態は将軍・黒炭オロチ直属の暗殺者である。
両手に大鎌を持ち、他作品の彼の様な包帯ぐるぐる巻きの見た目をしている。
テンションが振り切れたように「ファーファッファッ!」と高笑いをし、小紫とその禿であるトコを助けようとするゾロに「わざわざ助ける理由」を聞いたりするなど、殺人鬼的思考を有していると思われる。
経歴
オロチにトコの抹殺を命じられて、おいはぎ橋にて彼女を庇う小紫を襲っている最中、そこで牛鬼丸と交戦中のゾロと遭遇する。
ゾロと互角に戦い、鎌を突き刺して重傷を負わせるほどの実力を見せたが、突き刺した鎌を逆に臨時の得物として使用したゾロの三刀流の攻撃の前に敗れた。
その後しばらく姿を見せなかったが944話にて再登場、トコの暗殺に失敗したことでオロチに用済みとされ、兎丼の囚人採掘場送りとなる。だが、前日に兎丼から脱獄するも再び捕らえられてきたユースタス・キッドから、衝撃の事実が明かされる。
関連タグ
この先、アニメ未放送のネタバレを含みます。ご注意ください。
キッド「その笑い方を笑った奴を皆……半殺しにしてた……
いつからかマスクで素顔を隠すようにもなった……」
「答えろよ!!!おい!!!キラー!!!」
彼の正体はなんと、かつて四皇カイドウに敗れたキッド海賊団の戦闘員にして、最悪の世代の一人として知られた殺戮武人・キラーであった。
カイドウに敗れた後はキッド海賊団ごとワノ国へ連れてこられ、カイドウまたはオロチによって人造悪魔の実「SMILE」の失敗作(またはその残骸)を食わされ、その副作用で笑うことしかできなくなってしまった。
古い付き合いのキッド曰く、キラーがマスクを被っていたのは自身の笑い方に強いコンプレックスを抱いていたためである。そんな屈辱的な状態へと貶められれたためか、まともにキッドの呼びかけにも答えられないほどになってしまい、流石のルフィもその変わり果てた姿に言葉を失っていた。
正体が明らかになった後は百獣海賊団のクイーンによりユースタス・キッド共々水責めの拷問を受けるが、ビッグマム襲来の混乱の最中解放され、キッドと共にまだ行方不明となっているキッド海賊団の仲間たちを探しに出た。
余談
眠狂四郎がモデルの居眠り狂死郎と同じくカマイタチや人斬り以蔵がモデルと思われる鎌ぞうも人斬りまで含めて彼の名前となっており、その名前が正式名称で呼ばれる時やプロフィール欄には“人斬り鎌ぞう”と書かれていたりする。
また、彼の名前が載っている人相書(ワノ国の手配書)では恐らく「異名 人斬り鎌ぞう」と書かれているため、やはり『人斬り』が異名なのではなく、『人斬り鎌ぞう』という名前全体が異名・通称なのだろう。ちなみにアニメでは異名だと分かりにくいからか単に「名 人斬り鎌ぞう」と書かれていただけだった。
また、この鎌ぞうの正体が判明した回はONEPIECE史上屈指の胸糞回であり、笑いながら泣いているキラーの目を背けたくなる複雑な心情、オロチ及びカイドウの邪悪性、四皇に逆らうことの恐ろしさが如実に現れた回となっている。
ただし、pixivでの検索の際は鎌ぞうと検索した方がよりヒットする。