概要
百々目鬼の異名として、または類似した存在としても見られる。
「最新版」及びアニメ版の百目
声の出演*深雪さなえ氏
悪魔くんの仲間である十二組の白悪魔の第六使徒。
体中が目玉だらけの犬のぬいぐるみのようなキャラクター。性格も人懐っこい。
目玉を飛ばせる他、目から閃光を放ったり人間を魅了したりもできる。
語尾に「~だモン」とつくのが口癖。
アニメ版では彼とは別に大人の百目がいたが、こちらは月人が月へ帰るために必要な力を整えるために死んだ百目一族を蘇らせた百目ゾンビであった(見た目は普通の百目と変わらないが写真に写ると目玉が無く操っていた月人の影が見えていた)
月人の言う通りだとすると彼がアニメ版の悪魔くんの世界では最後の百目一族である。
FCで発売されたこの作品を元にしたRPG『悪魔くん魔界の罠』では、光の魔法レイや敵のHPを吸い取るメダマが使え序盤に活躍する。
そして、ストーリーが進むと中盤に起こる重大なイベントに関わってくる。
山田真吾版『悪魔くん』の百目
山田真吾の友人・情報屋の命を狙い、その為に真吾と戦った妖怪。
実は既に殺されており、別の存在がその皮をかぶって行動していた。事件の解決後、その子供が真吾の家に引き取られる事になる。
子供の百目はヴィジュアルこそ「最新版」の百目と共通するが性格はかなり異なり、生意気で真吾に対する忠誠心は薄め。
同作を元に製作された実写ドラマ版では子供の百目は登場せず、親の百目が敵キャラクター「ガンマー」として第一話に登場する。
余談
- 『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場する。エピソードによっては敵妖怪だったり味方妖怪だったりするので、複数個体が存在するのかも知れない。
- 元ネタとなった図像は心理学者ユングの著書『変容の象徴』に掲載された挿絵で、その正体はお雇い外国人であったネットーとワグネルによって1910年に著された『日本のユーモア』に掲載された、葛飾派の絵師によって描かれた「百々眼鬼」という化け物図であるといわれる。
- 特撮ヒーロー『超人バロム・1』のグロテスクな人体魔人として、「ヒャクメルゲ」という女怪人が登場した。
- ライダー怪人には「百目タイタン」「百目婆ァ」という怪人がいる。
- 同じく石ノ森章太郎作の『イナズマン』にはミュータンロボット「ヒャクメバンバラ」が登場。
- 『宇宙刑事シャリバン』に魔怪獣「ヒャクメビースト」が登場。
- 漫画『GS美神』には「ヒャクメ」という神族の調査官が登場。
- ゲーム『ファイナルファンタジー2』には、この妖怪を英訳した「ヘクトアイズ」というモンスターが登場しており、FFモンスターズとして後のシリーズにも登場している。
- 漫画『彼岸島』には百目型の邪鬼が登場したが、視線に反応して凶暴化するさらに凶悪な邪鬼「姫」とは相性が良くない。
- 『かいけつゾロリ』にも登場。時代遅れの妖怪の一人。最近視力が落ち、コンタクトレンズをつけている。