概要
かつてはプロ野球チーム中日ドラゴンズの1軍本拠地としての設備が整っていたが、1997年東区に完成したナゴヤドームへの移転後は減築や簡素化工事がされて2軍本拠地となっている。
所有・運営者は中日新聞社の子会社である「株式会社ナゴヤドーム」で、敷地内には選手寮や屋内練習場などがある。公開練習の見学は無料、公式戦は有料である。
歴史
1948年に中日スタヂアム(スタジアムではない)として開場。
様々な事情で突貫工事でのオープンとなり、観客スタンドは木造であった。
1951年8月19日昼4時過ぎ、ドラゴンズ対巨人戦の最中にバックネット席上段から出火。風が強く吹いていたばかりに瞬く間に球場全体に火が燃え広がってしまい全焼。さらに付近の民家と工場数軒も巻き添えを食って全焼してしまう。
この火事で観客4人が死亡し、確認された重軽傷者は318人に及ぶ大惨事となった。また治療を受けなかったり受ける事ができずに帰宅した負傷者も多数いた模様。
出火原因はタバコの火の不始末であった(詳細は外部リンクを参照)。
なおこの火事に巻き込まれた観客の中に、後にドラゴンズの名セカンドとして、このナゴヤ球場(中日スタヂアム)狭しと大暴れした高木守道氏がいた。
そして球場は一から建て直され、1952年4月に鉄筋コンクリート構造となって完成した。
交通アクセス
観客用の駐車場は無し。
余談
- 1993年5月に、当時絶大な人気を誇っていた小森まなみのアニラジ「mamiのRADIかるコミュニケーション」のイベントが行われた。
- 怪獣映画ガメラ対ギャオスでは、ギャオスが名古屋を襲撃した際の市民の避難場所として登場。照明器具を活かして光に弱いギャオスから市民を守り抜いた。