概要
金色のガッシュ!!のもう一人の主人公で、ガッシュ・ベルのパートナー。
人物
IQ190の天才児であったため周囲からの妬みといじめで不登校気味の毎日を過ごしていたが、ガッシュ・ベルと出会ってからは本来の明るさを取り戻し、クラスメイトとも打ち解けていく。
基本的には真面目な性格だが、同時にかなり短気な面があり、キレた時には阿修羅のごとき禍々しい顔(通称「鬼麿」)に変貌し、普段の彼からは想像もつかないような行動に出ることもあり、その圧倒的な迫力はあのゼオンとデュフォーでさえも怯ませるほどのもの(ガッシュ曰く、「人の皮を被った鬼」)。特にファウード編では仲間を愚弄したロデュウに激怒し、拷問同然の連続攻撃で徹底的に痛め付け、倒している。
手先もそこそこ器用で、ウマゴンの小屋やガッシュの遊び相手のバルカン300を作ったのも彼。ただし料理は壊滅的な腕前で、その味は作った本人がその場でリバースしてしまうほど。芸術面のセンスもあまりよくないらしく、俳句・粘土細工などで先生方からダメだしをくらった(ただ、ペーパーテストにめっぽう強い高嶺を一泡吹かせようとする性悪教師の悪意のこもったテスト内容に動揺して、うまく作られなかった可能性も否めない)。
天才的頭脳を持っている上に心身共に大人びているため、よく読者から高校生だと勘違いされることが多い主人公である。
特に初期は絵柄がややリアル寄りであったことも相まってどう見ても風貌がガタイの良い青年であり、引きこもり中の中学生にはまず見えない。
29巻以降は中学3年生に進級しており、最終回直前でモチノキ第2中学校を卒業。最終回と後日談である番外編では進学先の高校の学ランを着ている。
アンサートーカー(※原作のみ)
ファウード編においては、リオウとの激闘の末にサイフォジオでさえ回復不能なほどの損傷を受けてしまう。心臓が停止し生死の境を彷徨ったが、仲間達の思いを受け復活。覚醒した後、相手の攻撃に対し瞬時に次の動作に対する判断を下すことのできる「答えを出す者(アンサートーカー)」というチート能力を身につける。
ただし先天性の熟練者にあたるデュフォーによれば、この力は未熟かつ不安定なものであった上、常に使用していると脳が持たないほどの負担があるものであった。ファウードでの戦いが終わった数日後には更に能力が不安定になり、意味不明でとにかく理解不能なアホな夢を見た挙句、無意識な形で一時封印されてしまい、日常生活では使用できなくなってしまう。対クリア戦後はデュフォーの特訓により、この能力を自由に引き出せるようになり、バオウを3発ほど連続使用できるほどに心の力も高まった。
パートナーとしての実力
基本的に苦戦することが多いが、主人公補正を差し引いても間違いなく作中最強レベル。
と言うのも、ガッシュと清麿が苦戦するのは、基本的にガッシュが攻撃呪文を覚えない為である。
作中においてガッシュと清磨が使用する呪文は、ファウード編の中盤までは基本的に七つであり、そのうち攻撃に使えるのはザケル、ザケルガ、バオウ・ザケルガ、ラウザルクの四つである。
そのうちの一つであるバオウ・ザケルガは最強の呪文である為、迂闊に放つことができない。
ラウザルクは純粋な意味での攻撃呪文ではなく身体強化呪文であり、正確には『攻撃にも使える』呪文である。
その為、通常戦闘において使用される攻撃呪文はザケルとザケルガの二つのみとなり、如何にガッシュと清磨の手札が少ないかが分かる。
これだけ不利な状況の中で二桁の数の魔物の子を相手に勝利を収めることができたのは、清磨の戦術が優れていたからに他ならない。
逆に言えば、作品終盤前まで清磨の戦術のみで戦い勝利してきたという事になる。
ただし、魔物の子供が強い攻撃呪文を覚えるのに必要な条件として、殺意や憎悪と言った相手を倒したいという強い思いを抱くことが必要なことが作中で明示されている。
そこから言うと、優しい王様を目指すガッシュが強い攻撃呪文(強い憎しみや敵意)を覚えることができないと言うのはごく自然な流れであるとも言える。
そこから言えば清磨は、「強い力」には極力頼らず「仲間の力」と「持てる力」の全てを使って困難を克服するという、ガッシュの目指す「優しい王様」の戦いに相応しい戦い方をしたとも言える。
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ガッシュ・ベル 主人公 中学生 天才 パートナー チート ※中学生です