吉川晃司
きっかわこうじ
概要
現在の所属は株式会社アクセルミュージックエンターテイメント(個人事務所)。同社の代表取締役社長を務める。既婚で、妻との間に子供が一人いる。
1984年2月1日「モニカ」で歌手デビュー。同時に主演映画「すかんぴんウォーク」が公開され、俳優としてもデビューを果たす。
1980年代はアイドル扱いで歌手活動を中心としていたが、90年代以降は本格派のロックミュージシャンとして認知されるようになる。
2000年代からは俳優活動にも力を入れており、数々の映画やドラマ、ミュージカルに出演している。
2020年には「探偵・由利麟太郎」(原作:横溝正史)で連続テレビドラマ初主演を果たした。
人物
体育会系
学生時代は水球選手として活躍した。そのため、男子トイレのマークのような見事な逆三角形体型で、規格外の肩幅の広さを持ち、特注の服でないと着る事が出来ないらしい。友人からは「便所マーク(略して便所)」とあだ名をつけられたほか、「あまちゃん」では彼の写真に向かって天野春子(演:小泉今日子)が「肩幅〜!!」と叫ぶシーンがあり、それ以外にも数々の場で「吉川晃司といえば肩幅」とネタにされている。
デビューから数年は肩パッドをジャケットに過剰に仕込むのが流行した時期でもあったため、逆三角形を通り越しTのようなシルエットであった。
K-1選手でも互角にやり合えるほど喧嘩が強いと言われ、1998年には知人とのトラブルで相手に大怪我を負わせてしまい、傷害容疑で書類送検されたこともある。(示談は成立していた)ただし本人は「いくら芸能界で強いと言われても、プロの格闘家の方が強いに決まってるでしょう」と発言したことがある。
スポーツには関心が強く、2013年8月6日にマツダスタジアムで行われた広島東洋カープ対阪神タイガースの試合前に始球式を行い、5回裏のセレモニーではジョン・レノンの「イマジン」を歌う。
パフォーマンス
氷室京介や布袋寅泰同様デヴィッド・ボウイの影響を濃く受けており、本人と対談もしている。
ライブでは身長を超す高さのシンバルを蹴り上げるハイキックを披露している。部屋にハエが飛んできても多分それで撃ち落す。
ライブの度にシンバルの高さを上げているようで、本人曰く「クソ練習するんじゃけえ」(広島ローカル番組のインタビューより)とのこと。
巻き舌気味の激しい歌い方が特徴。また、デビュー当時はメンズメイクを施してパフォーマンスを披露しており(「目張り」と言われたアイラインや濃いアイシャドーなど)、グラムロックやLAメタルなどの影響が窺われる。
交友関係
80年代アイドルとは交流が深い。また、アン・ルイスとは姉弟のような関係であったという。
若い頃は同い年である尾崎豊、岡村靖幸と3人で仲良く街をほっつき歩いていたという。しかし、尾崎は1992年に26歳で他界、岡村も2度のドラッグ問題で逮捕されている。尾崎の死にあたって、友人代表としてコメントを出しているほか、岡村が逮捕された際にも彼を気遣うコメントをしている。
また、先述の傷害容疑についても、きっかけは(被害者となった)知人が、酔った勢いで尾崎の遺品であるギターを蹴ったことに激昂したためである。
布袋寅泰とも交流があり、1988年にはCOMPLEXを結成したが、結成して1年経つか経たないかの内に、音楽性に亀裂が生じたこと※で関係が悪化、最後は殴り合いにまで発展し解散。
布袋とは20年近く絶縁状態に陥っていたが2000年代後半頃には近所のスーパーマーケットで会っては挨拶する程度には修復していた。
2011年4月28日、朝日新聞の紙面上で東日本大震災への復興を願う為にコンプレックスの再結成を発表した。
※純粋にロック歌手としてライブを重視していた吉川と、活動のコンセプトから楽曲発表後のプロモーションまでトータルプロデュースを意識したショービジネス志向の布袋で意見が合わなかったと本人たちが説明している。