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サッチャー(アズールレーン)の編集履歴

2020-10-17 00:47:19 バージョン

サッチャー(アズールレーン)

さっちゃー

艦船擬人化シューティングゲーム『アズールレーン』に登場するキャラクター

概要

艦船擬人化シューティング・ゲーム『アズールレーン』に登場するキャラクター。

アメリカ海軍駆逐艦サッチャー」を擬人化したもの。


ステータス

内容
名前サッチャー
英語USS Thatcher
中国語撒切尔(sāqiēr・サーチェル)
レアリティR
艦種駆逐
陣営ユニオン
進水日12月6日(1942年)
CV根本流風
イラストLino
入手方法戦力支援、海域ドロップ

その他実装状況

現在の状況
ボイス2018年2月12日のメンテ後に実装
改造なし
常設イベントなし
着せ替えなし
Live2Dなし


キャラクター

基本情報

「サッチャーだよ!わたしとゲームでもしてみない?」


艦船擬人化シューティング・ゲーム『アズールレーン』に登場するキャラクター。配信開始時からいる最初期の駆逐艦。

フレッチャー級駆逐艦の一人であり「リトル・ビーバーズ」(ビーバーズ隊)の一員。セーラー服を基調にした服や帽子、ビーバーズのロゴをあしらった各種艤装などはそれにまつわる共通のものであり、サッチャー以外にもフレッチャーチャールズ・オースバーンオーリックスペンスフートが同じ服を着用している。フレッチャー以外はビーバーズ隊のメンバーである。

名前の由来は米海軍のヘンリー・K・サッチャーから来ており、サッチャー自身もそう発言している。そのため、鉄の女ガスマスクを被ったEMP使いは全くの無関係である。


「戦力支援」にて勲章5枚との交換、また特定の海域にて一定確率でドロップすることから入手難度は低い部類に入る。特に3-4周回における、所謂「赤城・加賀掘り」の副産物として所属するというパターンがとても多い為、無理に入手しようとせずとも普通にプレイしていれば遅かれ早かれお目にかかるだろう。

アズレンサービス開始当初から小型艦建造にて恒常排出するキャラであったが、2020年7月2日に行われたメンテナンスにてヴァンパイアエディンバラフォーチュンと共に建造からの排出は終了した。



主な性格

天真爛漫で軽快な明るい性格で、全体的な幼い顔立ちに加え、立ち絵からも隠しきれない程の「どんないたずらをしてやろう?」という思惑が溢れ出ている女の子。

好奇心旺盛な舌出しウィンクが非常に印象的で、キャラクターの特性そのものがデザインで一瞬で見てとれる。

一人称は「わたし」あるいは「サッチャー」、指揮官のことは「指揮官」と呼ぶ。概ねわたしであるが「自分の行動状況を客観的な捉え方あるいは実況するかのように伝えている場面」においては、自分自身をサッチャーという事がある。


いたずらする事を非常に好み、「指揮官、今日はみんなにどうイタズラしよっかな?ヒッヒッヒッ」と、行動原理が常にいたずらありき。

このセリフもあるように『普段から幅広く色んな子達に思いついたいたずらをしているのだろう』ということが推測される。

この一連のいたずらは「愛のかたち」であると自身が定義しているものであり、愛しているからこそ出てしまう「好きすぎていたずらをしたくなってしまう」という女子に対する男子小学生の心理の様な子供特有の、年相応の様な可愛さを持ち合わせている。しかし、子供っぽいとはいえど、特別イベント「カオスティックハロウィンナイト」では、唐突に巨大なカボチャを爆破させて驚かせ、物を落としたり皆を驚かせるようにいたずらをしていたアバークロンビーに対して「ほどほどにね」と窘める場面が見られた。

「愛のかたち」としていたずらが相手に受け止められていないと感じた場合には自重なり制止を求める程の常識は、それなりに弁えているのかもしれない。(なおスペンス)


いたずらをするキャラといえば、サッチャーやアバークロンビー以外にもサラトガシムス水無月などアズレンだけでも様々なキャラがいるが、特にサッチャーは性的な色があるイタズラをする場合もあるため、他のキャラクターとは毛色が違う事もある(下段『交友関係』で後述)

性的な方面というとそちら側に目が行きがちだが、「夜に敵さんにイタズラするのに使うんだ」という発言もあり、どうやら彼女のいたずらの定義は性的なものから出撃にまつわるものまで幅が広いものに使われているため若干ややこしい。


趣味は明言もなく長らく謎に包まれていたが、アニメ9話にて「ゲームが趣味」である事を匂わせる描写があったため、ゲームが趣味ではないかと推測されている。(下段『アニメ「アズールレーン」』の9話詳細で後述)

過去にはスペンス共に、明石のお店でプラモデルを購入しようとするサッチャーが描かれたクリアファイルが公式で販売されたことがあり、その絵の中でプラモデルに興味を示していたことから、プラモデルがサッチャーの興味のある事の一つとして挙げられる。

プラモデルはアズールレーンのキャラクターの中では比較的メジャーな趣味であり、多数のキャラクターがゲーム内でプラモデルを所持作製している描写があるため、彼女もプラモデルを趣味としているのではないかと憶測の範疇ではあるが考えられている。



指揮官との関係

センシティブな作品

第一に、彼女はれっきとした指揮官ラブ勢である。

前述の通りサッチャーのいたずらは、いたずらという行為の楽しさや面白さ故に行っている、という所以上に、彼女にとっての愛のかたちであり「最高の愛情表現」であるという部分がある。

そのため、指揮官への好感度が知り合いの状態だと「面白さには欠けるが一応いたずらはする」という関係を保ち(好感度の知り合いセリフ参照)、失望に転じると興味を失い、そもそもつまらないと言い放つ(好感度の失望セリフ参照)。

そういうこともあり指揮官にもよくいたずらを行うが、やはりこれはサッチャーなりの愛情表現なのである。暇さえあれば指揮官と遊びたいらしく、遊ぼうよと語りかけてきたり、ボーナスを横取りしようとしたり、届いたメールを隠したりする。可愛いね。


しかし彼女のいたずらは最高の愛情表現であると同時に、彼女はいたずら以外の愛情表現に乏しい。サッチャーはある程度親しくなると「わたしいつもイタズラしたくなっちゃうけど……わたしのこと、嫌いにならないかな……」というセリフを漏らすようになる。

彼女は明るい性格で、いかにも社交性に富んでいそうな物腰でありながら、直接指揮官と面と向かって他の表現やアプローチすらも簡単には変えることが出来ない程、実は不器用な子なのである。


不器用で、恥ずかしがり屋で、そんな面を見せまいとしている行動を行った結果のいたずらという行為だが、ある程度の関係を持った時に「自分の表現が拒絶されるのではないか」「このままでは愛されないのではないか」ということに不安を持つ。

サッチャーは誰よりも「愛情表現と謳ういたずらという方法では一線を超える事は出来ない」(受け入れられない)という事を知っているのかもしれない。

しかしやはり関係を押し進めたい一心で、いたずらと見立てて「わたしはあなたがすきって言ったらどう反応するかな?えへへ、冗談よ~」などという、非常に分かりやすいアプローチをしてきたり、本当に指揮官への愛がとめどないラインまで来るとキスをしてきたりと、「新しい愛情表現」を不器用ながらも、時には突拍子もないと思われるような行動もとりながらも、指揮官への愛を懸命に伝えようとしてくる。心臓がいくつあっても持たない。

是非指揮官各位はサッチャーとケッコンをして、こんなにも不器用ながらも健気に努力をする彼女を支えてほしい。



サッチャーへのいたずら

前述の通りサッチャーのいたずらには性的ないたずらを含む場合もあるが、本人が性的ないたずらをするだけではなく、自分自身が性的ないたずら(サッチャーを秘書艦に選び彼女の特定部をタッチする等)の対象となっても


「ふっふん、触りたいのがここじゃなんいだって知ってるよん~このヘンタイ☆」

「よよ?ここも~一緒に触ってみなぁい?」


……等、まるで誘惑してこれ以上先の関係に行こうとしているかのような、ヘンタイとは言いつつも指揮官の行動を全面的に肯定しているかのような発言を度々行う。

彼女にとってはこれも含めてのいたずらなのかもしれないが、あまりの積極的なアプローチに過呼吸を起こし始める指揮官が後を絶たない。ズブズブな関係である。



艦としての性能

スキル

全弾発射は所属時の時点では解放されておらず、最低でも一度上限突破を行う必要がある。サッチャーの固有スキルは現時点では実装されていない。

スキル名スキルタイプスキル内容
火力全開攻撃(汎用)20秒毎30.0%(最大レベルで60.0%)で発動。10秒間自身の火力が20.0%(最大レベルで40.0%)アップ
全弾発射-フレッチャー級I攻撃(汎用)自身の主砲で15回攻撃する度に、全弾発射-フレッチャー級Iを行う

上限突破

上限突破を行うことによりスキルの習得や能力強化を行うことが出来る。

段階突破内容
初段全弾発射スキル習得/武器補正+2%
二段魚雷装填数+1/開始時魚雷+1/武器補正+3%
三段全弾発射弾幕強化/武器補正+5%


性能

ポテチイーター

「火力全開」という20秒ごとに一定確率で自身の火力を上昇させることが出来る汎用スキルを持つ。

フレッチャー級駆逐艦ということもありフレッチャーのスキル「お姉さん気質」の恩恵を預かれる為、能力を全体的に底上げ出来るキャラである。(フレッチャー級駆逐艦の火力、回避を上げる事の出来るスキル。それ以外にも駆逐艦を支援出来るスキルも持つ)

またレア艦であるため初期の消費燃料が2と非常に低燃費なキャラであり、これの影響で「フレッチャー艦隊」という界隈ではお馴染みの低燃費パーティーの一人として活躍する。


ただ、それ以外の場面におけるサッチャー単体の能力は、特筆すべき箇所が無いくらい駆逐艦としての性能は低めに設定されており(R艦としては最低クラス)、フレッチャー艦隊以外では扱いにくい事に加え、フレッチャー艦隊内でも器用されにくい傾向がある。

例えば、前述した「フレッチャー艦隊」の主な器用目的は「特定海域の周回」である(指揮官の多くの場合であるので推しの場合はこの限りではない)。


周回の主な目的は特定海域に出現するSSR、金設計図などドロップ率が非常に低いキャラクターやアイテムを複数回収するために何度も同じ場所を繰り返し攻略する行為である。

そしてそれらのアイテムはボスを撃破しなければ手に入らない場合がほとんどであり、数百数千と同じ場所を攻略することも珍しくない。

ということから必然的に周回は、いかにして「燃料を抑え」「効率よく攻略し」「目的のアイテムやキャラをドロップさせるか」という事が非常に重要視される。

そのため、フレッチャー艦隊で少数精鋭のパーティーとなると「効率いい低燃費パーティーを組む」という観点に加え、能力的にサッチャーは他のノーマル艦の子ともあまり大差ない事からレア艦よりも燃料効率のよいノーマル艦が採用されることが往々にしてあり、そもそもパーティーから外されるということがある。


ただサッチャーは最初期の艦である所為もあって、レアリティ数に応じてアイテムなどを入手出来る図鑑システムのメンバーにも抜擢されており、『ビーバーズエムブレム』の入手条件である『ビーバーズ隊の最大レアリティ(★数)の合計を17以上にする』に含まれている。

しかも、ビーバーズエムブレムはパーティー全体の駆動力を格段に上げる唯一の装備であり、特に重巡を構成内に入れている指揮官の場合はもはや必須装備と言っても過言ではないレベルである為、最低でも2凸レベル30にするという指揮官はかなり多いだろう。

とはいえ、ある程度の海域までは(10章くらい。11章以降はやや厳しくなる)どのキャラクターを使用しても、レベルさえしっかりあげておけば活躍の機会は大いにあるので「俺はサッチャーが好きだ!」という指揮官は是非彼女を使ってあげよう。もっと言うとケッコンしよう。


2019年9月現在改造は実装されていないキャラクターであるので、言ってしまえばまだまだこれから伸びしろのあるとも言える。改造後の彼女の新たな能力、更なる躍進、未知の領域への彼女に期待が高まらざるを得ない。


類似の性能のキャラクターにジェンキンスラドフォードがいる。サッチャーらと同じくフレッチャー級の艦である。



友好関係

リトル・ビーバーズ

砂浜で戯れている

おそらく公式で一番交流のある艦はビーバーズの面々であり多くの部分はここに集約される。基本設定からはじまり、グッズ等のイラスト、幕間の会話など、登場する人数などにはバラつきはあれど、ビーバーズは集団行動を常にしており、その帰結としてビーバーズ単位で一緒に描かれることが多い。

その中でも特に妹のスペンスとの関係は濃く書かれており、関係が深め。しかしスペンス当の本人はサッチャーのいたずらに振り回され困っている模様。壁紙やグッズのイラストやPVなど、何故かことあるごとに胸を揉まれていたり、他にもいきなり後ろから忍び寄ってみたりして驚かされていたりしている。


そういったスペンス「他の子比べて明らかな過剰反応」をすることを狙ってよくいたずらをしている節もある。

通常のセリフでも「ははは見て見て、スペンスのあの顔、おもしろーい!」と言ってスペンスにいたずらしたりしている為、これらの部分からおそらく日常的に似たような手法で、他の子よりも圧倒的に反応のいいスペンスを驚かせているのだろう、という事が読み取れる。

そのお陰かスペンスと指揮官の会話で、同じくスペンスの姉にあたるオースバーンをサッチャーと比較し「サッチャー姉さんと違って、いつも助けてくれるよ~」などとまで言われる始末である。

ただ、常にいつもスペンスをおもちゃのように扱っているわけでもなく「あの風に出会わなかったらいいけれど」と、台風によって沈没した過去を持つ妹のスペンスの身を、姉として案じたり心配したりする場面もある。


アズレンのファン界隈とかではしばしば誕生日と定義される進水日などの情報を照らし合わせると、サッチャーが1942年12月6日に対してスペンスは同年10月27日であるので、実際はスペンスの方が年上であろうと思われるが何故か「サッチャー姉さん」と呼んでいる

……が、かと思えば、バレンタインの時には「サッチャー」と呼び捨てにしているなど、微妙な設定のズレが見受けられる(2018年から現在に渡り3年連続3回の呼び捨て)。呼称故に姉であることは間違い無さそうでなのであるが、これは何か意味があるか、そもそも運営のミスなのか、という事は特に言及されていないため未だにきちんとした事は分かっていない。どういう意図なのか早く教えて欲しい。


このようにスペンスとの接点が何かと多いが、実際に史実でも転戦中にサッチャーはスペンスと接触事故を起こしており、艦の記憶をもとにキャラクター像を作り出しているアズールレーンとしては、スペンスの話を語る上でサッチャーは切っても切れない関係にある。

その話もアズレン内にてネタにされており戦闘に敗北し、且つサッチャーがMVPを取ると、スペンスと接触事故を起こしそうになる敗北セリフを聞くことが出来る。


スペンス以外では、チャールズ・オースバーンが次いでサッチャーとの交流があり、戦闘の際にサッチャーと一緒に出撃することにより発生するセリフが存在したり、イベントにて任務で共に行動していたりと、普段からの信頼関係を見てとれる。

オーリックに関しては長らく交流の描写や言及が無かったがアニメ6話にて、サッチャーと共に行動している姿が映像として描写された。(下段『アニメ「アズールレーン」』の6話詳細で後述)


またフートは主に「騒がしい」という理由で、サッチャーやスペンスをやや煙たがっている。



フレッチャー級

センシティブな作品お〇さん気質

フレッチャー級駆逐艦ということもあり、同じ級の娘たちとは基本的に交友があると考えられている。バレンタインデーの時は駆逐艦同士でチョコを渡したり貰ったりしている描写もある。

サッチャーはスペンスから「姉さん」と呼ばれているが、スペンスだけでなく他にもブッシュ「サッチャー姉ちゃん」と呼んでいる。

「指揮官はいたずらされると喜ぶ」という悪知恵をブッシュに吹き込んでいるようで、その徹底さと身の振り方は相変わらずであるが、そもそもブッシュの通常のセリフにサッチャーの話題が結構出てくるので、いたずらの件を抜きにしても普通に仲が良いようだ。

しかし、愛情表現を喜んでくれる指揮官に対して「いたずらをするようにブッシュに仕向ける」ということは、つまり……?


フレッチャー級に所属はしているが未だ肝心のフレッチャー本人との会話は確認されていない。



それ以外の関係者

センシティブな作品

現在はまだ関係が薄めだが大鳳翔鶴瑞鶴クリーブランドなどのマリアナ沖海戦など史実にてサッチャーと関わったキャラクターなどとの関係も非常に今後のストーリー展開として期待される。(戦闘開始時に言う「七面鳥」はおそらくマリアナ沖海戦で対峙した瑞鶴のこと)


またアーク・ロイヤルなどの、対駆逐艦への特異なキャラ性を持つキャラクターとの接点も期待されるところではあるが、アニメ6話にて同一シーンでの共演は果たした。

会話自体は無かったものの、鼻血を垂らしているアーク・ロイヤルとサッチャーを含めたビーバーズの面々との共演は、非常にインパクトの強いシーンであった。

ビーバーズの近くにいたということで「ビーバーズを見て鼻血を垂らしていた?」と、とれそうなシーンであったが、前のシーンにてクイーン・エリザベスウォースパイトが全裸で立ち上がっていたため、ビーバーズの近くにいたことは間違いないが、解釈次第では彼女たちを見て鼻血を出した可能性も普通にあるので、これだけでは何とも言えないところがある。(ゲーム内ではアーク・ロイヤルの守備範囲にクイーン・エリザベスが入っている可能性を示唆させる動きがある。詳細は「アーク・ロイヤル」参照)

先生と生徒(駆逐艦)との関係性にあったが今まで邂逅の無かったアマゾンも、アニメ6話にて同一シーンでの共演を果たした。



特殊イベント

アズールレーンは基本的に新しくセリフが追加されることはイベントに出たり改造されたりなどのアプローチによって供給されるが、全艦共通のイベントや期間限定の特別なストーリーにて供給されるというものも中には存在する。



バレンタインデー(2018年)

『この中に一個ビターチョコがあるよ!あっもしかして二個も?あれれ?何個あるかは食べてみないとわからないよね☆』


初めてのバレンタインデーはやはり彼女の代名詞でもある、愛のあるいたずらを全面に押し出したものであった。結局何個入っていたかは定かではないが、彼女ならばロシアンルーレットと託けて全部差し替えかねないと思わせるようなサッチャーとの初のバレンタインであった。

ビターの程度にもよる部分もあるが「そもそもビターチョコがいたずらの範疇に入るのか?」という疑問が残るものの、それはさておきなんて可愛いやつなのだろうと思いながら困った顔をして彼女を喜ばせる指揮官、そんなイタズラで笑顔になるサッチャー、という図らずもほほえましい空間になっている、はずであろう。

「作ってくれた」という愛情表現にプラスして、「いたずらをしてくれる」という愛情表現も入り、指揮官にとっては2倍の愛情で2倍美味しいバレンタインデーとなっている。

また、同じ年のバレンタインデーにてスペンスのチョコレートを入れ換えるという、なかなか迷惑ないたずらも同時に行っている。相変わらず抜かりない



バレンタインデー(2019年)

『この中に一個ビターチョコがあるよ!あれれ?もしかしたら辛いのもある?ふっふっふービターチョコ「は」、一個だけだからね☆』


二度目のバレンタインデーも前年と似たような雰囲気で始まるが、同じいたずらでも前年とは二つの意味で一味違うサプライズを用意してくるところが非常に愛を感じる部分であり、出来る女サッチャーである。

同じ年のバレンタインデーにて「サッチャーのチョコレートにスパイスが入っている」ということをスペンスが告発しており、辛い成分は、つまりそういう事である。

しかしサッチャーが推しである指揮官にとってはただのご褒美であるため、困った顔をしてサッチャーを喜ばせる指揮官という構図は今年も変わらなかったであろう。

ちなみにこの件を受けヘイゼルウッドは、同年のバレンタインにて「私のにはスパイス入っていないよ」と指揮官に念を押していた。



カオスティックハロウィンナイト(2019年)

『なるほどな…エディンバラさんのお菓子を運んでいるのね~』


2019年10月23日に行われたメンテナンス後に始まった、一定の敵艦累計撃墜数を達成するとメンフィスのスキンが手に入る期間限定イベントであるが、そのイベントの幕間にてチャールズ・オースバーン、フレッチャーと共にサッチャーも出演。

メンフィスのハロウィンスキンと時を同じくして、メンテナンス後に新たに実装されたフレッチャー級駆逐艦スモーリーが、エディンバラのハロウィン用お菓子を一人で運んでいる所に現れ、その大きいカボチャとも形容されていた明らかに一人で運ぶには無理のある荷物を、皆で手伝うという流れで話が進み、ストーリーに華を添えた。



バレンタインデー(2020年)

『この中にはサッチャーのイタズラチョコが一個入ってるよ!あれれ?もしかしたら何個も辛いのがあるかも?ふっふっふー、「サッチャーのが」一個ってだけだからね!』


三度目のバレンタンデーも相変わらずイタズラを名目として指揮官にチョコを渡すという格好になったサッチャー。2年前、昨年からさらに進化し、例の辛いチョコのも入りつつ中身は分からないがイタズラチョコを投入するといういつも通りの流れである。だが今回は若干文章が怪文書じみており「チョコではあるし辛いチョコも複数ある可能性があるけどサッチャーのチョコは一つ」という一見するとハテナマークが浮かぶ非常に難解な内容の文章が添えられている。

どのような意図で書かれたものかを解読するのはとても苦慮するが、素直に解読する方向で持っていくならば「複数人でイタズラチョコを作った」とも読み取れる為、「親しい友人、特にビーバーズの面々でイタズラチョコを作ったのではないか?」と推測することが出来そうな文章、ではある。仮にそういうシチュエーションのもと、指揮官へ作られたチョコレートであれば、これほど愛おしいものはないのではないだろうか。

ともあれサッチャーであれば「この文章を含めてイタズラである」と言い出しても感覚的には不思議ではない上、あくまで憶測の範疇でしかない故にそういうものなのだなと言ってしまえばそれまでであるのだが、真相はいかに。



アニメ「アズールレーン」

※この欄にはネタバレを含みます。






さぁ与えよう正義を

アニメ放送前

2019年8月19日にYoutubeにて公開されたコミックマーケット96特別動画にビーバーズとフレッチャーが共に戦うシーンが1秒間ほど入っており、サッチャーもその場面で戦っている(フート除く)。

時間は非常に短かったものの、普段見せているスマイルとはまた違う、戦いの時に見せる真剣な表情でありつつも、やはりとても可愛いサッチャーが拝める非常に貴重な公式供給であった。


2019年9月14~15日、Youtubeで公開された生放送「アズールレーン 2nd Anniversary Fes.」にて、アズールレーンのアニメ映像PVが先行公開された際、ビーバーズ隊と共にキャラクターとして動くサッチャーが確認された。

この場面ではスペンスの後ろから胸を揉むという普段のゲーム内で展開をしているいつも通りのシーンであった。


1話

1話はYouTubeにて先行公開されたPVに登場していたシーンと同じシーンの登場が殆どであり、根本氏による声の出演も特に無かったものの、ユニコーン達がユーちゃんを探している時どこにいったかを聞かれたり、重桜陣営(主に加賀)と対峙の際に戦闘へ参加したりと、サッチャーはユニオン陣営の一員としてビーバーズの面々と共に登場を果たす。

PVには無かった角度で映っていたり、映像時間がやや長かったり、PVでは本来見切れていた部分に映っていた所もあったためPVしか観ていない指揮官はチェックしよう。


2話

2話では1話あらすじ内にて1話の映像と共にわずかに登場。そしてその後戦闘を終え、全艦が引き上げ準備にいそしむ最中、ビーバーズと共に上着を一枚羽織り飲み物を飲みつつ、つかの間の休息に耽るサッチャーの姿が確認された。

後編ではホーネットハムマンエンタープライズジャベリンその他多数が、重桜陣営(瑞鶴翔鶴)や鉄血陣営(プリンツ・オイゲン)と衝突しているが、ビーバーズ及びサッチャーの姿は確認されなかった(待機している艦は複数確認されているのでおそらくサッチャーも基地で待機していると推測される)。


6話

6話は前半から後半にかけて様々な場所に登場し、日常回の賑やかさを演出した。同行していたメンバーは基本的にビーバーズのメンバーだけではあったが、普段の生活でビーバーズとの面々と仲良く遊んでいる様子を垣間見ることの出来る非常に貴重な回と言える。その貴重さを特に象徴する点として、「長らく交流の描写や言及が無かったオーリックとの交流」が挙げられる。

彼女はリトル・ビーバーズとしてサッチャーと同系統のフレッチャー級駆逐艦であり、接点としてはそれなりに近く、オーリックを秘書官にした時に登場する「オーリックはリトル・ビーバーズのみんなが大好き!」というセリフからも分かるように、少なくとも関係は良好であるという事は予想出来ていたが、これまでオーリックからも、そしてサッチャーからも肝心の両者についての発言が無く、初登場以降も特段言及されることが無かった。

一緒くたにされがちな「ビーバーズ単位としての行動」ではなく「サッチャー(とスペンス)個人と共に行動し、遊んだり談笑したりしている様子が度々映像として映し出されていた」という、対象へのアプローチが行動や登場で明確に示されたのはアニメ6話が初めてである。

更に後半のパートでは上記のメンバーにプラスして、アマゾンと共に行動しているシーンもあった。アニメ内にてフートと一緒に描かれるシーンはそこそこにあったが、彼女は先生、駆逐艦は生徒という立場上、ビーバーズ全体と師弟のような交友関係があってもおかしくないはずだろう。アズレンの設定に担任などの概念があるかどうかはさておき、今後の発展に期待が高まる内容であったのは間違いない。

なお、ビーバーズのメンバーとフレッチャーとが共に入浴していたシーンは、以前ゲーム内にてロード画面用に公開されていたイラストをアニメとして再現したシーンである。ロード画面の時は背景に魚雷を持ったウィリアム・D・ポーターがいたが、アニメでは鼻血を出しているアーク・ロイヤル、髪を洗っている後ろ向きのセントルイスヘレナが描かれている。

また入浴シーンでは1シーンのみ、サッチャーの髪の色が黄色になっているシーンがあるが、これはおそらく単なる作画ミスである。サッチャー以外にもチャールズ・オースバーンが薄紫、スペンスが緑に髪の色が変わっている。


前半の総集編

6話と7話の間の総集編では、1話で戦闘していた時の2シーンほどが映像として使用されていた、秒数にして2秒ほどである。総集編ということもありサッチャーに限らず、この回はどの艦も新規で登場したシーンは無かった。


9話

9話は前半のジャベリンやラフィーが、綾波を案内しているシーンにて、リトル・ビーバーズの一員として登場する。綾波の健闘をビーバーズ全員で称えていたシーンであったが、このシーンで今まで背景に徹していたサッチャーが初めてアニメ内にてしゃべるという指揮官が待ちに待った回でもあった。サッチャーの新規ボイスはアプリ内でボイス実装された2018年2月12日以来、約1年10ヶ月ぶりである。

また、この回は趣味らしい趣味が無く明言されていなかったサッチャーが、初めてそれらしい趣味の話をした回でもある。

「ゲーム」という単語はアプリ内にて時々出ては来ていたが、ゲームを実際にやっているような描写やゲームが好きであるという旨の発言は全く無く、出撃などをする事に掛け合わせて「ゲーム」という単語を使いがちであったため、テレビゲームなどの実際にプレイするゲームを本当に指しているかどうかも甚だ怪しい状態であったが、アニメ9話にて綾波へ対し「ゲームで遊ぼう」という発言をしたことによって「サッチャーの言っているゲームは本当にゲームなのである」という、微妙な言葉のニュアンスの違いではあるが、きちんと発言の補完と再確認を行えた回でもあった。

アニメに関してはビーバーズと共にこれ以降の登場はなく終わった。



人気投票・総選挙

結果備考
2017年34位(Aブロック)各ブロック36名。上位3名×4ブロックで決勝戦
2019年314位(予選)、70位(復活戦)予選327名、復活戦177名

2017年は殿堂入りを果たしたエンタープライズをはじめ、サンディエゴ明石高雄ロングアイランド翔鶴などのアズールレーンの看板ともいえる人気キャラクターひしめき合うAブロックに、スペンスと共に配置。

始めはグループ2位まで順位を上げるなど強敵を相手に一時的に善戦するものの、最終的には枠に届かず、惜しくもそのまま落選した。


2019年は綾波エンタープライズベルファストを除いた327名の総当たり戦で上位150名がグループ戦に進出するシステムであったが、サッチャーは残念ながら314位で落選し、敗退した177名で残りの枠を争う予選復活戦に移った。

予選復活戦では初日こそ下位に沈んでいたが、日を追うごとにじわじわと順位を上げ、70位で全日程を終えた。予選で勝ち抜いた150名を加えるとサッチャーは実質全体の220位であり、とてつもない大躍進を遂げたといえる。予選300位以下の事実上の最下位グループから復活戦で2桁順位まで登り詰めたのはオマハ(予選309位→復活戦86位)、サッチャーだけである。

またビーバーズの面々も復活戦に全員参戦しており、今回その中で一番高い順位がサッチャーであった。アズレン開始3年目にして初である。



余談・小ネタなど

よくある誤認ネタ

戦闘ローディング画面にてゲージと共に画面の端から端へ移動するキャラクターや、ドッグ等にてキャラ画像を読み込んでいる段階で「UNKNOWN」として表示される影絵の元のキャラクターが、しばしばサッチャーと誤認されることがあるが、ウィリアム・D・ポーターという別のキャラクターである。

プレイアブルとしては実装されていないが最初期から存在は確認されており、服装がビーバーズの共通衣装かつ、髪の色がサッチャーと酷似していることもあってサッチャーと非常に間違えられやすい。大きな違いとして、髪型がサッチャーはポニーテールなのに対して、ウィリアムはショートカットである点が挙げられる。

その他にも眼の形がサッチャーはなだらかな曲線を描いているのに対し、ウィリアムはややつり目気味の表情であったり、髪の色もサッチャーはブルーグリーン寄りの薄い青色の髪であるが、ウィリアムはバイオレット寄りの薄い青色の髪であったりと、微妙な差異ではあるが見分けれるポイントがいくつかある。

また、ウィリアムは元となっている史実の艦の影響か常に魚雷を持ち歩いているので、その部分でもサッチャーとの違いを見出だすことが出来る。


名前の語源

サッチャーという名前の語源は「茅葺く」を意味する英語の「Thatch」から派生した「Thatcher」で、いわゆる「茅葺き屋根職人」のこと。日本でもよくある「自国より古くからある職業がそのまま姓名になった」タイプの、英国米国においてはごく一般的な姓である。

その名前の語感から頭文字がSの単語と勘違いしがちだが頭文字はTである。



元ネタ

無題

アメリカ海軍のフレッチャー級駆逐艦「サッチャー」が元ネタとなっている。

駆逐艦サッチャーそのものの詳細は「サッチャー」の欄を要参照


日付備考
起工1942年6月20日バス鉄工所にて起工
進水1942年12月6日ブルドックと同じ日の進水
就役1943年2月10日チャールズ・オースバーンよりも早い就役
退役1945年11月18日1945年5月20日、7月19日に特攻隊の攻撃により損傷
除籍1945年12月5日回航したものの修理は行われなかった
売却1948年1月23日その後、解体


関連タグ

キャラクター

関連内容
フレッチャーフレッチャー級駆逐艦。実姉でありフレッチャー級の長女
チャールズ・オースバーンフレッチャー級駆逐艦。リトル・ビーバーズのメンバー。ビーバーズ隊長
スペンスフレッチャー級駆逐艦。リトル・ビーバーズのメンバー。実妹
オーリックフレッチャー級駆逐艦。リトル・ビーバーズのメンバー
フートフレッチャー級駆逐艦。リトル・ビーバーズのメンバー
ジェンキンスフレッチャー級駆逐艦。サッチャーの性能と類似する艦
ラドフォードフレッチャー級駆逐艦。サッチャーの性能と類似する艦
ブッシュフレッチャー級駆逐艦。実妹
ヘイゼルウッドフレッチャー級駆逐艦。交流を漂わせる発言有り
スモーリーフレッチャー級駆逐艦。カオスティックハロウィンナイトで初共演
アーク・ロイヤルロイヤル所属の航空母艦。アニメ6話で初共演。彼女の性癖も相俟って今後の邂逅が期待されている
アマゾンロイヤル所属の駆逐艦。アニメ6話で初共演。先生との関係も相俟って今後の邂逅が期待されている
ウィリアム・D・ポーターフレッチャー級駆逐艦。しばしばサッチャーと誤認される

所属・その他

ユニオン(アズールレーン)

フレッチャー級

リトル・ビーバーズ

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