概要
山梨県身延町(2004年までは下部(しもべ)町)の常葉(ときわ)地区の丘にある小規模な男女共学の公立高校である。学校名の由来である本栖湖は常葉地区から道なりで約20km、車で約30分(しかも途中には、作品第1話冒頭で志摩リンがキャンプ場まで必死に自転車を漕いでいた通称「甲州いろは坂」という難所がある。)の場所であり、本来なら常葉高校または下部高校であるが、作品の性質上本栖が望ましいことからこの名前になっている。ちなみに身延高校は町内の別の場所に実在するため、この名前も使用を避けている。
本栖高校の部への昇格条件は「部員が4名いること」で、野外活動サークルは現在3名(部長の大垣千明と部員の各務原なでしこ、犬山あおい)のため、非公認の同好会という扱いである(但し鳥羽美波が顧問に就いたため、実質部として活動している)。この他、大町先生が顧問を勤める登山部があるが、毎年富士登山を行なうなどかなりガチな部活を行なっている。
モデル地
モデルとなっているのはかつて身延町立下部中学校・下部小学校があった場所である。下部中学校は2016年、下部小学校は2017年にそれぞれ廃校となったが、校舎や体育館は取り壊されずに現在も残っている。
2018年に放送されたテレビアニメでは学校までの道のりが再現されているが、校舎はオリジナルのものに差し替えられており、「本栖高校がある場所」という扱いであった。しかし2020年に放送されたテレビドラマではロケ地として下部中学校・下部小学校の校舎をそのまま使用。図書館や野外活動サークルの部室も校舎内に再現されたため、校舎も聖地として含まれることになった。
普段は校舎は閉鎖されているため関係者以外はむやみに立ち入ってはならない(グラウンドまでは入ることができる場合もあるが町有地であり、町民が使用している事もあるため、聖地巡礼の際は細心の注意を払うこと。)が、稀にゆるキャン△関連のイベントが開催され、その時は旧校舎内も開放され、図書館や野外活動サークルの部室も見学することができる。
最寄駅は身延線甲斐常葉駅で、そこから徒歩15分である。駅から本栖高校へは順路を示す看板が設置されているため、その通りに行けばよい。甲斐常葉駅は特急ふじかわが通過するため、普通列車で行くか静岡方面からの場合は身延駅まで特急、そこからは普通列車へ乗り換えて向かう事をお勧めする。
車で来る場合は本栖高校への坂道入口の近くにある常幸院の駐車場が利用可能である。「イベント等で許可されている場合を除き、本栖高校まで車で乗り入れない事」と「常幸院の好意で駐車場を提供してもらっているのでトラブルを起こさない事」を厳守してほしい。
制服
公式
制服は冬服のみ登場し、女子生徒はセーラー服風のスクールカーディガンとなっている。男子生徒は作品にあまり出てこないが、アニメ第一話エンディングで青ネクタイのブレザーであることが確認されている。
山間部で冬は日差しがささらずかなり寒いため、登下校用に学校指定の紺色のコートもある。
野外活動用にジャージもあり、深紅色に白のラインが入っている(色は男女共通であるが、学年別に色が異なるかは不明)。
非公式
作品の季節が冬中心のため夏服は登場していないが、冬服同様セーラー服であることが推測され、pixiv内で夏服のイメージが投稿されている。
なお、山梨の公立高校はブレザー化が進んでおり、本栖高校の女子生徒の制服がブレザーになった場合のイメージ画像も投稿されている。
関連項目
豊郷小学校:けいおん!の舞台である桜が丘高校のモデル。旧校舎が文化財に指定され、建屋内にけいおん!の音楽室が再現されている。ちなみにゆるキャン△とけいおん!は同じまんがタイムきらら系列の作品である。