エロRPG
えろあーるぴーじー
性的な描写に特化したRPGのこと。
概要
- 広義においては、性的な意味での18禁要素(または15禁)を含む、或いはそれがメインのRPG(ロールプレイングゲーム)全般を指す。所謂コンピュータゲームとしてのRPGだけでなく、その源流であるTRPGにおいてもR-18のゲームシステムは存在する。
- 上記の1を前提として、フリー・有料・企業・同人を問わず提供されているPCでプレイするタイプの所謂エロゲを指すことが多く、ネット上での匿名掲示板や各種コミュニティなどでも専用のまとめやwiki、スレッドなどが数多く存在する。
2011年頃から急速にRPGツクール等を用いて作られるエロRPGの販売数が増え、DLsiteやFANZAで同人市場の一大ジャンルを形成するに至っているため、現在はもっぱら2の意味で用いられることが多い。
ゲーム内容
エロRPG総数の増大により内容は多様化しているが、傾向としていくつかの類型は見られる。
男主人公のエロRPG
- 男主人公モノは、女性とパーティを組んで親密になっていくタイプのものや、女性が敵として登場して戦闘によって性的なイベントに発展するタイプのものなどがある。これら両方を同時に満たす作品も存在する。
- パーティを組むタイプのものは、ADV系のエロゲをRPGに組み込んだような中身のものが多い。冒険を通じてパーティの女性と親密になっていき、純愛のイベントに発展していく。
- 女性が敵として登場するタイプのものは、戦闘に勝利することで女性を陵辱できたり、主人公が受け身であれば戦闘中や敗北後に逆セクハラや逆レイプをされたりする。モンスター娘が敵となるものも良く見られる。
- ランスシリーズが完結してからは、こちらのタイプも多く作られるようになっていった。
女主人公のエロRPG
- 女主人公を操作し、街でクエストを受ける、戦闘で敗北する、などの条件によって性的なイベントが起るというのが最も良く見られるエロRPGの類型である。また、作品によっては以下に列記するような趣向が凝らされている。
- 敗北時に限らず、戦闘の中でシームレスにセクハラを受けたり犯されたりする。相手は主に戦闘で戦うスライムや触手、オークなどのモンスターや盗賊など。主人公が性的快感を得たり絶頂することで能力が強化、あるいは弱体化される。
- 防具の着せ替えやダメージの蓄積による立ち絵の変化がある。防具は普通の衣服、かわいい衣装、エロ衣装など様々。防具を全て外すと全裸になる。
- 経験回数や淫乱度といったエロステータスがある。
- エロトラップダンジョンがある。
- 町では金を稼ぐ手段として売春があったり、宿屋や銭湯でラッキースケベまたは襲われるなどのイベントがある。
- 自室などベッドのある場所で自慰ができる。
- 処女クリアできるゲームもある。
- 同人のエロRPGは基本的にこちらが主流だった。
女性向けのエロRPG
- 主人公(男女問わず)が不特定多数の相手と行為に及ぶことは少なく、仲間や顔見知りの青年とする。稀に名無しのクズモブが主人公と仲間に迷惑をかけようとしたり、クズモブ同士で問題を起こしたりする。
- 男女両方のキャラが立っているか、仲間の男の顔が見えて主人公のみ顔が見えない(後者のほうが量産に向いている)。「キャラ立て」「人間関係」「ストーリー性」が重要視されており、「お互いの顔が頻繁に見える」「お互いが頻繁に名前を呼び合う」といった描写がされる。主人公に自己投影するも良し、主人公と相手を傍観するも良し。
- 乙女ゲームの女主人公のキャラを立たせ、恋愛以外の本筋(ADV、PZL、ボス退治など)を持たせ、乙女ゲームにそっくりなシチュエーションが演出されるもの。女主人公のエロRPGに似ているが、女主人公がドラクエ主人公のようなありがちなタイプ(背が低くて胸が大きすぎず、少年~マネキンのような体型で受け身であるなど)であり、主人公の親友、ライバル、恋人のほうがキャラが濃い場合が多い。全年齢向けでも同様の描き方がされる。
- 男性向けとの境界線が曖昧なものもあるが、エロゲ主人公に相当する男性キャラが一切存在せず、女主人公かカメラマンがそのポジションになっている。
エロ(巨乳、エロ衣装、触手など)の要素が強くなると男性向け寄り、夢(目の毒になるものが出ず、愛憎やホラーが重視されている)の要素が強くなると女性向け寄りになるようである。