概要
空想特撮TV番組『ウルトラマンタロウ』第43話「怪獣を塩漬にしろ!」に登場する怪獣。
スペック | 別名 | 身長 | 体重 | 出身地 |
---|---|---|---|---|
食いしん坊怪獣 | 2.5メートル~61メートル | 80キログラム~3万トン | 宇宙 |
正体不明の宇宙人により、地球のビタミンCを奪う為に送り込まれた怪獣。なお宇宙人のほうは冒頭でZATにより宇宙船を撃墜されており、怪獣は置き土産として地球に遺されたもの。
- モットクレロンと言う名前
- 目的はビタミンC強奪→野菜食べまくり
- 鳴き声は「モットー」
- 武器は口から出す青臭くて緑色の液体「クレクレアタック」(スプレー状のもある)
- 尻から臭いガスを出す
と、「こいつはウルトラマンタロウの怪獣だろ」と言われて至極当然な設定のかたまりで、ピッコロ・パンドラ・モチロン・ベロン・オルフィ・ガラキングらと並ぶ、ウルトラマンタロウらしさを体現した怪獣。
帯番組『ウルトラ怪獣大図鑑』ではモチロンとベロンと共に大食い大飲み怪獣として紹介された(一体をオニオンにしてもいい気がするが、それだけタロウの世界観は強烈ということか)。
怪獣図鑑では一度にキャベツ500個、みかん3000個を平らげるとされる。
元々は卵の状態で地球に送り込まれ、実家は八百屋だが野菜が大嫌いと言う武志少年(演:矢崎知紀)に拾われる。
孵化後は武志少年に「モットー、モットー」とエサをねだり、武志少年からモットクレロンと名づけられた。
売り物の野菜をたらふく食ってもモットクレロンの食欲は収まらず、そのあまりの急成長ぶりに部屋で飼えなくなった為、武志少年はモットクレロンを洞窟に移してエサの野菜を与え続けた。
しかし、武志少年が持ってくる野菜で足りなくなったモットクレロンは、洞窟から出てトラックを襲って野菜泥棒を働くようになり、さらに体は巨大化した。
死んだ母親が星になっていると考えた武志少年は、モットクレロンを育てていつかは母親のところまで連れて行ってほしいと考えていたが、父親に諭され自分がやってしまった事に気づいた後は、父子で協力して店の野菜をばらまいてモットクレロンを誘導。やってきたモットクレロンに包丁をつきたてて攻撃するも、当然のように倒す事はできなかった。
武志少年の危機に、東光太郎は「タロウ!」の声と共に(何気に今回の初台詞)ウルトラマンタロウに変身する。
モットクレロンが口から放つ「クレクレアタック」に苦戦し、全身青汁まみれな状態にされたウルトラマンタロウだったが、
モットクレロンに塩を浴びせ、さらに樽(に見立てた巨大タンク)の中につけこんで塩漬けにして小さくする
と言う珍妙な作戦を実行。結果、溜めこんだ野菜エネルギーを抜き取られたモットクレロンは小さくなり、武志少年からプレゼントされた大根を持って、ウルトラマンタロウにより宇宙に返された(なお、その後モットクレロンを地球に送り込んだ宇宙人に無事回収されたかどうかは不明である)。
ちなみにこの回。森山いずみ隊員が登場しない……
というよりもZATの出番よりも武志少年父子とモットクレロンのほうが出番が多い。
ウルトラ怪獣擬人化計画
デザイン担当はガーディーやメフィラス星人も手掛けたハル犬氏。
野菜ばかりを食べていた原作の設定を反映してか、両手いっぱいに野菜を持ち、さらに背中に背負っている籠にまで野菜がたっぷり入っている。
余談
『ウルトラマンSTORY0』では暗黒宇宙の小型怪獣として登場。星間連合のナックル星人が作った怪獣牧場でブラックキングのエサとして放牧されていた。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO』第8話ではザラブ星人がオキ隊員をレイオニクスだと勘違いした際に、想像の中でなぜかオキが召喚しようとしていた。
『ウルトラマンオーブ』では当初、ルナチクスの着ぐるみを改造してモットクレロンが登場する予定だったという裏話があるが真相は不明。
関連タグ
ファントン星人:ウルトラマンメビウス小説版で宇宙船がモットクレロンに襲われている。
サイコキノ星人:前記のファントン星人の宇宙船襲来時にモットクレロンを撃退した。
オニオン:こちらは果物が好物。