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カイエン公爵の編集履歴

2020/11/22 13:21:42 版

編集者:satokot

編集内容:ルーファス・[[ユーシス>ユーシス・アルバレア]]の父

カイエン公爵ことクロワール・ド・カイエン公爵は英雄伝説閃の軌跡』に登場するキャラクターである。

CV:島田敏

概要

閃の軌跡以前

エレボニア帝国西部・ラマール州を治めるカイエン公爵家当主。

七曜歴1196年(『閃の軌跡』の物語の8年前)、兄であり実質公爵家の次代と定められていたアルフレド・カイエン(ミュゼの実父)が妻ともども海難事故で死亡したため、その弟であるクロワールが次代公爵家当主に推される。

その後公爵を襲爵し、カイエン公爵家当主となるが、この折に兄・アルフレドの遺児となったミュゼを脅威の存在とみなして母方であるイーグレット伯爵家に養女として向かわせた挙句、兄の死の3年後には帝都の聖アストライア女学院に幼少の身ながら幽閉させた。

この間にも暗躍を続け、クロウヴィータを援助し、《帝国解放戦線》の結成を後押しするほか、海都・オルディスの地下に眠る《蒼の騎神》・オルディーネの試練と入手にも手を貸す。

また、ルーレ工科大学のシュミット博士に新兵器・機甲兵の開発を依頼し、この際にクロウが入手したオルディーネの情報をシュミットに提供されるよう取り計らったうえで、機甲兵の用意を始めるとともに、戦艦パンタグリュエルを建造して来たる内戦の準備を密かに進めた。

閃の軌跡・閃の軌跡Ⅱ

ゲームに初登場したのは『閃の軌跡』で、 バリアハートへ行く道すがらレグラムのアルゼイド子爵を訪ねるところをリィン・シュバルツァーラウラと会う。この時にヴィクターを貴族派加入に勧誘するとともに、正規軍への教練を止めるよう釘を刺した。

そして終盤、クロウの放った銃弾がオズボーン宰相を貫いた後で内戦を勃発。『閃の軌跡Ⅱ』序盤、クロワールは貴族連合軍主宰として、右腕に貴族連合軍総参謀となったルーファスの働きもあって内戦を優勢に進め、エレボニア帝国領内を次々と手中に収める。

また、皇帝・皇妃・皇女アルフィンや帝都知事、さらにはリィンの妹・エリゼ・シュバルツァーを誘拐・幽閉した上で《灰の騎神》の乗り手となったリィンを味方に引き入れることを画策し、パンタグリュエルに半ば強制的に招き、

オズボーンのやり方があまりに理不尽だったから自分たちが事を起こしたのだ

と訴え、懐柔と加入の強要を図った。

リィンがこれに応じなかったことや、ルーファスの諫言、そして配下に集った者、とりわけクロウやヴィータが「お叱りは私が受ける」と言いあっさりとリィンを士官学院側に返したことから、少しずつ狂いが生じる。

一方で皇女アルフィンをパンタグリュエルに乗せて「貴族連合軍の象徴」として従軍慰安を強要させるほか、皇太子セドリックは帝都地下に眠る《緋の騎神》の起動者とすべく拉致・強要させる非道も見せた。

アルフィンやセドリックに対しての虐待ともいえる行動の根底は、実のところ、カイエン公爵家には250年前の《獅子戦役》で現在の皇帝家の祖先たるドライケルス第三皇子に敗れて後に《偽帝》として伝わったオルトロス・ライゼ・アルノール第四皇子を祖先としており、クロワール自身の真の目的は皇族への復讐と自身がエレボニア帝国の支配者になることであった。

後半にかけてクロワールが貴族連合でも強硬的、かつ帝国の実権を簒奪するのが目的だったのに対し、四大名門でも

ハイアームズ侯爵パトリックの父)- 元より穏健派かつ領内の混乱を収拾するため深く関与せず。

ログナー侯爵(アンゼリカの父) - その弟のハイデルこそクロワールに感化してラインフォルト社の重役として多く手を貸してくれたが、元々兄・姪と不仲だったことが災いしてハイデルがイリーナ社長に叩きのめされた上で兄・ゲルハルトの英断で早々に貴族連合軍を離脱。

と、2侯爵家からは縁を切られた挙句、同類とされたアルバレア公爵(ルーファス・ユーシスの父)に至っては、リィンの故郷ユミルを独断で襲撃・フィオナ・クレイグ(エリオットの姉)誘拐および殺人未遂・そして独断で領内の町ケルディックを焼討するなど、蛮行を犯すこと多々でついにはクロワール・ルーファスによって連合から除名。ユーシスらⅦ組によって捕縛されるなど、段々と連合軍にヒビが入ってくる。

そして最終決戦、バルフレイム宮を「煌魔城」と変貌、皇太子セドリックを《緋の騎神》に取り込ませてⅦ組に襲い掛からせる。

最後はセドリックを助け出され、野望のすべてをリィンたちに打ち砕かれてもなおリィンたちの間隙をぬってセドリックの喉元に刃を突き付けて人質にとって抵抗するものの、この蛮行に対してヴィータが激昂、あわや殺されかけるという場面となるがそこにルーファスが登場する。クロワールは「助けに来てくれたのか」と心躍るが、ルーファスは

民の言葉を借りるが、寝言は寝てから言うがいい。

最後はアルティナの戦術殻・クラウ=ソラスの一撃によって拘束され、正体を明かしたルーファスと生存していたオズボーンの参上により事の真相・全てはオズボーンの指示を受けたルーファスにより貴族勢力を削ぐのが目的と告げられ、野望を完全に打ち砕かれる。

その後

貴族連合軍主宰としての内乱および国家反逆罪・セドリックを人質にとったことの不敬罪の現行犯・さらにはクロスベル事変に際してクロスベル独立国ディーター大統領と共謀してガレリア要塞を破壊した外患罪と多くの罪で逮捕され、『閃の軌跡Ⅲ』開始時点では拘留が続いていたが、前述の内戦中に帝都を占領して皇帝・皇妃・皇女を幽閉したことが決め手となり、無期懲役の判決を言い渡された。

公爵家こそ取り潰しは免れたが、その後領地のラマール州はクロワールの叔父であるバラッド侯爵>が暫定統治するものの、本人のあまりの不甲斐なさもあり、その後領邦会議において次代当主は皮肉にもかつて遠ざけていた自身の姪であるミルディーヌが推されることとなった。

人物

カイエン公爵家はゼムリア大陸近隣諸国を凌駕する財力を持っていたことがうかがえ、クロワール自身はそれに見合った派手さと豪奢さを好み、見た目は優男という風貌をしている。飄々としたつかみどころのない人物で、ヴィクターや《灰の騎神》の乗り手となったリィンのような潜在的な敵対者を懐柔して取り込もうとするしたたかさも持っていた。

しかしながら、海都オルディスの公爵家御用達の職人からは悪しざまに罵られているなど人心の低さは確かな上、自ら手を汚すことを嫌う黒幕タイプの典型らしく、普通ならばラスボスと君臨すべき立場でありながら自ら武器をとって戦うことを最後まで行わなかった。

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2020/11/22 13:21:42 版

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