『忍者と極道』のガムテ
破壊の八極道の1人。
未成年犯罪者(いわゆる触法少年)だけで構成された暗殺集団「割れた子供達(グラス・チルドレン)」の首魁。
顔中に貼ったガムテープは割れた子供達のトレードマーク的なファッションであり、普段は画像のように髪をツインテールにしている。出入りの際にはジャージの上からボロボロのプリーツスカートを着用する。
高校生くらいの小柄な少年であるが性格は残虐無比で、「殺人(コロシ)の王子様」の異名を持つ殺し屋。
幼稚かつ軽率で短気というつける薬の無いバカであるが、戦いにおいては高い集中力と優れた直感を見せる。子ども扱いされるとすぐさま相手を殺傷してしまう上、味方であっても面識が無ければその死を愚弄するなど、命の価値がわからない幼児がそのまま成長したに等しいサイコ。
最も、そういう破綻しきった人格なのは彼に限った話ではなく、割れた子供達は全体的にそんな感じであり、中でも一際イカれているガムテはそうした割れた子供達にとっては「こいつよりはマシ」「こいつなら信頼できる」というある種の信頼を得ている。
幼い頃に実母が育児ノイローゼを起こして激しい虐待を受けたため、窒息などに耐性を有する。その母は既に亡くなっているのだが、上記の反動で病的なマザコンになってしまっている。
殺人嗜好症の狂人であり、匕首を柄尻で固定した双刃刀「Wドスドス」を使用する。
超人的な「殺し」の技量により、ミサイル並みの威力がある暗刃の衝撃すらも受け流すことが可能。(勿論「地獄の回数券」服用時)
極道技巧は【疒】<やまいだれ>。相手の腹部を刺し、肝臓を少し切ってずらしてつなげることで、意図的に相手を肝臓癌末期状態にしてしまう。
カブチカ炎上においては胸を刺され瀕死の重傷を負っていた祭下陽日を、殺島飛露鬼と共に襲撃して殺害。その折にきわみの前で側近・夢澤恒星の死を愚弄したため、追っ手(主人公・多仲忍者、以下しのは)に差し向けられる。しのはとの戦いで右目を切り落すも同時に左手首を切断され、きわみの爆破テロに巻き込まれてしまう。「地獄の回数券」により事なきを得たが、きわみからの酷薄な扱いを怨み、きわみへの復讐を誓う。
その後、きわみを倒すための修行として聖華天の帝都高大爆走に加担した。
その正体は意外な人物であった。