「想いを伝えれば、ちゃんと解ってくれますから。」
CV:早見沙織
概要
本作ヒロインの一人。眼鏡と三つ編みが印象的な帝国の辺境出身の奨学生である。
面倒見のいい委員長として、身分に関係なくクラス全員から信頼されている。
全体的にスタイルの良いメンバーが揃ったⅦ組メンバーの中でも随一の巨乳であり、そのためよくフィーやミリアムに茶化され、本人も気にしているようである。
閃の軌跡
平民出身で実家も裕福ではないが、高等教育には興味があったため、奨学金制度が充実していたトールズ士官学院を目指して見事トップの成績で入学した。祖母に教わったハーブの知識が豊富で、古い伝承やおまじないなどにも詳しいようである(後述)。治癒や鍵の開錠に使った力は最初こそ「本で読んだ」などとごまかしていたが、レグラムでの実習では開き直っているとも取れる態度だった。
学院では文芸部に入部するが、文芸部の部長が度々そっちの道へと引き込もうとしてくることに頭を悩ませている。
学園祭のライブでは女子のボーカルを担当。決まった当初は大勢の人前に立つこととそこそこ高い露出度の衣装を着ることに躊躇していたものの、途中から半ば自棄になって練習に臨み、見事にやり遂げている。
同じ寮のリィン・シュバルツァーやアリサ・ラインフォルトたちに内緒でセリーヌという黒猫を飼っている。
総じて多くの謎を抱えているが、その素性は「閃」本編ではあまり明かされなかった。
性能
アーツ主体で戦うキャラであり、クローゼやティオ同様、ライン一直線タイプだがメイン属性はオリビエと同じ「幻」属性。Sクラフトの習得がメインメンバーの中で最も遅いが、その分威力、範囲は最強クラス。その演出は過去の軌跡シリーズのとあるアーツとよく似ている。
閃の軌跡Ⅱ
レグラムにおいてラウラと共に合流した際、自身の正体を明かす。
魔女の一族である《魔女の眷属》(ヘクセンブリード)の末裔であり、セリーヌは使い魔であった。ヴィータ・クロチルダは姉弟子に当たり「姉さん」と呼んでいる。士官学院に入学したのは、旧校舎の地下に封印されていた「巨いなる力」の行く末を見守る使命を帯びていたためである。
その正体を知りつつも何も警告できずⅦ組メンバー達を戦いに巻き込んでしまった事に負い目を感じていたが、リィンの励ましを受けて再びⅦ組メンバー達と共に行く事を選んだ。やがて共に戦っていく内に、与えられた使命のためではなく自分だけの道を歩みたいと思うようになる。
閃の軌跡Ⅲ
第二分校のクロスベル遠征の際、鬼の力が暴走しかけたリィンを助ける形で登場する。
トールズ士官学院を卒業した後、故郷で長・かつ自身が祖母と呼ぶ緋のローゼリアから秘術や帝国にまつわる歴史などを学び、クロチルダの行方を追いつつ、古の時代に魔女と地精が築いたとされる場所を探して旅をしていた。ストーリー中盤にて、リィンが前作で得た力を取り戻すためにペンダントを渡す。リィンからはそのお礼としてコンタクトレンズを渡されかけたが、とある理由で直前になりリィンの方から受け渡しを拒否した。終盤の《黒き聖杯》では、ラウラ、ガイウスと共に結社最強の《鋼の聖女》、《火焔魔人》の二人と戦った。
閃の軌跡Ⅳ
本作ではストーリー序盤から登場。戦いに敗れ、さらにはミリアムが討ち死にし、リィンもまた贄として地精の長らに奪われて敗走した新旧Ⅶ組のメンバーを自身の故郷であるエリンの里へ匿うが、誰も彼もが意気消沈する中、後輩のユウナの激高と一喝を受け、他の旧Ⅶ組メンバー共々エマもまたこれに目が覚まされた。反攻に転じるべく新Ⅶ組の後輩をサポートしつつ、リィンの救出を目指して活動した。その後リィンのパーティー復帰後は、彼の呪いを解くために奔走。絆イベントでは命懸けでリィンを救おうとする場面も見られた。他にも本編サブイベントでは結社「身喰らう蛇」の強化猟兵にエリンの里を制圧されるが、その隊長ギルバートに対し普段は見せない逆上・激高した表情だった。
本作DLCに「魔法少女まじかる☆アリサ」でのエマの衣装・「ウィッチ☆エマ」なるものがあり、設定では魔法少女から魔女にランクアップしたというもので、さながら閃の軌跡Ⅱの姉弟子・ヴィータの衣装を彷彿とする魔女衣装となっている。
ストーリー終盤の絆イベントではとある花の効果で、リィンと共にとんでもない姿を披露した。プレーヤーの選択によってはリィンと結ばれ、エンディングでは他のキャラと同様にリィンとツーショットで写っている写真を見ることが出来る。
創の軌跡
リィンルートにて参戦。ノルド高原にてリィンとの再会を喜び合った後、とある人物達を探すリィンに協力した。前作の引き継ぎ状況やストーリー序盤での選択次第では、再会時にリィンと恋人同士になっている。ラストチャプターでもパーティー入りが可能となる。夢幻回廊内で閲覧できるエピソードの一つ、『魔女たちの追憶』では作中で始めて、エマの実母との関係についても言及されている。