プロフィール
本名 | 不明 |
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年齢 | 不明 |
性別 | 男性 |
メインジョブ | 【光王】(魔術師系統閃光術師派生超級職) |
エンブリオ | 【光輝展星 ゾディアック】 |
初登場 | 書籍12巻 |
概要
InfiniteDendrogramの登場人物。
アルター王国に所属しているマスターで、非戦闘職の【高位書記】に就いている。
しかし実際は超級職【光王】の座につく準超級で、準超級の中でも最強クラスの実力を持っている。
初登場は単行本12巻の書き下ろし部分。その後web版にも輸入され、いまでは単行本特典ssの常連となっている。
人物
リアルでは作家であり、作品の材料として地球では体験出来ない様々な経験を求めてデンドロにログインしている。
しかし取材のためなら手段を選ばず、事件の種をばらまくことも辞さない。
種を撒いたあとは基本的に手を出さず高みの見物を決め込み、事件に巻き込まれた人の感情や行動を小説の材料として興味深く観察するマッドサイエンティストじみた面を持つ。
そのくせ自分は指名手配とならないよう立ち回るのだからタチが悪い。
やり口から自身の正体が露見することは稀だが、実情を知る人物たちからの評判は最悪で「取材犯」、「ノゾキ野郎」と野次られている。
王国では指名手配されないように加減しているが、他国では国際指名手配にされない程度には暴れており、皇国では指名手配されている。
ただし顔と名前はバレていないため、ジョブ名のみの指名手配である。
そのこともあり普段はジョブを【高位書記】にしており、戦闘時のみ【光王】に切り替える。
討伐ランカーでもあり、順位はランキング掲載ギリギリの30位。もちろん戦争観戦のためにあえて留まっているだけであり、実力を鑑みればランキングはもっと上である。
レジェンダリアに<デザイア>の一人である妹のジーがいる。
重度の犬派で、犬が絡むと普段の落ち着いた挙動が一気におかしくなる。
リアル
作家。
メインで数年間書き続けている長編シリーズとその派生作品、新作の執筆など、仕事をそれなりに抱えている。
妹との仲は良好だが、ブラコン気味の彼女への対応にすこし苦労している。
戦闘能力
光魔法の超級職【光王】に就く、世界最高峰の光魔法使い。
光魔法は強力な反面弱点も多いが、エンブリオで弱点を全て解決している。
自身は距離や光学迷彩で姿を隠し、戦場を俯瞰しながらレーザーで狙撃するマンチキン戦法を得意とする。
通称光速クソゲーシューティング。
この戦法を成立させているのは、複数の物事を同時にこなせるエフ自身の高い処理能力にある。
エンブリオと視覚を共有しながら正確な判断を下すことができ、魔法の複数使用も難なくこなす。
弱点として、エンブリオで代替してるものの消費が大きく、長期戦や消耗戦には向いていない。
近接も得意としてないが、そもそも見つからないよう立ち回る上、いざとなれば近距離用の手札もある。
光速という圧倒的な速度と高い対応力を併せ持った、準超級最強クラスの実力者である。
ジョブ
メインジョブ | 【光王】(魔術師系統閃光術師派生超級職) |
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サブジョブ | 【閃光術師】(魔術師系統派生上級職)、【高位書記】(書記系統上級職)、【魔術師】(魔術師系統下級職)、【書記】(書記系統下級職) |
【光王】(キング・オブ・シャイン)
エフのメインジョブ。魔術師系統閃光術師派生超級職。
天属性の一つである光属性魔法に特化したジョブである。ステータスは無論MP特化。
光属性は、火属性に次ぐ威力、全属性最速の速度、アンデッドへの特効を併せ持ち、闇属性と相殺関係にある強力な属性。
しかし他の属性魔法と比べてMP消費量がかなり多いため、一回の戦闘で使用できる魔法の回数が少なく、さらに他の魔法発動までに時間がかかる、軌道が直線のため読み易いなどの欠点がある。
そのため、遠距離はともかく正面戦闘では遅れをとりやすい。
しかしエフはエンブリオでこの三種の弱点を全て克服しており、光魔法の恩恵を最大限に受けている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【光輝展星 ゾディアック】 |
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能力特性 | 光吸収・蓄積、スキル遠隔発動 |
TYPE | レギオン・アームズ |
到達形態 | Ⅵ |
エフの有するエンブリオ。
総計100個の宙に浮かぶ黒い球体で、エフはエンブリオ名になぞらえて「星」と呼称している。
球体はそれぞれ光を吸収・蓄積し、エフのスキルの発動媒体となる機能を持っており、
エフの視覚スキルを適用することで高空から周囲を視認するドローンのような運用ができる。
さらに蓄積した光をエフのスキルで発射することで、MP消費なく光魔法が使用できる。
また、相手の光攻撃に対して凝集させて盾にすることも可能。
前述の光魔法の3大欠点である
・消費の重さ...予め星に光エネルギーを充填し、それを消費して光属性魔法を使う
・発動時間が長い...あらかじめ星の魔法準備を完了させておき、それを使用している間に自身や他の星の魔法の発動準備を完了させる
・軌道が読まれ易い...星を使ってあらゆる方向から魔法を放ち回避空間を潰す
と、エンブリオを介すことで全て克服している。
数は多いが能力はあくまでも「光吸収」と「スキル遠隔媒体」の2つのみであり、どれも受け身の効果とエンブリオとしてはかなり控えめ。
その分必殺スキルに多くのリソースを注いでおり、第六形態とは思えない強力な効果となっている。
スキル
ジョブ
- 光学迷彩
光学的に姿を隠す。姿は見えなくなるが、音や匂いは消せない。
- 幻影
立体映像を作り出す光属性魔法の一種。
本職の幻術師系統のスキルと違って音や匂いはなく映像のみだが、相手の狙いを逸らすには十分。
- 《グリント・パイル》:アクティブスキル
【閃光術師】の奥義。
高温のレーザーを発射する【閃光術師】最大の攻撃魔法。
- 《光環》(コロナ):アクティブスキル
【光王】の奥義。
発動者を中心に、全方位に隙間なく超高熱のレーザーを放出する。
エンブリオ
- 《光吸収》:パッシブスキル
ゾディアックの保有スキル。
光エネルギーを100%吸収・蓄積する。
星ごとに吸収量に上限が存在する。
《ブラインド・チャージ》:アクティブスキル
ゾディアックの固有スキル。
《光吸収》の範囲を球体表面だけでなく、周囲の空間にまで拡張する。
星周囲の空間は闇に包まれる。
発動中はMPを消費する。
《天に描く物語》(ゾディアック):アクティブスキル
ゾディアックの必殺スキル。
光をフルチャージした星を触媒に、黄道十二星座をモチーフにしたモンスターを召喚する。
ひとつのスキルに複数の種類がある珍しい必殺スキルで、星の消費数は種類によって異なる。
召喚されたモンスターは一つの命令を実行すると消え、24時間は再召喚できない。
種類は以下。
- 双星(ジェミニ)
エフと同じステータス・ジョブスキルを持つ分身を召喚する。
分身はエネルギーが切れるまで活動する。
消費する星数は不明。
- 盾蟹(キャンサー)
分厚い装甲を備えた大蟹型のモンスター。
エフに覆い被さるように寄り添い、エフへの攻撃を防御する。
7個の星を消費する。
- 獅子(レオ)
象ほどの巨体と硬質な皮膚、屈強な四肢を持つ雄獅子のモンスター。
直接戦闘に特化しており、爪の一本一本が【剣聖】の《レーザーブレード》に匹敵するレーザークロウとなっている。その戦力は上位純竜に匹敵する。
自我がありエフのことを『うちの召喚主はイヌ科以外に厳しすぎる』と思っている。
9個の星を消費する。
- 天秤(ライブラ)
特定対象を調べる能力をもつモンスター。
6個の星を消費する。
- 射手(サジタリアス)
機械と生物を混ぜたような多脚の射手型モンスター。
光の矢をつがえ、超遠距離からの光速精密狙撃を行う。
12個の星を消費する。
- 戴魚(パイシーズ)
超音速で飛行する魚型モンスター。
消費する星数は不明。
- 死蠍(スコーピオ)
バスケットボール大の蠍型モンスター。
尾部から放射線を照射する。
ダメージはなく、射程も長くないが、外部被曝による体内での化学変化の連鎖は、DNAや細胞膜を変質させ、機能障害を引き起こす。
「正常な状態に戻す」回復魔法であれば問題ないが、「細胞増殖による回復」である高速再生や回復アイテムで回復を行うと、癌化した細胞が全身に廻り逆に致命傷となる。
対再生能力特化生物用の召喚モンスターといえる。
- 溢瓶(アクエリアス)
ゾディアックの内蔵エネルギーを一度に開放して広域拡散レーザーを放つ。
- 混沌山羊(カプリコン)
エフの切り札。必殺スキルによる召喚を融合させる。
融合させる数は何体でもよいが、使用には混沌山羊自身に使用する星に加えて、融合させる召喚の分の星を必要とする。
- 双星(ジェミニ)×溢瓶(アクエリアス)
双星と溢瓶の融合。
数十人の分身が全方位から時間差で《グリント・パイル》を放つ。