ドローン(drone)とは、
2~4は以下に詳細を記述。
無人機械のドローン
架空・オリジナルのものも含めてその形や移動範囲、役割は多岐に渡る。
広義には従来のヘリコプター、車両、船といった形のラジコンもドローンであるが、近年はマルチコプター型のドローンが急速に普及・研究されており、現状日本ではドローンと言えばほぼマルチコプター型の事を指してきている。
転じてUAVなどの無人航空機などを表す言葉としても定着してきている。
技術の発達によって操縦者の視界外でも飛行可能な製品が低価格で入手できるようになり、様々な調査、監視業務に役立てられているが、一方で急増するドローンによる空中衝突や墜落の危険性が問題になっている。
ボーグ・ドローン
アメリカのSFテレビドラマ「スタートレックシリーズ」の「新スタートレック」以降に登場するハイブリッド生命体「ボーグ集合体」の各個体を指す名称。
ボーグの個体は「サイボーグ」と言うべきものであるが、集合意識に基づいて行動するため「個」が存在しない。
故に蜂からの類推でそう呼ばれているものである。
「スタートレック:ヴォイジャー」に登場する「セブン・オブ・ナイン」は自我を持つ地球人の女性でありながら、ボーグ集合体のドローンにされてしまったキャラクターである。
音楽のドローン
音楽において音階などを変化させること無く長く引き伸ばす持続音のこと。複数音・和音で鳴らされることもある。
民族楽器でよく奏でられていた音であり、バグパイプや雅楽の笙の演奏は典型。近年では南アフリカワールドカップで流行したブブゼラが挙げられる。ハーディ・ガーディなどを用いたクラシック音楽でも使われることがあり、管楽器でも、ディジュリドゥの演奏で使われる「循環呼吸」という特殊な技法によってドローンを奏でることが可能。もちろん、シンセサイザーを使えば容易に出せる音でもある。
ドローン主体で作られる音楽もあり、そのままドローン音楽、ドローン・ミュージックと呼ばれる。上述民族楽器を用いたの各地の音楽のほか、現代音楽ではミニマル・ミュージックのサブジャンルとして認識され、循環呼吸で演奏することが前提の楽曲もある。ポップミュージックの分野ではアンビエントやアヴァンギャルド、実験音楽に含まれるドローン音楽のミュージシャンがいるが、比較的アングラな存在に留まっている。また、ドローンメタル、ドローンドゥームと呼ばれるヘヴィメタルとクロスオーバーしたスタイルもあり、しばしばディストーションギターの持続音によって陰鬱・不穏な雰囲気を奏でるサウンドになっている。