マルチコプター
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まるちこぷたー
3つ以上の回転翼をもつヘリコプター。狭義の「ドローン」がこの方式を採用しているほか、「空飛ぶクルマ」などとして有人のマルチコプターの開発も進められている。
3つ以上の回転翼を持つヘリコプターのこと。通常「ドローン」と呼ぶときはこのタイプの無人機を指す。「空飛ぶクルマ」「空飛ぶタクシー」などとして有人ドローンの研究も進められている。
反動トルクの打ち消しとヨー方向の旋回を単純な構造で可能にするため、回転翼は偶数個で固定ピッチ型回転翼(というよりプロペラそのもの)を互いに逆のピッチになるよう装備したものが一般的。一般向けのものでは回転翼が4基あるクワッドコプターが主流だが、回転翼が6基以上のものもある。シングルローター型やツインローター型ヘリコプターの回転翼のような複雑なピッチ可変機構は必要ないが、その反面部品点数が多くなる。
マルチローターは古くから研究されてきたが、複数の回転翼を一度に制御する必要があるため姿勢の制御が難しく、実用化されたのはコンピューター制御が発達してからだった。また独立した回転翼が複数あるため単一のエンジンでの駆動は非効率で、電気モーターによる駆動が主となる。
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