電気飛行機
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でんきひこうき
電動モーターで飛ぶ飛行機。無人機ではすでに一般的だが、有人電動機への期待も高まりつつある。
電気の力でプロペラ(ダクテッドファンを含む)を回して飛ぶ飛行機のこと。
有人機は1980年ごろから登場しており、モーターグライダーやパラグライダーのような超小型機ではすでに実用化されている。無人機では一般的な動力方式である。
電動機はエネルギー効率が非常によく、騒音や排気ガスもほとんど出さない。プロペラをエアブレーキにすることで電力回生も可能である。しかし、純電動機は動力源を重いバッテリーに頼らざるを得ないので、普通のプロペラ機に比べると航続距離が短くなり、人員や貨物の搭載量が少なくなってしまう。
航空輸送量の増大に伴い、航空機から排出される温室効果ガス排出抑制も強く求められており、旅客機や貨物機の電動化への期待も高まりつつある。2030年代以降、自動車の電動化が一段落すれば航空機も電動化が求められるのは必然であり、まずはガスタービンエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッド機として実用化されるだろう。
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