概要
型式番号RGD-X1。
漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に設定のみ登場。ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』に登場した際に設定の掘り下げが行われた。
宇宙世紀0090年頃に地球連邦軍がコロニー守備隊向けの量産機として試作した、「GDシリーズ」と呼ばれるモビルスーツ(MS)群のひとつ。機体名の「GD」は「ガン・ディフェンダー」の略で、「ジード」と読む。
ジェガンとの競作に敗れた「ハイパス」という機体を原型としており、スペースコロニー内の治安維持やコロニー防衛に適した汎用機として完成している。機体背面に4基の可動式スラスターを有しており、優れた機動性を発揮することが可能。
ビームライフルやビームサーベルといった標準的な武装の他、シールドにハンドグレネードと内蔵式のシールドマシンガン1門を備えている。
数機の試作機が製造されたが、実戦テストに投入されたのみで制式採用・量産化には至っていない。
なお、「ハイパス」は元々アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』製作時に連邦軍の主力機のものとして準備されていた未使用デザインだが、GDストライカーとの外観上の類似点は少ない。
関連する機体
GDキャノン
型式番号RGD-X2。
『ダブルフェイク』に登場。こちらも『GGENERATION-F』登場時に設定が掘り下げられている。
連邦軍がGDシリーズのひとつとして試作したコロニー守備隊用の砲撃戦専用機。両肩に長砲身のライフル砲を計2門備えた「ガンキャノンもどき」と形容される機体だが、上半身のみをコロニーの外壁から露出させて長距離支援を行うという、移動砲台的な運用が想定されている。また、100mmマシンガンを携行することもある。
サラミス改級を改造したファクトリーベース「アラハス」に1機が搭載されており、実戦テストとしてサイド2で生じたテロ組織「カラード」との戦闘に参加しているが、アラハスに収監されたカラード構成員のアルヴェニシカ・キーストによって脱出の際に強奪されている。
他にも数機が製造されていたが、GDストライカーと同様に試作止まりに終わっている。
GDバストライナー
型式番号RGD-X3。
『ダブルフェイク』に設定のみ登場。
連邦軍がGDシリーズのひとつとして開発したコロニー守備隊用の試作機。「ベースジャバー一体型MS」とされる機体で、下半身には脚部に代わってサブフライトシステムが丸ごと取り付けられている。
また、バストライナーやガンタンクⅡの流れも汲んでおり、複数の砲を搭載した火力重視の機体となっている他、陸戦型も存在するという。
なお、本機はGDシリーズの中で唯一『GGENERATION-F』に登場していない。