概要
型式番号RGD-X1。
漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に設定のみ登場。
後にゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』に登場した際に設定が掘り下げられ、さらに雑誌企画『月刊モビルマシーン』でも運用についての設定が追加されている。
宇宙世紀0090年頃に地球連邦軍がコロニー守備隊向けの量産機として試作した、「GDシリーズ」と呼ばれるモビルスーツ(MS)群のひとつ。機体名の「GD」は「ガン・ディフェンダー」の略で、「ジード」と読む。
「ハイパス」というMSを原型としており、スペースコロニー内の治安維持やコロニー防衛に適した汎用機として完成している。機体背面に4基の可動式スラスターを有しており、優れた機動性を発揮することが可能。
ビームライフルやビームサーベルといった標準的な武装の他、シールドにハンドグレネードと内蔵式のシールドマシンガン1門を備えている。
数機の試作機が製造されたとされるが、実戦テストに投入されたのみで制式採用・量産化には至っていない。
宇宙世紀0110年代に至っても稼動中の残存機があり、反地球連邦組織「ヌーベルエグム」が宇宙世紀0119年5月11日にサイド1・24バンチで実行したMSテロに投入されたが、連邦軍第106守護中隊第2小隊がテスト運用中だったハーディガン・ブリッツクリーク4機によって5分で鎮圧されている。
なお、この事件の際には7機のGDストライカーが確認されており、実際の生産数は「数機」程度よりは多い可能性がある。
関連する機体
ハイパス
『ダブルフェイク』に文字設定のみ登場。
連邦軍の試作MSで、ジェガンとの競作に敗れた後にGDストライカーのベース機へ転用されたことのみが知られている。
なお、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』製作時に準備されていた未使用デザインの中にも「ハイパス」というMSが存在する。連邦軍機とする場合とネオ・ジオン機とする場合の2パターンのデザインが起こされていたが、どちらもGDストライカーとの外観上の類似点は少ない。
GDキャノン
型式番号RGD-X2。
『ダブルフェイク』に登場。こちらも『GGENERATION-F』登場時に設定が掘り下げられている。
GDシリーズのひとつとして開発された長距離支援機。
詳細はGDキャノンを参照。
GDバストライナー
型式番号RGD-X3。
『ダブルフェイク』に設定のみ登場。
連邦軍がGDシリーズのひとつとして開発した「ベースジャバー一体型MS」。
詳細はGDバストライナーを参照。