- ゲーム『ロックマンエグゼ2』に登場する悪の組織。→ネットマフィア『ゴスペル』
- 同作に登場するラスボス。本項で解説。
概要(ゲーム版)
帯広シュンにより生み出された『究極のバグ融合体』。元々は究極のネットナビ『フォルテ』のコピーを創るはずだったが、材料にバグのかけらを使用した事が原因で突然変異。命令も受け付けず暴走を起こしてしまう。
明言されてはいないが、2においてバグのかけらを引き取りアイテムと交換してくれるナビはゴスペルの息がかかっていたようだ(交換屋の目的を怪しむナビが居たり、彼らの居場所が最終面『コトブキ町』のスクエアだったりと伏線がある)。
戦闘中はゴミデータを前方に飛ばす『ジャンクフライヤー』の他、口から衝撃波『ダイナウェーブ』を出したり頭をドリルに変えて飛ばす『フライングドリル』といった戦法を行う。
口の中が弱点だが、逆に言えば口が開いている時にしかダメージを与えられない為、むしろ苦戦要素である。体力が減ると過去に倒したゴスペルのナビのデータを一時的な攻撃用プログラムとしてバグから作り出す『ダークネスクリエイター』、ロックマンのスタイルの属性に有利な属性のブレスを吐き出す『ブレスオブゴスペル』を使ってくる。
後作『3』では残留データが残っており、フォルテと融合し『フォルテGS』へと強化させた。
フォルテの腕からゴスペルの頭を出して炎を吐き出す『バニシングワールド』という技がある。シリーズ後作のプログラムアドバンス「ダークメシアネオ」「ダークメシア」にも登場。前者は一見の価値あり。
『6』のボスであるグレイガとは容姿やバグによる変異種という設定が似通っているが、公式によると「『ゴスペル完全体』のイメージでデザインした」為とのこと。
アニメ版
アニメでは第一期に登場。こちらでは究極プログラムを抜き取られたファラオマンの残骸データから造り出されたという設定。
ネットナビやプログラムを捕食することで成長し、スライムの如く変幻自在なバグを操って多くのネットナビを取り込む。捕食されたネットナビはデリート扱いとなり、エアーマンを始め、ホエールマン、シャイニングマン、サンダーマン、ブルース、フォルテ、シャークマン達ネットエージェントまでもその餌食となった。
また、プログラムアドバンスでも通用しないほどの防御力を持つ。
圧倒的なパワーで電脳世界で破壊の限りを尽くすが、バグスタイルを発現させたロックマンによって激闘の末に取り込まれ、デリートされた。ゴスペルに捕食されたネットナビ達はロックマンの究極プログラムにより、ネットシティと共に再生した(同様のものか明言されていないが、別件でデリートされたはずのエレキマンとマグネットマンも後のエピソードで何事もなく復活していた)。
なお、アニメ版のゴスペルの咆哮はアニメ版ゾイドのブレードライガーのものを流用している(余談だが、エグゼのアニメ第1作は製作スタッフとアニメ制作会社、効果音はゾイドと同じである)。
漫画版
漫画版では、バグではなくゴスペル所属のナビ達が融合した存在として登場。
ゲーム版で使用した必殺技であるダークネスクリエイターからの連想だろう。