概要
しめさばによるライトノベル。元々はカクヨムにて掲載されている小説。公式略称は『ひげひろ』。書籍版が角川スニーカー文庫(KADOKAWA)から刊行されている。既刊5巻(2020年12月現在)
コミカライズが存在しており、月刊少年エース(こちらもKADOKAWA)2019年1月号から掲載中。足立いまると言う人が手掛ける。既刊5巻(2021年4月現在)
しがない勤め人と、北海道から家出してきた女子高生との、奇妙だが純な共同生活を軸に、それぞれの日常を描く。
2021年4月からTOKYOMX、AT-Xに加えてBS11にてテレビアニメが放送されている。アニメーション制作はproject No.9。
注意
なお、主人公の人助けに見える行為は現代日本の法律ではあくまでも犯罪(未成年者誘拐)であることを留意するよう、作者(しめさば氏)がTwitterにおいて明言しており、また作中でも登場人物のセリフからきちんとそれについて言及されている。
作者ツイート1
ツイッターやってて一番ヒヤッとするのが読者さんから「僕も女子高生拾います!」みたいなことを言われる時なのですが、冗談でもやめてくれ、と思っております。
「僕も人殺しまーす!」って言ってるのと同義だと思ってくださいね。冗談にしても面白くない!
作者ツイート2
また、「ひげ~」について「現実だと犯罪だけどこれは創作なんだから細かいこと言うなよ」という擁護を見かけるのですが、創作内であっても現代日本を舞台にしている限りは、未成年略取は犯罪行為です。「ひげ~」はまぎれもなく犯罪行為の描かれた物語です。間違った情報で他人に反論してはいけません
犯罪行為は、法の下で生きるうえでは、何があっても犯してはならぬもので、完全な悪です。しかし、犯罪を物語上で描くこと自体は悪ではありません。この線引きを理解していただけると幸いです。
登場人物
この作品では女性キャラクターにはフルネームの設定がある一方、男性キャラクターは一部を除き名字しか設定されていない。
吉田(CV:興津和幸)
IT企業に勤める主人公。ラフな見た目のあんちゃん。
人柄の良い朴念仁(二度も本気の恋愛で失恋した事でより磨きがかかった)。好みのタイプは年上でチチのデカいおネェちゃん。
訳あって吉田の住むアパートの一室に居候している。
詳細は該当記事を参照。
橋本(CV:小林裕介)
吉田の勤務先のIT企業会社での同僚。
何かと付けて吉田のことを気にかけてくる。
後藤愛依梨(CV:金元寿子)
吉田のIT企業会社の上司にして彼の理想の女性像を具現化したかのような人。
彼の告白を蹴ったのだが・・・・・・・・・・
結城あさみ(CV:川井田夏海)
沙優がコンビニバイト先で知り合った東京での初めての友達。
しかし世話焼きで、仲間思いの面を持つ。人は見かけによらない。
親父が政治家、お袋が弁護士のエリート家に育った実は超お嬢様。
三島柚葉(CV:石原夏織)
IT企業会社で吉田が教育係を務める後輩OL。
見てくれが良いため、おっさん受けが良いと自負する自信過剰な性格。
吉田の注意を引きたいがため、敢えて仕事ができないふりをするかまってちゃん。
ちなみに中の人はアニメのエンディングテーマの歌唱者でもある。
矢口恭弥(CV:逢坂良太)
沙優がバイト先で再会した元性交相手。嘗てのセフレ関係を言いふらそうと、沙優に迫って再び性交に及ぼうとした正真正銘のクズ。現代日本法律上では沙優を守った吉田の行為が未成年者誘拐になる事を理由に彼自身の犯行である住居侵入罪とレイプ未遂を黙認させた。その後、あさみに強烈なビンタをお見舞い(唯一彼に与えられた軽い罰)され、吉田に怒鳴られた事であっさり沙優から手を引いたへタレなヤリチン。
真坂結子(CV:石見舞菜香)
沙優の高校で初めてできた友達。地味な眼鏡っ娘。
沙優を良く思わない生徒からのイジメに遭い、学校の屋上から飛び降り自殺した。
この死は沙優に大きなショックを与え、後に家出に走る理由になるので、作品においてキーパーソンとなる人物である。
遠藤(CV:河西健吾)
橋本同様、吉田の勤務先のIT企業会社での同僚。
吉田が沙優と暮らし始めたことで、行かなくなった出張に代わりに行かされる超気の毒な人。ただ、行かなくなった理由は気になるけど、そこまで踏み込んで聞かない仲間思いの超良い人でもある。
外部リンク
関連タグ
スーパーカブ(小説):カクヨムにて発表→スニーカー文庫で書籍化→アニメ化という点で共通。しかも同じ時期にアニメ化。