クラウドマンとは、ロックマン7及びロックマンエグゼ5に登場するボスキャラである。
概要(ロックマン)
DWN:052
元々は気象制御用のロボットだったが、Dr.ワイリーが戦闘用に改造。
体に無重力装置が組み込まれている。ホバークラフトの原理で浮いているらしい。降雨装置は外され、残された雷発生機は千個の電池も充電できるパワーを持つ特殊武器「サンダーストライク」に強化された。強風を起こすこともできる(降雨装置は外されたはずなのに強風では何故か雨が降る)。非戦闘用装置が取り外されたため、軽くなった体を気に入っている。しかし、足がないためゲタが履けないのが悩みであるようだ。
雲男なだけに日和見主義な所があり、自分の技が雷系な為か、避雷針を嫌っている。好きなものは貴金属でヘソフェチらしい。
ステージは気象施設らしく、仕掛けによって天候が変化する為に一部の特殊武器を使うと隠しルートを見破る事ができる。また、一部をエアーマンステージを元にしたようで、空中移動の足場や過去の雑魚をパワーアップした後継機がいたりする。
攻撃パターンは「7」における8ボスの中でも特に見切りやすい完全ローテーションとなっており、パッケージのパスワード以外では初心者の突破口となる事も多い。
弱点武器は「デンジャーラップ」であり、この攻撃を受けると乗っている雲を爆風で吹き飛ばされて地面で身動きできなくなってしまう。
そのため、池原版ではロックマンに「空中用戦闘ロボットが空を飛べなきゃただのクズ鉄と同じだ!」とボロクソに言われている。
地面に降りてきた時に設置した地雷の爆風で攻撃するのも有効。
ただし、『ロックマン・ザ・パワーバトル』ではバーストマンが登場しないため、弱点武器が「バーニングホイール」になっている。
こちらでも攻撃パターンはほぼ一緒で、無敵時間が存在しないので寧ろ本家より弱体化している。
ちなみに、シリーズ初の空中戦専用ロボットであるが、空を飛べるボスキャラ自体は過去作品として、ジャイロマンがいる。常に浮遊しているボスはクラウドマン以外ではテングマン等非常に限られる。
かなり困難だが、ボス部屋に入ると同時にデンジャーラップを放つと降下前のクラウドマンを画面外で包み込めるらしく、しかも降りてこないせいでボス戦が始まらない上に最終的にはバグってしまいハングアップしてしまう。
入手できる特殊武器
サンダーストライク
電池千個を充電できるほどの電気を凝縮した電撃弾を前方に発射。
敵に当たると上下に分裂する。電気で動く仕掛けを作動できる。
一瞬だが暗闇を照らす事もできる。ジャンクマンの弱点武器だが、ターボマンやスプリングマンだと逆にパワーアップしてしまう。
ワイリーマシン7号の弱点であり、またあの鬼畜カプセルとして名高いワイリーカプセルの誘導弾を阻止する事ができる。
ちなみに、ロックマンXの特殊武器『エレクトリックスパーク』と酷似している。
あちらと違ってこちらは連射できない分弾速の速さと一撃の破壊力に優れ、雑魚戦、ボス戦共にチャージショットの様な感覚で使える。
またあちらが「地形」で分裂するのとは違い、こちらは「敵」にダメージを与えた時に分裂する、射出時にややラグがあるなどの違いがある。
なお、これをクラウドマンステージのプロペラ足場で使うと雷雲になってしまい乗ると逆にダメージになるマイナス効果を起こしてしまう。
ちなみに海外版では「THUNDER VOLT」になっている。雷か?
PS版「ロックマン3」のアレンジモードでマグネットマンステージの曲が何故かこのクラウドマンステージのものを設定している。
概要(ロックマンエグゼ)
CV:志村知幸
初登場はロックマンエグゼ5。
ダークチップシンジケート「ネビュラ」の自律型ネットナビ。
黒い雷雲に乗った雷神のような姿をしており、顔も本家と比べてかなり凶悪。雷雲による攻撃、守備を得意とする。プライドが非常に高く、卑怯な戦法を使ってでも勝とうとする。
黒い雷雲を大量に発生させる「メニークラウド」、雷雲から電撃弾を発射する「ゴロサンダー」、雷雲を中心に十字に放電する「クロススパーク」、帯電した巨大な積乱雲で攻撃する「エレキストーム」が必殺技。
作中での活躍
ロックマンエグゼ5
チームオブブルース、チームオブカーネル両方に登場。前述通り、ネビュラの自律型ネットナビ。
科学省エリアを占拠し、辺りに雲を撒き散らしていた。
一度は敗北を喫するが、その後も何度か復活する。不意打ちとはいえリーダーのブルースやカーネルを一撃で倒すほどの実力者。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第三期中盤にダークロックマンの配下のダークロイドとして登場。
こちらも非常にプライドが高く一人称は常に「オレ様」。ゲーム同様、雷雲を生かした攻撃が得意。
物語終盤にネオWWWのアジトを占拠。クロスフュージョンメンバーを迎え撃つが、クロスフュージョンしたディンゴと燃次に敗れ、デリートされる。
第四期ではファルザー配下のゾアノロイドとして登場。シンクロナイザーを狙うべく、獣化ウイルスの大軍勢を引き連れ光熱斗達がいる光正の研究所を襲撃。ウイルスによる物量攻撃や、戦闘中に主であるファルザーが乱入し優位に立つも、ファルザービーストに獣化したロックマンの攻撃を受けデリートされた。