タグ概要
元ネタは『ウマ娘プリティーダービー』の「うまぴょい伝説」における「うまぴょい」で、歌い踊るイラストに付けられるタグで、『ウマ娘プリティーダービー SEASON2』と制作会社が同じ『スーパーカブ』へ派生したものである。
作中の概要
2021年春アニメとして放送が開始された『スーパーカブ』は当初きららのほのぼの日常系を意識した作品という扱いで、主人公の小熊がスーパーカブを通じて成長していく物語である・・・と、(アニメから見始めた)視聴者はそう思った。
ところが第五話の「礼子の夏」から様子が一変する。MD90で富士登山を試みる礼子であったが、とにかく派手に転倒を繰り返し、それまでのクラシック調のBGMがうってかわったロック調のBGMが使われたこともあり、まさに「礼子が曲に合わせて踊っている」状態であった。
さらに第六話「私のカブ」では小熊が突然の不良化。熱が下がったという理由でカブで追いかけ始め、途中富士山五合目まで行き「今日はこれぐらいにしといてやる」と一人イキる。そのまま旅行先の鎌倉へ合流。当然引率の先生方はカンカンで、小熊は礼子と一緒に反省する・・・と思ったら翌日二人は抜け出し、自動二輪免許を取得して1年も経ってない小熊運転のもと湘南の海沿いを二人乗りで掛け抜けていくのである。
このように作風の大幅な変化は特にきらら感を期待していた視聴者からは戸惑いがあった一方で、カブを使ったその楽しそうなはじけっぷりに「こいつら楽しそう」「小熊姐さんカッコイイ」という評価もあり、まさに「カブを使って踊る」というやんちゃな行動が繰り広げられていくのである。
二人乗りカブぴょい
さて、先述の「自動二輪免許を取得して1年も経ってない小熊運転」についてであるが、現実であれば道路交通法違反となるが、放送時点では一部で議論になったもののフィクションということでほぼスルーされていた。しかし1週間後、ある弁護士を語ったニュースサイトがこれを取り上げ、さらにSAOの原作者である川原礫がこれに反応し「フィクションだからでいいわけではない」論となり、これにハライチの岩井勇気が反論したためネット上では別の意味でこの件が大きく広がってしまう。ついにはワイドナショー(2021年6月6日放送)でも取り上げられ、出演者が議論。「日常生活を描いてると真似したい人が出てくるのでは」(金谷かほり)、「小説ではきちんと説明があるが、アニメで省かれていたかも」(古市憲寿)、「アニメの世界に法律を持ち出すのはどうかと」(岩井勇気)という意見が出て、最後は松本人志が「コロナ疲れのストレスの発散に使われてる」と述べて締めている。まあコロナ疲れのストレスの発散という松本の主張が正しいのであれば、ネットで発散せずカブを買ってみんなでカブぴょいしてもらいたいところである(あくまで法律は守りましょう)。
小説はというと
原作となる小説のほうであるが、先述の2人乗りについては古市憲寿が述べた通り説明があり、礼子が違反じゃないかときちんと指摘している(小熊はお構いなしであったが)。アニメでは岩井勇気が述べた通りその重要な部分が省略されており、結果カブぴょい度が増してしまったのである。
もっとも小説では話が進むにつれてアニメ以上に激しく踊っている様子が散見されるが、それについては割愛する。
タグの使い方
タグ概要でも説明した通り基本的にはうまぴょいのスーパーカブ版である。スーパーカブの場合はカブに乗ればそこがステージライブである。作中でも「カブがあればなんでもできる!」の意のままに道交法も倫理もお構いなしのイラストにつけられることが推奨される。
ちなみに元ネタのほうにはこいつらうまぴょいしたんだ!!というタグがあり、こちらはさらに元ネガが元ネタなだけにR-18的な意味につけられる(もっともウマ娘はR-18厳禁で、公式およびこのウマのモデルとなった馬の馬主からも許可しない旨の声明が出ている)。本作では年齢制限に関する公式見解はなく、「こいつらカブぴょいしたんだ!!」なイラストに使用することも歓迎される。
あえてひとつ言わせてもらうとしたら、ネタとして楽しんでもらいたいためアンチタグとして使用することやこのタグで論争になることは控えていただきたい。
関連タグ
れいこぐ:カブぴょいの中心。
三ノ輪聖:ばくおん!!のキャラ。カブに補助輪を付けたり、怒りのあまりハンマーでカブを壊そうとするなどこちらもかなりカブぴょいしている。
最臭兵器:主人公がカブに乗って自衛隊と一緒にカブぴょいする光景は一番のシーンとなっている。なお舞台はスーパーカブと同じ山梨県。
大泉洋:水曜どうでしょう内でカブを動かそうとしたら安全第一の柵めがけてカブぴょい。詳しくはだるま屋ウィリー事件を参照。