「『世界政府』始まって以来前代未聞だぞ… “政府の玄関”にここまで踏み込んで来た男は…!!!」
「いつまで暴れる気だ」
概要
世界政府直属の諜報機関・サイファーポールのメンバーで、牛の様な髪型が特徴の髭面の巨漢。
六式では「鉄塊」に秀でているようで、かなりの怪力でもある。
プロフィール
本名 | ブルーノ |
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年齢 | 30歳→32歳 |
身長 | 258cm |
所属 | 元CP9諜報部員、元ウォーターセブン中心街の酒場店主(潜入任務) |
悪魔の実 | ドアドアの実(超人系) |
能力 | 六式 |
道力 | 820(2年前) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | 北の海 |
誕生日 | 4月20日 |
血液型 | X型 |
好物 | ミルクシェイク |
CV | 佐々木誠二 |
能力
名前 | ドアドアの実 |
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解説 | 隔てたものをドアに変える |
種類 | パラミシア(超人)系 |
自らの体を隔てたものを扉に変え、あらゆる場所に侵入する事ができる「ドア人間」。作者曰く「サンジには食わせられない能力」。
壁さえあればどんな場所にでもドアを作り出して入り込めるという、「壁」の存在意義を否定するかのような能力。この能力によって作られたドアは、一度閉じられると一切の痕跡を残さず消滅し、能力を行使される前と同じただの壁となる。
しかも「大気」を「壁」として捉え、これを媒体に能力を行使することで亜空間内を誰にも見つからずに移動する事さえできる。
この能力によって発生した亜空間はドアが開いてさえいればブルーノ以外でも侵入できるが、扉を閉めてしまえばドアは消滅。侵入はブルーノの能力行使以外では不可能となり、同時に外から亜空間内に干渉する事もできなくなる。
この能力の前には「密室」がほとんど成立しなくなり、壁全体に高圧電流を流し触れなくするとか、能力を無効化する海楼石で壁や天井を覆うとか、いっそ海底に独立した基地でも建てるとかそういった大規模な対策を取らない限りブルーノの侵入を阻む事は難しいだろう。
どんな場所にでも自在に入り込め、しかもその痕跡が全く残らないというその能力は、諜報も担う暗殺者にはこれ以上とないほど打って付けであると言える。
この能力によって麦わらの一味との激戦後、CP9の面々はバスターコールの被害から逃れられた。
ドアドアの能力は生物相手にも有効であり、格闘によって相手の体に触れる事でその部分をドアに変え、開閉できるようにさせる事が可能。
元々攻撃力には乏しいため直接的なダメージは発生しないが、「自分の体が開閉する」という異常な体験は混乱を呼ぶには充分。
もちろんただパニック状態にさせて隙を作るだけでなく、作り出したドアに挟み込んで身動きを封じたり、足元や背後にドアを作り出して奇襲を仕掛けたりなど、いわば「攻めの起点」として戦闘に応用する事は大いに可能。
CP9所属のため当然のように六式をマスターしているが、特に「鉄塊」が得意なのか、他のメンバーと比べて派生技のバリエーションが多く、尚且つ攻撃的な「鉄塊」を多用する。
能力抜きの身体能力を表す数値・道力(銃を持った兵隊が10)は820で、戦艦搭載用の大砲を振り回す怪力の船大工・タイルストンを上回るほどのパワー自慢。
どのくらいの力自慢かというと、フランキーが海列車を切り離して逃げようとした際に、カリファの鞭を使って瞬時にその車両を手繰り寄せたくらい。
技
ドアドア
触れた壁をドアに変える。ドアドアの能力の最も基礎的な技。
空気開扉(エアドア)
大気の壁にドアを作り、亜空間に侵入する。
亜空間内から外側の様子を窺う事はできるが、外側から亜空間の中の様子を知る事はできない。これによって誰にも見つかる事無くどんな場所にも移動する事ができ、敵の攻撃などからの緊急避難にも使える。ドアドアの実の真骨頂と言われる技。
回転ドア
相手の体に回転式のドアを作る。
目元などに使い、目を(物理的に)回させて相手を混乱させたりする。これも「ドア」なので閉まれば元通りになる。
鉄塊 ”輪”
大きく開脚した状態で「鉄塊」を発動、そのまま足を相手に向けて振り下ろす。
一撃が外れても、その勢いを利用して回転する事で相手を追走しながら続けざまに足を振り下ろし、休む事無く連続攻撃を仕掛ける事ができる。
鉄塊 ”砕”
「月歩」や「剃」などを利用して勢いよく相手に突撃、その勢いのまま「鉄塊」を発動した腕などを叩き付ける。
鉄塊 ”剛”
徹底的に防御力を追求した最強の「鉄塊」。
ブルーノ最大の防御技だが、これまでの戦闘による影響もあってか、ルフィの”ゴムゴムのJETバズーカ”のダメージは受け止めきれなかった。
なお、クマドリも同じ技を持っているが、こちらもチョッパーの”桜吹雪”に耐え切れず、吐血するほどのダメージを受けていた。
性格
冷静沈着で忠実に職務をこなす。他のCP9メンバーの中でもリーダー格のロブ・ルッチ並みに無感情な人物。
活躍
ウォーターセブン編ではルッチら同僚数人と共にウォーターセブンで5年間の潜伏任務を開始。
ルッチやカクは船大工として、カリファは社長秘書としてガレーラカンパニーに潜入し、自身は酒場のマスターという形で諜報活動を行った。
ウォーターセブンに麦わらの一味が上陸した際には扮装してニコ・ロビンに接触して彼女と行動を取り、アイスバーグを銃撃して麦わらの一味を暗殺犯に仕立て上げる。
そして古代兵器の設計図とロビン、フランキーの身柄を手に入れ、エニエス・ロビーに帰還した。
続くエニエス・ロビー編では、乱入してきたモンキー・D・ルフィの存在にCP9のメンバーの中で最も早く気付き始末にかかったが、ルフィの新戦法であるギア2攻撃の前には圧倒され続け敗北。
敗北後は仲間達をバスターコールから守るために一時『空気開扉(エアドア)』で亜空間に揃って避難し難を逃れた。
その後、エニエス・ロビー陥落などの全責任をスパンダムになすりつけられ、現在は政府に追われる身になっている。
余談
ルフィのギア2によってCP9で最初に倒されたためいまいちかませ犬感が強いが、実際は道力で言えば別格の上3人(ルッチ、カク、ジャブラ)を除けばCP9で1番強かったりする。
関連タグ
ONEPIECE サイファーポール スパンダム ロブ・ルッチ カク カリファ
霍青娥 八雲紫 摩多羅隠岐奈 うちはオビト バキシム 類似能力持ち。霍青娥と摩多羅隠岐奈に至っては壁をすり抜けられる程度の能力、あらゆるものの背中に扉を作る程度の能力と説明だけ聞けばほぼまんま。
ちなみにバキシムの場合イメージ的には『空気開扉(エアドア)』に近いが、こちらは突き破っている。