概要
原産地は西アジア。日本へは鎌倉時代に中国を経て渡来したらしい。
葉は両側に切れ込みが入った掌状。穂状の花をつける。一粒の大きさが2~8cm程度の液果を房状に稔らせる。果皮は黒紫色・黄緑色・紅紫色などがあり、果肉は薄い緑色を呈する。生食の他加工食品(レーズン、ジュース、ジャムなど)や葡萄酒(ワイン)の材料として重要。ワインを作った後の残り滓は肥料にされ、また種からは油を取る。
静物画のモティーフとしても割とポピュラーである。
なお和色名で葡萄のような紫色を「葡萄色」と書いて「エビイロ」と読む。