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ゴヨウ・ガーディアンの編集履歴

2021-07-04 21:42:54 バージョン

ゴヨウ・ガーディアン

ごようがーでぃあん

『遊戯王5D's』に登場する地属性・戦士族のシンクロモンスター。牛尾哲が使用する。相手モンスターを戦闘で破壊し墓地へ送った時、そのモンスターを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる効果を持つ。

「艱難辛苦乗り越えて、見せてやろうか男意気!」

「シンクロ召喚!」

「出合え、ゴヨウ・ガーディアン!」


概要

ゴヨウ・ガーディアンとは、『遊戯王5D's』に登場する地属性戦士族シンクロモンスターである。


エラッタ前テキスト

シンクロ・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、

そのモンスターを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。


解説

現役時代はシンクロ素材に縛りの無いレベル6シンクロモンスターということもあり、多くのデュエリストに愛用された。

シンクロモンスターであるため単純比較はできないが、レベル6で攻撃力2800というのは当時の常識を覆す数値。同時期に登場した攻撃力2600で何も効果を持っていないシンクロモンスターでさえかなり驚かれたのだから尚更である。

しかもその攻撃力は相手モンスターをパクる効果を発揮するに存分に活かされるという、単体のカードパワーについては非の打ち所がないという有様であった。

さらに言えばこのカードの登場当初は、よりレベルの高いレベル7、8のシンクロモンスターの中ですら、元々の攻撃力でこのカードを一方的に戦闘破壊できるモンスターはデメリット効果を持つレッド・デーモンズ・ドラゴンしか存在しておらず、そちらのレベル帯のシンクロモンスターを主力としたデッキが最悪の場合このカード1枚に苦戦しかねないという逆転現象まで起きていた。


2008年9月~2009年2月期には、「シンクロアンデット」デッキの流行もあって非常によく使われ(登場した途端に使われまくってはいたが)、制限カードとなった。

その後、エクシーズモンスターの立場の確保のためか、の願いが叶ったのか、2011年3月の改定で禁止カードとなってしまった。その後は「深黒の落とし穴」などでネタにされている。


TCG(海外版)では、14/07/14についに制限カードとなり、15/01/01にはさらに準制限カードになり、15/04/01には無制限カードにまで緩和された。

海外では大嵐・ハーピィの羽根帚が禁止カードのため伏せカードが除去しにくく攻撃が通りにくい。また、ブラックホールが準制限、サンダーボルトが制限のため返しのターンでそれらを使われ全滅なんて事もある。つまり日本とは環境が異なるのである。


エラッタ後テキスト

シンクロ・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000

地属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。

そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。


解説

エラッタ後は属性の指定がチューナーモンスターについた。他はエラッタ前のOCG効果と同じ。


日本のOCGでは2017年1月、エラッタにより禁止カードから解除され制限カードとなった。

その後4月に準制限カードになり、7月に制限解除された。

エラッタではシンクロ素材が地属性チューナー縛りとなるが、効果は変更されていない。

これは、戦闘以外での除去手段が豊富となり、ただ何も考えずに場に出すだけだと、ただ元々の攻撃が高いだけ特に耐性効果の無いモンスターを優先する必然性が減った事や、効果が墓地に送られてなので、下にエクシーズ素材を重ねた状態で無ければ効果を使えなかったり逆にデメリットが発生したりするエクシーズモンスターでは奪う事の利点が薄く、墓地に行かないペンデュラムモンスターはそもそもゴヨウ出来ないなど、環境の変化に伴ったことが起因していると思われる。

後に常に攻撃表示でしかフィールド上に存在する事ができず、守備表示で特殊召喚できないリンクモンスターが登場した事もこのカードにとっては向かい風となった。

それでも、レベル6で2800打点が召喚されるのは十分脅威であり、エクシーズやペンデュラム、リンク以外を主力とするデッキも多く、使用者の力量や相手次第では依然大きな影響力を発揮するのも事実。今後の活躍が期待される。

一方で素材指定そのものが若干厳しい側面もある。


アニメでの活躍

牛尾哲が使用したモンスターカードの1枚。

江戸時代の警察官に当たる、所謂「岡っ引き」の様な姿をしている。

史実によれば当時の岡っ引きは犯罪者の内情に通じた軽犯罪者が減刑と引き替えに起用されていたという背景から手柄の為権力に物を言わせかなり荒っぽい捜査もしていたらしく、強引に相手モンスターを逮捕するかの様なこのカードの強力な効果はそのイメージを再現しているのだろう。


アニメでのこのカードは「ポリスモンスター」と呼ばれ、セキュリティである牛尾が使用。そのパワーと効果で遊星を苦しめるも、最後はターボ・ウォリアーによって粉砕される。

その頃の牛尾はまさに「権力を振りかざす横暴な警察官」であり、彼自身「権力の象徴」としてこのカードを扱っていた。


アニメでは当初は「戦闘破壊を無効にし、相手モンスターのコントロールを得る」効果だった。

ゆえに、「~の場合のみ特殊召喚できる」と記されたモンスターに関する挙動に差異がある。

当初の効果ならコントロールを得ることができるが、変更後は墓地からの特殊召喚扱いのため不可能。

また、「コントロールを変更する事はできない」などと記されたモンスター(コントロール奪取に耐性を持つモンスター)の場合、アニメ効果では不可能だがOCG効果ではコントロールを得ることができる。


アニメ遊戯王ARC-Vにおいて舞台がシンクロ次元に移ってから登場したセキュリティのデュエリスト達が使用するモンスターとして、このカードを意識したゴヨウシリーズが登場している。そのスペックはこのカードを調整したものから、下位個体・上位個体まで幅広く、特に上位のカード「ゴヨウ・キング」はこのカードのデザインを最も意識している。

回想においてデュエリストを拘束する際に使用されている他、キングス・ギャンビット発令時には他のゴヨウシリーズ達と共に実体化して行政評議会を封鎖しているモンスターとして登場している。


関連タグ

遊戯王5D's 遊戯王OCG 牛尾哲 セキュリティ

シンクロモンスター 地属性 戦士族 ゴヨウ(遊戯王) 禁止カード

歌舞伎 時代劇


遊戯王ARC-V シンクロ次元

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