概要
『仮面ライダードライブ』第44話で初登場した、蛮野天十郎 / ゴルドドライブがクリム・スタインベルトの姿と頭脳をコピーしたロイミュード004に作らせた装置。外見は複雑な図形の絡み合った球状の物体。
蛮野曰く、「グローバルフリーズを引き起こす際の超進化態ロイミュードの負担を軽減する為の装置」らしいのだが……?
真実
本当の使用目的は、蛮野が目論む「第2のグローバルフリーズ」を引き起こすために必要なエネルギーを蓄積し、自分だけで自由にグローバルフリーズを引き起こせるようにする事であり、結局は蛮野1人の野望を遂げる為の道具だったのである。
しかし万能の道具では無く、エネルギーが蓄積した後に過剰エネルギーが逆流してロイミュード本人に致死レベルの大きなダメージが入るという危険極まりない状況が発生する、と言う弱点が存在している。
最終進化態
「我ハシグマ。蛮野天十郎ガ生ミシ人類ヲ統率スル神。」
シグマサーキュラーの最終形態。特防センタービルのエネルギーを吸収することによって誕生した。
4体分のロイミュード超進化態のエネルギーを内包している為に凄まじい力を持っており、引き起こすグローバルフリーズは人間を完全に静止させてしまう。超重加速と同じくピコピコやシフトカーを装備していようと影響を受け、超進化態に到達しているメディックすらもまともには動けない。ただし、超重加速を獲得しているハートやシフトフォーミュラ・シフトデッドヒート所持者は活動可能。
一応の自我は持っている様だが感情は持ち合わせておらず、機械的に使命を果たそうとしている。
攻撃の際は地面から牙の様なものを地面から発生させ相手の動きを止めたり、瞬間移動を駆使して移動し、相手の攻撃を避けつつ貯えられたエネルギーを破壊光弾に変えて自身を破壊しようとする者を抹殺する。
更に、前述の様に超進化態の4体分の力を振動波に変えて放出する事で、攻撃と防御を兼ね備えたフィールドを纏うことも可能になっており攻守ともに隙が少ない強敵。
劇中での動き
第44話にて、蛮野はグローバルフリーズを引き起こす為の膨大なエネルギーを集める為、自分の他に、ハート・ロイミュード、メディック・ロイミュード、ブレン・ロイミュードの4人の超進化態のエネルギーをシグマサーキュラーに注ぎ込み蓄積させた。全ては自分1人が世界を手中に収める為に。
そして蛮野は前述の弱点をも悪用し、ロイミュードの回復源であるメディックの体だけにエネルギーが逆流するようプログラムを仕込んで、ロイミュード達が自身に反逆できないようにしようとしていた(第42話でのメディックの改造の際に仕込んだ物。超進化態は全員シグマサーキュラーにエネルギーを注いで弱体化するため、そのタイミングでメディックが消されればゴルドドライブに対抗する事はほぼ不可能となる)。
結果的にその目的はブレンに見破られ、彼の捨て身の妨害によって失敗に終わったものの、エネルギーのチャージ自体は完了してしまった。
その後、第45話では、グローバルフリーズの跡地に建設された特防センタービルの最上階にシグマサーキュラーを設置し、ビルのエネルギーを吸収させることで「シグマ」を完全覚醒させ、己の野望を実現しようと目論む。
そして第46話において最終進化を遂げると生みの親である蛮野の野望達成の為、“第2のグローバルフリーズ”を開始する。それと同時に、蛮野の野望であった全人類のナンバリング、データ化が全世界規模で進行することになる。
同話での戦闘に置いては、ドライブタイプトライドロンとハートロイミュード超進化態を相手にしながらも2人を圧倒し、後一歩の所にまで追い詰めた。
しかし、メディックの捨て身の献身とその思いを受け取った進ノ介が再び立ち上がった事によって少しずつ押されて行き、そして第47話冒頭にてドライブとハートの合体技を受け敗北、爆散した。
「防御不能…計画ノ遂行不能…我ハ……」
関連項目
ストライカー・・・こちらも人類の支配という使命を果たそうとした機械であり、中の人がシグマと同じボスキャラ。