リク(仮面ライダークウガ)
りく
「警告 戦士の屍に触れることなかれ 戦士 姿を消す時 死と邪悪の恐怖 再び大地に蔓延らん」 (封印されていた棺に刻まれていた文字)
概要
『HEROSAGA』のエピソードの一つ「オデッセイ」に登場する古代人。
その正体は、特撮番組『仮面ライダークウガ』に登場する「先代のクウガ」である。2000年前の日本で暴れ回っていたグロンギ族を倒すため、変身ベルト「アークル」でクウガに変身し、これを倒していた。
しかしアルティメットフォームには変身できず、当然ながら電気ショック等による現代技術で強化されたライジングフォームも持たない。
目の見えない妹・ミオのためにリクはクウガとなって戦い続け、遂に最強の敵・ン・ダグバ・ゼバを始めとした全てのグロンギを九郎ヶ岳に封じることとなった。
そしてTV本編では、グロンギが解放されたと同時に息絶えた。享年2000と20前後。
本編の回想シーンではクウガのスーツアクターである富永研司氏が先代クウガ(小説版におけるリク)を演じている。
漫画ではこの名は明らかにされていないものの、なんとミイラになってなおクウガに変身して闘っていた。五代雄介がアークルを見つける前に、九郎ヶ岳から抜け出したズ・グムン・バを最弱フォームであるグローイングフォームで倒すという活躍を見せるが、そこで生命エネルギーをすべて使い果たしてしまい、五代にクウガの力の全てを与え、この世を去った。
劇場版『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』でも九郎ヶ岳遺跡に安置されていた彼のミイラが登場。平成ライダーたちの消失をもくろむスーパータイムジャッカーのティードによって2000年1月29日(『仮面ライダークウガ』第1話の放送開始日の1日前)に封印を解かれる。
ティードはリクを介してアナザークウガウォッチを、彼を追ってきたゲイツはクウガライドウォッチをそれぞれ起動させ、自身の戦力とした。
このため結果的にではあるが、アナザーウォッチもライドウォッチも原典の作品の主人公からではなくその先代から力を受け取った(奪った)初の事例となった(ちなみに同じく先代のいるオーズは問題なく当代から力を奪っている)。