概要
CV:葉山いくみ(アプリ『メモリア・フレーゼ』では、【ロキ・ファミリア】のアリシア・フォレストライトも兼任)
【ミアハ・ファミリア】の団長を務める、犬人(シアンスロープ)の女性。年齢は18歳。
上級冒険者の域たるLv.2に到達済みだが、迷宮(ダンジョン)でモンスターに片腕を食われたことがトラウマになって迷宮に入る事が出来なくなり、現在は薬剤師としてファミリアの家計を支えている。
二つ名は【医神の忠犬(ミーヤル・ハウンド)】。
アニメでは、1期にワンシーンだけ登場するが、台詞はなかった。2期ではアポロン主催の『神の宴』にミアハと共に参加する形で、第一話から本格的に登場。赤いドレス姿を披露する。
人物像
主神のミアハに好意を抱いている。普段は低いテンションで淡々としているが、ミアハや【ディアンケヒト・ファミリア】絡みの話題となると感情を露わにすることも。
とある理由でディアンケヒトとアミッド・テアサナーレの事を嫌っており、【ディアンケヒト・ファミリア】について【タケミカヅチ・ファミリア】にあることない事吹き込んだり、アミッドと顔を合わせれば悪態をつくこともある。
自分自身がファミリアの凋落の原因になった事を気にしており、それを何とかしなければという思いから金銭絡みではややがめつい所があり、新しく団員となったダフネ・ラウロスによると人使いが荒いらしい。
右腕、およびファミリア凋落の真相
……本当は片腕どころか、モンスターの群れによって全身を炎に焼かれ大火傷を負わされた上で、生きたまま体中を食い荒らされたというのが真相である。救助された際、自らのファミリアの主神であるミアハの献身的な看護と投薬により、一命はとりとめ全身の重篤な傷も癒されはしたのだが、骨までなくなってしまった右腕だけは高級ポーションでも治す事ができず、それをいたく悲しんだミアハが、莫大な借金を背負ってまでナァーザ用に特注の義腕『銀の腕(アガートラム)』を購入し、右手を失った彼女に装着。銀の腕は彼女の新たな右腕としてしっかり定着はしたものの、それを購入するためにミアハが商売敵の医療具製造ファミリアから背負った借金があまりに高額すぎたために、それまで中堅どころとしてそれなりに規模も人材も有していた【ミアハ・ファミリア】は、構成員らが主神ミアハを見限って次々と抜けていき、いまやかつての勢力は見る影もない、主神一柱・子一人の貧乏零細ファミリアと成り果てたのだった。
その後
ミアハの高潔さと商品たるポーションを何かにつけてオマケしてしまう気前のよさもあり、とても繁盛どころか借金返済すら覚束ない状況に困窮していたナァーザは、そこから商品の品質偽装に手を染めてしまう。
クエスト受注の報酬や商品として売り出すポーションを水で薄めて水増しし、甘味料を加えて味をごまかし、材料費をケチった粗悪品を、そのまま正規価格の1瓶500ヴァリスで売り始めたのである(見破ったリリの見立てでは、売られていた粗悪品ポーションは実質適正価格で200ヴァリスがいいところとの事)。
【ミアハ・ファミリア】の店の常連であり、超のつくお人よしでおよそ人を疑う事を知らないベルなどはナァーザ的に長きに渡るいいカモであったのだが、その過酷な生い立ちから人の悪意や謀略に聡いベルのサポーター・リリにそれを見破られ、偽装商売が露見。
それを知り激怒したミアハに連れられ、ベル達の主神であるヘスティアも交えてベル達に詫びを入れる事となるのだが、その動機となった上記の困窮理由を明かす事となり、さらに今月分の借金納付期限も迫っている事もあり、一転してベル達に借金返済のための新薬の素材調達のクエストを発注する事に。
ヘスティアが、ミアハと懇意にしていたお得意先であった事もあり、【ヘスティア・ファミリア】は『今後インチキ商売をしない事』を【ミアハ・ファミリア】への条件として遺恨を水に流し、依頼を快諾。その全面協力もあって『体力と精神力を同時に回復する』という薬効の新ポーションの開発・商品化に成功し、当面の借金取立ての危機回避に成功した。
その後、ナァーザは自分たちからの詐欺被害にあってもなお懸命かつ献身的に協力してくれたベルに新作ポーション(今度は手抜きなし)をプレゼントし、改めて謝罪。
今回の窮地回避への感謝も告げ、今後は困ったことを相談してくれたらいつでも力になるとベルに約束し、彼らが【アポロン・ファミリア】に追われていた時や、【ソーマ・ファミリア】に監禁されているリリの救出の際も手助けした。ちなみに、後に行われた『戦争遊戯(ウォーゲーム)』ではちゃっかり賭博で【ヘスティア・ファミリア】に賭けており、ベル達が勝ったことで同じく賭けていたモルドとともに大金を手に入れた。
また、彼女の価値観としては迷宮よりも都市外の可能性に魅力を感じているらしく、上記の新薬も迷宮内と外界の『セオロの密林』で入手した素材を組み合わせ作った物である。
異端児(ゼノス)騒動では、詳しい事情は知らないがミアハとともにベルに協力し、ベルの元に訪れて頭をなでて彼を励まし、ベルに頼まれて彼から渡された幻覚を見せる薬を使って、冒険者達を混乱させた。
遠征では、迷宮に行けない自分の代わりに、ダフネとカサンドラを参加させた。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施された後、本拠に訪れたベルに他人行儀で応対した。『魅了』が解けた時は本気で自分に失望し、「ほんとうに、死にたいんだけど……」と零していたが、ダフネに引っ張られてベルの元へ向かった。
冒険者としての能力
第三級冒険者の実力者で、発展アビリティ『調合』によって回復薬などを作る事が出来る。ちなみに、ランクアップには6年かかったという。
負傷する前は弓をメイン武器として扱っており、その狙撃の腕は確かである。作中でもベルが【アポロン・ファミリア】の襲撃を受けると、これを遠距離からの狙撃で妨害し、ベルの脱出を援護した。
モンスターに対してはトラウマを持つため、殆ど戦うことは出来ないが、心の傷を刺激されない(モンスターの息遣いを感じずにすむ)ほどの超遠距離からなら、どうにか弓は引ける。
ステイタス
Lv.2
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
G218 | G204 | G293 | F339 | I187 |
調合 | ||||
I |
発展アビリティ
- 調合
薬剤の品質の向上、ポーションのような回復効果を持つ魔法に近いアイテムの開発が可能となるアビリティ。薬に関係した作業に関わる人間が発現しやすく、ナァーザも製薬の手伝いをしていたことで会得したという。
魔法
- ダルウ・ダオル
詳細不明。元ネタは、ケルト神話においてアガートラムの内部に寄生していたカブトコガネムシの意。
余談
ナァーザは原作の異端児篇にて、異端児(ゼノス)達を迷宮に返そうとしたベル達に協力しているが、異端児の存在自体については知らないという設定になっている(主神であるミアハは、異端児の存在をタケミカヅチやヘファイストスと共に、ヘスティアから聞かされて知っている)。
ところが『ダンメモ』のストーリーにて、初めて人間と同じ知性や言葉を話せる異端児(ゼノス)の存在を知る事になっているのだが、そのストーリーとはまさかのストライク・ザ・ブラッドとのコラボストーリーである『異界の眷獣と呪われし魔剣』である。なお、この時のナァーザはアスフィ・アル・アンドロメダが開発した薬を呑んで、一時的にだがモンスターへの恐怖心がなくなっており、迷宮にも入っている。ただし物語上のご都合アイテムなので、今後使用される事はないとゲーム内でわざわざヘスティアが代弁して公言している。
異端児の事情について何も知らない事で、当然ながらナァーザは困惑するのだが、ストブラ側のゲストキャラクターであるラ・フォリアの機転(というか、悪戯?)によって、ベル達への信頼もあって納得する事にしている。
あくまでアプリ内での出来事なので、原作にこの設定が反映されるかどうかは不明だが、ベル達を信頼している事は変わりないので、仮に異端児の存在を原作で知ることになっても、コラボイベントのように理解を示してくれる可能性は高い。
また、葉山いくみ女史は、ストブラのヒロイン煌坂紗矢華を演じており、上記のコラボでも主要キャラとして登場している。さらに【ロキ・ファミリア】のアリシアもこのコラボにガッツリ絡んでいるため、葉山女史の1人三役の大活躍を楽しむことができる。ストーリー中盤からは3人とも同じチームになったため、同じチームになったレイを混乱させてしまうことに…。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ミアハ・ファミリア
ミアハ(ダンまち):ファミリアの主神であり想い人
ダフネ・ラウロス カサンドラ・イリオン:ファミリアの新団員
アミッド・テアサナーレ:目の敵にしている商売敵
アリシア・フォレストライト:同作品内での声優繋がり
ヌアザ:恐らくキャラの元ネタ