曖昧さ回避
- 英語でキチガイの意。
- アメリカ合衆国の風刺雑誌。
- MADテープやMADムービーの略。既存の音声・画像・動画などを編集・合成し、再構成したもの。
- ノノ氏の同人ゲーム『MAD~ultimateequality~』。
雑誌「MAD」
ECコミックスが発行したアメリカ合衆国の風刺雑誌。現在の発行元はDCコミックス。
1952年に漫画の単行本として出版され、1955年より発行形態が雑誌となった。
2019年末で紙媒体としての出版は終了。
※1972年、赤塚不二夫が日本の「MAD」を目指して「まんがNo.1」を創刊したが6号で休刊となった。
MADテープ/MADムービー
テレビ番組などから抽出した音声、動画を編集し新たな意味を付加した作品のことを指す。
この手の遊びは録音機器があればできるので、アナログの時代からあった(しかしアナログ時代の苦労は凄まじかったことだろう)。
流行のきっかけはタモリのオールナイトニッポン「つぎはぎニュース」コーナーである。これはNHKのニュースをつないで面白くしたものを勝手に放送としていたという伝説のコーナーであった(その後NHKに怒られて中止)。
その後、特撮やアニメの主題歌などを使った「MAD TAPE」シリーズが流通し有名になる。「MAD」の名前もこれに由来する。
つぎはぎに留まらない動画MADや音MADとなるとアナログ時代では難しかったが、高性能パソコンが登場したことで一気に簡単となった。
ニコニコ動画開設後~2010年代前半ぐらいにかけてブームとなり、大量のMAD動画が投稿されMAD黄金時代を迎えた。
だがその後スマホの普及でPCに不慣れな人が増えたために制作のハードルがあがってしまい、職人の後継が育たず2010年代末には既に懐かしの文化・ロストテクノロジーとなっている。
作例
たいていは馬鹿馬鹿しい、狂った内容で、『気が狂った』『バカげている』などを指す英単語「MAD」の通りである。
編集により主人公が馬鹿げた行動をしたり、公式設定と真逆の行動だったりするよう改変した作品や、別の作品と違和感なくつなぎ合わせたもの、別作品の中の人ネタを活用したものなどが存在する。
MAD TAPEシリーズでは「俺は宇宙刑事ギャバン、好きな食べ物はあんパンだ!」や「草も木もないタイガーマスク」等のように、台詞や曲を面白可笑しく繋ぎ換えていた。
これらの作品から二次創作が行われ、ポケモン黒化の各キャラクターなど新たなキャラクターが登場することがある。
本来は異なるが、既存アニメの映像を利用したAMVもMADと呼ぶ場合があり、音声や動画の二次創作物の総称のように扱われている。
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音声
動画
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