概要
持ち方は使用者によって違う。
日本において三本の刀剣を使用する描写は室町時代後期には既にみられる。
『鈴鹿の草子』『田村の草子』などに登場する鈴鹿御前(立烏帽子)が三明の剣(顕明連、大通連、小通連)を操る。
三刀流の人物
ロロノア・ゾロの三刀流
ONE PIECEのロロノア・ゾロが使用する三刀流は、刀を両手にそれぞれ1本ずつ持ち、口にもう1本咥えて使用する。
かつてゾロが同門生のくいなに勝つために取り入れた二刀流に、さらに力を得るために刀を付け足すという発想で編み出したもの。
両腕と比べて可動域は狭いが、これがどう剣技に生かされているのかは不明。
また両手の刀を下手に振ると、口に咥えた刀にぶつかってしまうという難点もある。
ちなみに口で刀を咥えて敵に攻撃する、あるいは敵の攻撃を受けるという行為は顎に凄まじい負担がかかる。
物理エンジンを用いた検証動画によると、なんとゾロは最低でも2000トンもの咬合力を持っているとのこと。
彼がいったいどんな方法で、どれほど顎を鍛え抜いているのか気になるところである、
なお、口が塞がっているのに声がどもらないのは彼の心意気によるものだとかなんとか。
下述する三刀流の多くと異なり、超能力者や異形でなくとも形だけなら再現可能なスタイルだが、
後発作品において同じような戦法を用いるキャラクターは、現在のところ確認できない。
余りに特徴的すぎて、リスペクトで登場させてもパクリと批難されかねないからだろうか。
なお口に武器を咥えるという発想自体は、ジャンプの大先輩である銀牙シリーズが実演している。
ただしあちらは手が使えないワンコなので、口で咥える以外に武器を使えないがためなのだが。
その他の三刀流
・ラズロ(トライガン)、クロナ(SOULEATER)三本の腕にそれぞれ武器を持つ。
・ビギニングガンダム(ガンプラビルダーズ):片手で三本持って使用。六爪流の片手のみ版。
・ソラ(キングダムハーツ2):背後に二本の剣が浮いており、自動的に追撃を行う。
・ゴチンコ(魔法陣グルグル):7巻で構えを見せる。ただし3本目の剣は尻で持つ。
・セイバー(FoxTail)(Fateシリーズ):神通力で三明の剣を巧みに操る。
・山吹沙綾(小説版BanG_Dream!):こちらは剣士ではなくドラマーではあるが、弟に人数や誕生日等縁のある3という数字に掛けて、ゾロのように口に3本目のスティックを咥えて演奏する。二つ名も「三刀流」。