CV:小野坂昌也
概要
スレイン法国の特殊工作部隊『六色聖典』が一つ、『陽光聖典』の班長。ニグンの右腕を務める。
第一章の時点では『名前の付いたモブ』という扱いだったが、第二章発表と共に『親密度付きのアプリオリジナルキャラクター』という存在である事が発覚、プレイヤーがざわついた。
人物像
「がはは」が口癖の熱血男。
精鋭ぞろいの隊員の中でも一班の統率を任されている程の実力者であり、ニグンからの信頼も厚い。
以前は法国が掲げる人間至上主義を実現すべく活動していたが、世界中が未曾有の大災害に見舞われたのを期にこれまでの陽光聖典の方針とは真逆の、「王国を支援し亜人とも協力する」という指令がニグンから下った事に戸惑い苦悩する様子が、各キャラに焦点を当てたパーソナルストーリー『混沌の記憶』にて描かれている。
また、「六大神信仰者として教義に反するのでは」と不満を感じる隊員を慰撫し理解するよう諭す一方、内心で半森妖精(ハーフエルフ)を下等扱いしたりと、メインストーリーでは語られなかった法国人としての姿が垣間見られた。
その様な経緯を経て、世界の異変に際し自身が果たすべき使命とは何か、模索し続けている。
強さ
陽光聖典に属している以上、少なくとも信仰系の第三位階魔法を使用可能なのは間違いないが、隊長の右腕という地位を考えると第四位階をも使える可能性がある。
バハルス帝国最強の『帝国四騎士』であるレイナースをして、「なかなか侮れない強さ」と言わしめているが、それ以外は不明。
作中の動向
メインストーリー第一章7話より登場。
最初は一般の隊員と同様にマスクを被った状態で登場した。自己紹介前の表示名は『屈強そうな男』であるが、外見とは裏腹に主人公達の実力を把握する為に隊員と一芝居を打つなど、強かな面を見せる。
もっとも、初期から洞察力を評価される主人公をして、「無意味な作戦を立てる人だとは思えない」と判断されるだけあるとも言えるが。
カルネ村の村人救出時には「少数のために人員を割く事はできない」と手を貸さなかったが、結局一人しか村人を助けられなかった事に落ち込む『漆黒の剣』のメンバーを「私の方針に従っていた場合は誰も助けられなかった」、「一人でも救ったのだから誇るべき」と励まし、大型混沌獣との戦闘に向かう主人公達に「死ぬ可能性が高い」と引き留めるなど、人の好さが窺える(あるいは人間種の存続を第一とする、法国出身者としての合理的判断か)。
第三章からはマスクを取り、漸くその素顔を見せる。
アウラとマーレと出会った時は、敵と判断して即座に部隊に迎撃を指示し戦闘になりかけたが、主人公に仲間であると説明されて事無きを得た。
道中、珍獣の様にアウラ達を見る隊員とは異なり、法国的には忌むべき亜人であるダークエルフと普通に会話し、言いづらそうにしながらも法国の事情を語った。「嫌々手を貸しているのでは?」と聞かれた時も、はっきりと「人間を守るためなら他種族とも手を結ぶ」と返し、それが偽らざる本心と言い放った。
以降は主人公達と別れ、部下とハムスケと共にトブの大森林で調査を行う。
第四章では激戦を制した後、主人公等と共にエ・ランテルに戻るが、その際に法国の裏切者である聖女クレマンティーヌと顔を合わせ、不信感をあらわにする。
余談
書籍での陽光聖典のイメージを覆した事で、同隊の好感度を上げる事に貢献している。
ただし、隊長のニグンの声優が子安武人氏の為、『ゲームが違う!』と某ゲームファン系プレイヤーのツイートが連発した。