ミルコ・デムーロ
みるこでむーろ
経歴
弟のクリスチャン・デムーロも騎手である。
2003年には、ネオユニヴァースで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成。外国人騎手による初の日本ダービー制覇を成し遂げる。
天覧競馬となった2012年の天皇賞(秋)ではエイシンフラッシュで優勝。
下馬して天皇皇后両陛下に恭しく敬礼するポーズ姿は歓声を呼んだ。
(ただし、本来は検量室まで下馬してはいけないという決まりであったが、JRAは意を汲んでか咎めるることはなかった。)
2015年には、JRAの騎手試験に合格し、同時に合格したクリストフ・ルメールと共に通年免許を得た。
同年は、ドゥラメンテで皐月賞と日本ダービーの二冠を12年ぶりに達成している。
2020年から、所属は栗東のまま、活動拠点を美浦に移した。
人物像
とにかく「和」を好み、通年免許取得後は京都に住み、家に和室を3つ置き、日本食も食し、神社にもよく参拝する。
競馬開催前日に全騎手が入室を義務付けられている調整ルームでも和室を選んで泊まり、納豆を持ち込んで食べている(ルメールは納豆が苦手)。
ちなみに、本人は納豆が好きだが、二人の娘は関西(栗東トレセンは滋賀県)暮らしが長かったせいか納豆嫌い。
情熱大陸の取材では、しきりに娘に納豆をすすめるデムーロに対し、「(納豆の)箱を食べるか中身を食べるかって聞かれたら箱を食べるわ」というパワーワードを残している。
少し茶目っ気のある面もあり、ウイニングランなどでは両手を広げる「飛行機ポーズ」をたびたび披露。ただし、2007年12月2日の中日新聞杯(サンライズマックスに騎乗)ではゴール前にやって制裁を受けた。
主な騎乗馬
'03皐月賞、'03東京優駿
スクリーンヒーロー
08JC
'10有馬記念
'12天皇賞(秋)
'15皐月賞、'15東京優駿
'16エリザベス女王杯
'18大阪杯
'18ホープフルステークス
'19NHKマイルカップ
'19優駿牝馬
'20大阪杯
'20NHKマイルカップ
'18〜'20東京大賞典、'19帝王賞
'21優駿牝馬
関連動画
2003年第70回日本ダービー
2012年天皇賞(秋)での敬礼