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ニューロノイドの編集履歴

2021-11-28 00:13:08 バージョン

ニューロノイド

にゅーろのいど

ニューロノイドは『ベターマン』に登場する人型機動兵器の名称。

概要

 対アルジャーノン研究機関『モーディワープ』が運用する汎用人型ロボット。

 人体に有害な環境や危険な場所の調査を目的に開発されており、高い耐久性を持つ。機体の制御方法はブラックボックス扱いで秘匿されているが、実は高等哺乳類十二頭分の大脳皮質を生体ユニットとして組み込んでおり事実上、『操縦型サイボーグ』と言っても差し支えない。


 ヘッドダイバーは操縦にシースルー素材のダイブスーツを着用しているが、これは操る者の素肌が近い程機能を発揮し易いのが理由。一応普通の服装でも操縦可能。幾巳の場合はIDアーマーのインナーとなる特別製の専用ダイブスーツを身に纏う。


 本来ならばGGGメカノイド竜シリーズなどの勇者ロボではなく、こちらを採用する筈だったが、様々な要因が絡み合い採用を見送られたが、阿嘉松ガッツィ・グローバル・ガードのマリンレヒューレ基地所長就任前後、ごく少数のみ正式採用される。


ニューロノイド一覧


機能

 ニューロノイド特有の機能として、周辺の環境の分析を行う『アナライズ』、緊急回避プログラムである『アボイド』、高機動プログラム『ニトロ』を持つ。


 また、状況に応じて分析や調査を目的とする『アクセプトモード』と戦闘や活動に特化した『アクティブモード』への側転変形が可能で、それに応じて操縦席も頭部の『ウームヘッド』と股間部の『セリブヘッド』が上下移動する。変形には二名のヘッドダイバーによるボイスコマンド「アイ・ハブ・コントロール」「ユー・ハブ・コントロール」の唱和が必要。他の操作もボイスコマンドで行える。


 あくまで調査用ロボットなので戦闘能力は低いが、アームなどを利用した格闘戦が可能なほか、武装としては大気中の成分を合成した化学物質を放出する「シナプス弾撃」を備える。これは周囲の物質を取り込み瞬時にして任意の物質へと合成するという驚異的なシステム『テリオマスターシステム』によるもので、劇中では酸性物質、二酸化炭素、爆発物、液体窒素、圧縮酸素などの物質を合成している。


 化学兵器である故に、攻撃目標に合わせた化学物質を生成する必要があるものの、上手く扱えば対ロボット兵器戦、対生体兵器戦のいずれにも対応可能で、攻撃だけではなく味方機の応急修理にも応用の幅が拡がる。


 高い汎用性と操縦性を併せ持つ反面、操縦するにはデュアルインパルスと呼称する特殊な脳内信号が必要であり、更にその中でも2人揃う事で脳内インパルスを高める希少な特殊能力者『デュアルカインド』が2名搭乗しなければ稼働出来ない。

 また、動力源として古生細菌『リンカージェル』から発生する高エネルギーを使用しているが、稼働中のジェルには不純物が溜まって劣化していく為、活動制限時間は短い。特に大きく動き回り、シナプス弾撃を連続で使用するなどして機体負荷を高めるとジェルの劣化が加速し、機能停止までのタイムリミットが更に短縮する。


 加えて長距離移動には『コントレーラー』と呼ばれるメンテナンス車両や、大型輸送機への搭載が必須。出撃後のメンテナンスや調整に要する多数のスタッフ、劣化したジェルの透析に必要な広い場所の確保も必要であり運用コストや維持費も莫大である。

 おまけにユニットのひとつひとつが軍事用に転用され易く、機密の宝庫で、民間企業としてニューロノイドを運用した(有)アカマツ工業はモーディワープからの委託後はそれらを理由に相当な苦労を強いられた。


 後に獅子王雷牙がリンカージェル透析機構とウルテクエンジンを搭載する飛行ユニット『グリアノイド』を開発し稼働時間と遠距離移動に関する問題は解消される。加えて、脳手術によりデュアルインパルス能力を得た『デュアルトライブ部隊』が設立され、ヘッドダイバー不足も解決した。量産型ニューロノイド『ブロッサム』に至っては重火器の搭載により純粋な戦闘能力も向上している。


倫理的問題点と末路

 ティランのプロトタイプである1号機『プルミエ』、2号機『ドゥジ』、3号機『トロワ』の生体ユニットには病死・事故死した人間の大脳が利用されていたが、『死者の肉体を利用して制作された機械は、情緒や生理的嫌悪感により世間から抑圧されるのは必至』という倫理的な問題点に加え、暴走の危険性も指摘も有り封印されている。実際、(株)超人同盟の超能力者による遠隔操作により、無人で暴走させられた。


 完成型ティランである4号機『カトリエ』の生体ユニットは人の代わりにヒト状科のボノボの大脳で代用。覚醒人1号の生体ユニットにはイルカの大脳が使われており、その影響か水中滑走装備を付けずに水中を自在に活動していた。


 最終的にモーディワープ本部職員略全員がアルジャーノンを発症し、ブロッサム全機が暴走。コックピットにアルジャーノン患者を寿司詰めにしたおぞましい状態で迎撃したが、ティランの奮戦と八七木の活躍により殲滅されるがティランもまたのアルジャーノン発症によって自滅(コミカライズではニューロノイド部隊から覚醒人を庇い大破)し、残った覚醒人1号もカンケルの攻撃で大破。モーディワープ製ニューロノイドは全て滅するも、元凶も禁断の変身態との戦闘で消え、事態は終息に向かう。


 しかし、宇宙収縮現象からインビジブル・バーストなどの情勢から戦力が低下したGGGが再編され、壊滅した『モーディワープ』に残されたユニットから新型ニューロノイドを製造。新たに作られ、残された勇者ロボたちと共に地球の危機へと挑む。


関連項目

ベターマン

覇界王~ガオガイガー対ベターマン~


GGG

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