概要
ゲーム版『ウマ娘プリティーダービー』のメインストーリーに登場する、トレセン学園のレースチームの一つ。
創設者は先代チーフトレーナーで、彼の担当ウマ娘・オグリキャップは偉大なエースとして知られる。有馬記念でのラストランですべてを出し切ったオグリと共に引退を決意した先代から、弟子でもあるサブトレーナーがチームを引き継ぎ、新エースにメジロマックイーンを据えて、新生シリウスの物語を紡いでいく。
アプリ版とアニメ版では全体的に設定が異なるが、その中で最も大きいと言えるのがウマ娘の所属チームであり、アニメで描写されていた中ではチームスピカ所属だったメジロマックイーンとゴールドシップがアプリ版メインストーリーでは本チームの所属となっている。両名以外の加入者もチームスピカのメンツではなく、アプリ版オリジナルの顔触れとなっている。
チーム名の「シリウス」は所謂「冬の大三角」を構成するおおいぬ座の恒星。
条件さえ整えば昼間でも観測できるほどの明るさで知られる一等星である。
メンバー
先代トレーナーとオグリの引退に伴ってメンバーが一斉に移籍してしまい、学園の規定から一時は解散の危機に瀕していた。学園側の計らいで猶予期間を得てからは、唯一チームに残ったメジロマックイーンの調整に集中、天皇賞(春)で見せた活躍によって新メンバーの獲得に成功する。
- トレーナー
チームシリウスのトレーナー。
元はシリウスのサブトレーナーを務めていたが、先代トレーナーの引退を機に昇格した。しかしそれと同時にマックイーンを除く全てのウマ娘に脱退されてしまう。
温和な性格で、何よりもウマ娘のことを第一に考えている。
既に経験を積んでいるからか、育成ストーリーの新人トレーナーよりも鋭いアドバイスが多い。
チームシリウスのキャプテン。
メジロライアンやメジロドーベルと共に競走ウマ娘の名家・メジロ家で育ち、誇りと気品、レースへの強い熱意を兼ね備えた才媛。
天皇賞には特別な思いがあり、メジロとシリウスの両方を背負ってターフを駆ける。
オグリキャップの離脱によりシリウス唯一のメンバーとなり、一時はチーム再建のため自らメンバー集めに奔走していた。生真面目で気負い過ぎるところがあるものの、新エースとして、他者を導く存在として大きく成長していく。
第2章では、ライスを案じて自身の三連覇がかかった天皇賞(春)にライスを出走させることを提案。同チームながら盾の栄誉をかけて戦う。
第4章では、強すぎて徹底的にマークされた自分の過去とブライアンの現在を重ね合わせるシーンがある。
第1章の途中で加入。マックイーンにしばしばちょっかいを掛けている支離滅裂なムードメーカー。
彼女のことはからかうと同時に気に掛けており、何に感化されてか出し抜けにシリウスへの加入を宣言する。
シリアスになりがちなメインストーリーで、貴重なコメディーリリーフを担う。
奇人扱いされがちだが、情に厚く仲間思いである。終始奇人な育成ストーリーとの温度差で比べられることが多い。誰が呼んだか劇場版ゴルシ。
1人だけ史実の世代が思いきり新しいため、現時点ではレースには殆ど出走していない。
第2章で加入。小柄でありながら非常にタフなウマ娘。
伸び悩んでいたところをシリウスに迎えられ、ステイヤーとしての能力を開花させる。
純真で控えめな態度とは裏腹に、執念にも似た勝利への憧れを宿し、無敗の三冠に迫るミホノブルボンの背中に食らいついていく。
第3章以降は、所属するウマ娘をチームメンバーとともに応援している。
第4章では同チームながら史実通りブライアンとともに有馬記念に出走し、ブライアンの強さを見届ける。
第3章で加入。ダービー優勝を夢見る快活なウマ娘。愛称は「チケゾー」。
幼少期に現地で観戦した日本ダービーを胸に刻み、聖蹄祭で「歴代ダービー展覧会」を企画するほどダービーに魅せられている。
たづなを介して企画の手伝いを引き受けたトレーナーとの巡り合わせでスカウトを受け、先代シリウスでは遂に叶わなかった日本ダービーの制覇を目指す。
ビワハヤヒデとナリタタイシンは入学当時からの親友であり、ダービーウマ娘の座をかけて激闘を繰り広げる。
第4章では、ブライアンのチームメイト及び彼女の姉の親友として、陰から活躍をサポートする。
第4章で加入。豪快豪傑でクールなウマ娘。その走りから「怪物」と評される。
ビワハヤヒデは彼女の姉であり、追い越すべき背中だと認識している。
実は既に別のチームでデビューを果たしていたが、性に合わず脱退しており、シリウスのトレーナーとは選抜レースで出会う。その類稀な才能を見抜いたトレーナーによって覚醒し、クラシック級にして主要GⅠを総なめするほどの実力を手に入れる。
それでも勝利への渇望は止まず、来たる姉との対決の日に向けて血の滲む努力を重ねていく。
その他メンバー
マックイーンの活躍に憧れてシリウスにやって来たウマ娘たち。いわゆるモブウマ娘。
第3章以降はレギュラーメンバーの充実もあって出番が減りつつある。
- 前髪ぱっつんのウマ娘
活発で、真っ先に会話に切り込んでくる。
- 黒髪ボブのウマ娘
マックイーンを「ちゃん」付けで呼ぶお姉さん気質。
- タレ目のウマ娘
おっとりしていて感動屋。涙もろい。
- 第2章チーム練習その1(芝・長距離)
- ベーサルシュート(先行)、ジュエルクリスタル(差し)、ビヨンドレブリミ(追込)、ブックオブシュガー(逃げ)
- 第2章チーム練習その2(芝・長距離)
- ハードラッカー(逃げ)、レディアダマント(差し)、スプーキーナイト(追込)、トゥプシマティ(先行)
- 第3章チーム練習(芝・中距離)
- カルンウェナン(ぱっつん・逃げ)、アップツリー(特徴は不確定・追込)
- 第4章ケガ開けトレーニング(芝・中距離)
- リボンカプリチオ(タレ目・差し)
元メンバー
数々の功績を打ち立てたシリウスの元・エース。
第1章冒頭で有馬記念に出走、ラストランを勝利で飾り、堂々の引退を迎えた。
OGとしてチームのことは気にかけており、後輩たちの新しい道行きを後押しする。
- 先代トレーナー
オグリキャップの担当トレーナーで、チームシリウスの創設者。
現トレーナーにとっての師にあたり、URAから表彰を受けるほどの実績を持つ人物。
開始時点では既に隠居済みだが、現トレーナーは最後まで彼の引退を惜しんでいた。
最後まで自分の担当ウマ娘をダービーに勝たせることはできなかったらしい。
シルエットの類似やオグリのトレーナーだったことからファンからは「北原じゃないのか?」と冗談込みで言われることも。
余談
第4章公開時点では名ありの所属ウマ娘6人中5人が長距離適性Aのステイヤー(長距離走者)という共通点を持っており、唯一残ったチケゾーも適性Bと高めの数値である。
そんなシリウスも史実で考えるとまさに強豪の中の強豪が集まったチームであり、章を重ねメンバーが増えていくごとにスピカやリギル以上の厨パになるのではないかという意見もある。
アニメではスピカやカノープスらの部員募集ポスターに紛れてチームシリウスのポスターも確認出来る。おおいぬ座(シリウス)らしく犬があしらわれたチームロゴで、なぜか非常口看板を模しているスピカ並みに謎なデザインがそれ。
ただしあちらではマックイーンとゴルシがスピカ所属、ブライアンはリギル所属なためメンバーはかなり異なっていると思われる。
そもそもウマ娘におけるチーム名は(アオハル杯で使われるものを除き)恒星の名前がモチーフという法則を踏襲しているため、単純にメインで使ってない名前が被っただけと思われるが。
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ウマ娘プリティーダービー(ゲーム) メインストーリー(ウマ娘)