誘導
- 競走馬(97世代)
- 1をモチーフとしたウマ娘プリティーダービーに登場するウマ娘。→タイキシャトル(ウマ娘)
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概要
1994年3月23日生まれ。父Devil's Bag 母Welsh Muffin(ウェルシュマフィン) 母の父Caerleon。牡馬。 尾花栗毛。藤沢和雄厩舎。
1999年シーズンから種牡馬となる。
戦績
98年 安田記念
大雨のなかの無敵、タイキシャトル。
可能性は人を熱くする。
―2011年JRA安田記念CMより
1997年4月19日東京競馬場でデビュー。主戦騎手は岡部幸雄(97年スワンステークスとマイルチャンピオンシップのみ横山典弘が騎乗)。
ユニコーンSで重賞初制覇、スワンSで重賞2勝、同年のマイルチャンピオンシップでGI初制覇、スプリンターズステークスも優勝。
マイルチャンピオンシップでサイレンススズカと対戦。逃げたキョウエイマーチにサイレンススズカが並びかけた結果、前半800mのラップが44.6秒、1000m56.5秒の殺人的な超ハイペースに。その結果逃げ馬のみならず後続馬もろともバテバテとなり、3番手追走のヒシアケボノも失速する中でタイキシャトルは4番手から出走馬中最速の上がり3ハロン36秒1で抜け出した。
キョウエイマーチはハイペースの逃げから2着に踏み止まったが、サイレンススズカは15着。
この世代は、春の安田記念でスピードワールドが不本意な臨戦過程ながら3着に入り、タイキシャトルが前走のスワンステークスで優勝し、マイルチャンピオンシップの人気でも着順でも上位を占めた。
この年、JRA賞最優秀短距離馬受賞。年度代表馬はエアグルーヴ。
1998年6月14日、欧州遠征を前に挑んだ安田記念。前述のJRA CMでもあるとおり、多摩地方の大雨で稀に見る昭和47年以来26年ぶりの超不良馬場の中で行われたが、97年香港ダービー馬オリエンタルエクスプレス(鞍上ダグラス・ホワイト)らを尻目に「日本に敵はいない!」とばかりに安田記念を制覇。
1998年6月14日 東京競馬場
実況:渡辺和昭(ラジオたんぱ)
同年、海外遠征しジャック・ル・マロワ賞で優勝(これが岡部幸雄の自身初海外G1制覇)ン日本馬として史上2頭目の海外GI制覇達成。帰国後マイルチャンピオンシップ史上3頭目の連覇、史上3頭目の古馬マイルGI春秋制覇。スプリンターズステークス3着を最後に引退。
史上初めて短距離馬としてJRA賞年度代表馬に選出される、さらに最優秀短距離馬と最優秀5歳以上牡馬も受賞。
産駒
- ウインクリューガー 2003年NHKマイルカップ優勝
- メイショウボーラー 2005年フェブラリーステークス優勝
その後の馬生
2017年に種牡馬を引退、引退馬協会のフォスターホースとなり、イーストスタッドに預託され、同牧場で繁養されていた2歳下で同じくフォスターホースのメイショウドトウと仲良しに。以降はメイショウドトウと行動を共にすることが多くなり、翌年の2018年にはドトウ共々ヴェルサイユリゾートファームに移転。翌年1月にはドトウ共に去勢手術を受け無事成功。2021年にはこれまたドトウと一緒にノーザンレイクファームに移転した。現在はドトウやキリシマノホシ号、タッチノネガイ号、その産駒のタッチデュール号、猫のメトらと共にのんびりと余生を過ごしている。