「フハハハハ!支配されるもの同士で争うがいいコウモリ!」
「貴様らも仲間同士血を吸い合うといいコウモリ!」
データ
身長/188cm
体重/279kg
世界/コウモリトピア
名産/吸血鬼
名物/黄金のバット、吸血音波
概要
トジテンドが人間界侵略の為に、コウモリの世界「コウモリトピア」を閉じ込めたコウモリトジルギアをクダックに組み込んで、予言通りに誕生したワルド。
頭部は逆さまになってぶら下がる蝙蝠を模しており、その為牙を生やした口が額に上下逆で付いた異様な外見を持つ。しかし良く見ると、中央部に泣き出しそうな顔の輪郭が浮かんでおり何処かシュールさも併せ持つ。...要するに顔の形状はサカサマワルドと同じで、中心の顔が塗り潰されているのでこんな妙な見た目になっているだけなのだが。
更に顔の下半分は赤い挿し色で塗られ、口からは血を思わせるラインが垂れて中心の顔の右目に掛かっている。これにホシガキワルド等と同じ黒・白・金で塗り分けられたボディも合わせると、蝙蝠を僕として使役する黒服姿のヴァンパイアも彷彿とさせる。
更に武器として、沢山の鋲が打たれた金一色の棍棒「黄金のバット」を携行する。
コウモリトピアの力を悪用し、口より放つ「吸血音波」を浴びせた者を犬歯を生やしサングラスを装着した“吸血鬼”に変える能力を行使する。
吸血鬼化した者は生き血を求め人々へ襲い掛かろうとするが、身体能力等が向上したり噛み付いた相手をも吸血鬼化させる等と言った吸血鬼にありがちな特性もあるかは不明。それでも侵略世界の人々が戦い合うのを助長する効果はある。
戦闘では黄金のバットを振り回して戦うも、所詮能力特化のワルドなので実力は大した事無い。
例によって「~コウモリ」と言いながら、吸血鬼化した人々の動向を壁へ逆さまにぶら下がって見物するのが好きな愉快犯的性格。因みに日光に弱いと言う吸血鬼に有りがちな弱点は無く、普通に日中でも活動が可能。
活躍
予言の3番手として登場。人々を上記の能力で吸血鬼化し「血ぃ吸うたろか」と暴れさせていたが、これまで予言通りに事が運んでいたためゼンカイジャー達も予め対策としてコウモリの生態を事前学習しており、吸血音波に対しては科学戦隊ダイナマンのセンタイギアにてパラソル型パラボラアンテナ「フィードバックセミシグレ」を用いて反射されてしまい、かくなる上はと黄金のバットで襲いかかるもバットを奪い取られて打ち飛ばされ、とどめのゼンリョクゼンカイキャノンで爆散・敗北した。
残ったコウモリトジルギアは、同話三度目の出撃となるクダイテストに取り込まれ、ダイコウモリワルドを誕生させた。
余談
- コウモリがモチーフの戦隊怪人はメジャーな部類だが、敵怪人としては『天装戦隊ゴセイジャー』のキングビービ以来11年ぶりの登場となる。
- 同時に令和初のコウモリモチーフの戦隊怪人となった。
- スーツはサカサマワルドの改造。特徴的な顔の形状を活かし、逆さまにぶら下げるコウモリの形に見立てている。
関連タグ
本編最後の一般怪人
マネキネコ邪面←コウモリワルド