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アビスガンダムの編集履歴

2022-03-08 12:56:50 バージョン

アビスガンダム

あびすがんだむ

ZGMF-X31S アビスとは、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場するモビルスーツである。

機体データ

型式番号ZGMF-X31S(連合側RGX-02)
全高17.84m
重量92.39t
装甲材質ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力源バッテリー
所属ザフト地球連合軍第81独立機動軍ファントムペイン
パイロットアウル・ニーダマーレ・ストロード(テストパイロット、本来の正規パイロット)

概要

ユニウス条約締結後、ザフトが開発した試作MS群「セカンドステージシリーズ」の1機。型式番号はZGMF-X31S。型式番号の「3」は水中戦型系統、「1」は開発ナンバー、「S」は「Second Stage(セカンドステージ)」を示す。

フォビドゥンブルーなど地球連合軍の水中戦用MSの対抗兵器として開発されたMSで、潜水艇型のMA(モビルアーマー)への変形機構を持つ。

装甲には、ヴァリアブルフェイズシフト装甲が採用されており、デュートリオンビーム送電システムにより、戦闘継続時間の延長が可能である。


それ以前のザフト製水陸両用MSのUMFシリーズ(グーンゾノ)が存在するが、これらの機体は基本的に水中のみでの運用を重視しており、揚陸作戦においての機動性に問題があった。アビスの基本形は従来のMSと同じ人型であるため、陸上での機動性も確保されている。更に宇宙空間での活動も可能であり、水陸両用MSとしての汎用性はグーンやゾノを大きく上回る。


重武装の機体を運用するため、出力はセカンドステージ5機中で最高。陸上ないし宇宙での戦闘では、機動性を重視しない火力支援用として運用を想定し、多数のビーム砲やリーチの長い格闘兵装を備えている。また、デュートリオンビーム送電システムが採用されており、戦闘時間の延長が可能となっている。

元々はコアスプレンダー内蔵が予定されていたが、局地戦の際に合体対応が行えない事から見送られた。


武装

MMI-GAU1717 12.5mmCIWS

頭部ブレードアンテナ上部に装備された近接防御火器。主にミサイル等の迎撃に使用される。


MMI-GAU25A 20mmCIWS

セカンドシリーズ共通の近接防御火器。肩部に2門を内蔵する。


MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲

胸部内蔵の大出力ビーム砲。本機最強の装備であり、エネルギー変換効率の改善により前世代の核動力型MSにも劣らぬ出力を誇る。


M107 バラエーナ改2連装ビーム砲

背部の可動式2連装ビーム砲塔。フリーダムに採用された「M100」の省電力化モデル。ビーム兵器であるため水中戦では使用出来ないが、浅水域からの対空攻撃に威力を発揮する。MA形態時は砲身が転回し、砲門が前方を向く形をとる。 射角に難が出るがMS形態でも使用可能。


MX-RQB516 ビームランス

ビーム刃と実体刃を複合装備させた槍状装備。機体の全高に匹敵するリーチを持ち、柄部分は対ビームコーティングがされており、ビームサーベルを受け止める事が可能となっている。水中で使用可能な格闘兵装として実体剣部を先端に備え、水中であっても地上と同様に槍としての使用を可能とする。MA形態時は実体剣部分が機体最前部に来る形で機体下部にマウントされる。本来、遠距離砲戦型のアビスが敵MSと接近戦になった場合、相手と広い間合いを取る事により戦闘を有利に進めるための装備である。

同様の装備として、ブラストインパルスのデファイアントビームジャベリンがある。


両肩部シールド

MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷、MA-X223E 3連装ビーム砲、M68 連装砲を搭載した攻防一体の盾。MA形態時は、頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗減免のためのフェアリングとして機能すると同時に、前方及び側方の対ビーム防御を兼ねる。

尚、あくまでもアビスのパーツの一部という位置付けで、装備としての固有の名称はない。

C.E.の設定においては対ビーム用の振動鋼材技術とPS材の併用は困難とされているが、この部位の外装にはヴァリアブルフェイズシフト装甲と対ビームコーティングを施している特殊装甲が採用されている。この装備はアームを介して取り外し可能な構造となっている。


MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷

MA時の主兵装で両肩のシールドに内蔵されている。発射口は左右合わせて4門ある。


MA-X223E 3連装ビーム砲

両肩シールド裏面に内蔵されたビーム砲。左右計6門のビーム砲を一斉発射する事で、広域に存在する目標に対し同時攻撃が出来る。カリドゥス、バラエーナ改と同時使用も可能となっている。


M68 連装砲

両肩シールドに装備される武装で砲門数は計4。実弾兵器として炸裂式の砲弾を装填しており威力は高い。水中でも使用可能となっている。MA形態時には変形機構上、砲門が進行方向と逆の真後ろに来る。この事を利用し、劇中では後方の敵機に対して発射するというトリッキーな用い方もなされた。


劇中の活躍

アーモリーワンにて他のセカンドステージシリーズ同様地球連合軍のファントムペインに強奪され、アウル・ニーダの機体となる。

以後、ほかの強奪した2機と共にミネルバを追撃。ユニウスセブン破砕作業では火力支援を主に担当するが、イザーク・ジュールザクファントムにビームランスを破壊された上、足を切り落とされ撤退した。

地球上では、水中戦において無類の強さを発揮し、インド洋での戦闘では、ミネルバに随伴していた潜水母艦ニーラゴンゴを撃沈。ダーダネルス海峡の戦闘では、損傷したミネルバに水中から迫ったが、戦闘に介入したフリーダムガンダムのレールガンで推進器を破壊され、戦線を離脱。

クレタ島沖の戦闘ではシン・アスカ駆るブラストインパルスと交戦し、水中から飛び出した際に放った3連装ビーム砲によってブラストシルエットを大破させたが、ビームが命中する直前にSEEDを発現させたシンがブラストシルエットを分離した事で直撃を免れており、爆風の中から投擲されたビームジャベリンでコックピットを串刺しにされ墜落、爆散。アウルも死亡した。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEEDDESTINY

セカンドステージシリーズ

インパルスガンダム カオスガンダム ガイアガンダム セイバーガンダム


アウル・ニーダファントムペイン所属のエクステンデッドで、アビスガンダムのパイロット。

マーレ・ストロード:強奪される前の本来のパイロット。

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