概要
トッキュウジャーの5人が搭乗する巨大ロボット。5両の列車型マシン「烈車」が「烈車合体」する事によって誕生する。他のシリーズと異なりイマジネーションのあるものにしか目撃されないらしく、人によっては巨大戦自体が無かったように扱われる事もある。
列車型マシンだけによる合体は他に『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のグランドライナーや『炎神戦隊ゴーオンジャー』のキョウレツオー、魔法戦隊マジレンジャーのトラベリオンなどがいるが、1号ロボとしては初となる。
また、「ゴセイジャー」のゴセイグレート以来久々の両手がマニピュレーター(所謂グーパンチ)ではない1号ロボでもある。
基本形態
レインボーラインを5編成の烈車が並走し、連結器を模したジョイントで横並びに合体。
そのまま並走した後、両脚を構成するグリーンレッシャーとブルーレッシャーが立ち上がり、レッドレッシャーが折りたたまれることで人型を形成する。
フェイスガードがドアになっており、これが左右に開くことによって合体完了となる。
この際に『毎度ご乗車ありがとうございまーす!トッキュウオー、完成いたします』というチケットくんのアナウンスが流れ(電光掲示板にも表示される)、『乗車完了!トッキュウオー!』(武装系の場合は『連結完了!』)の口上を経て戦闘を開始する。
合体機構が単純な分、分離の小回りも効くようで、瞬時に合体を解除して敵の攻撃を避けたり、レッドレッシャーの部分だけを展開して攻撃したりすることもできる。劇場版ではサファリガオーに騎乗していた。電車よろしく、線路の上を滑ることも可能。
5編成の列車が横にくっついただけという潔すぎるデザインと、5色の縦縞というあまりにもインパクトあふれるカラーリングは見るものを唖然とさせるが、一方で戦隊ロボの必須条件である3歳児にも簡単に合体できる機構を実現したものとなっている。まあ数年後にもっとシンプル合体ロボが現れるのだが…どっかの巨神様を彷彿とさせる怒り肩も見逃せない。
ただフックトイやアジア玩具を多少でも齧った者には、トーマスフォーマーに似てしまったという事実が戦慄や呆れを通り越してただただ驚きであろう。
しかし本編を見てトッキュウジャーの正体を知ればこのデザインに納得がいくはず。
また、前述のレッドレッシャーの部分だけを展開する攻撃の際、展開したレッドレッシャーが明らかにマズい位置にあるため、視聴者を騒然とさせた。
武器
- フミキリケン
合体時、レインボーライン内の踏切をイエローレッシャーが掴み、剣とする。
銃モードと剣モードがある。
技
技を繰り出す際は、操縦席の後部ドア上方に設置された電光掲示板に「まもなく ○○」と表示される。
- トッキュウオーパンチ
- トッキュウオーキック
パンチとキック。手足が伸びるというビジュアルと、あまりにもそのまんまな名前がインパクトを呼ぶ。
- フミキリケン烈車スラッシュ
フミキリケン剣モードの必殺技。
- フミキリトッキュウショット
フミキリケン銃モードの必殺技。
- トッキュウキョウリュウダブルビーム
『トッキュウVSキョウリュウ』で使用。
トッキュウオー、キョウリュウジン、パラサガン、ザクトルがビームを放つ。
名称は『烈車戦隊トッキュウジャー超全集』より。
トッキュウオーシールド
第4駅で初登場。
左手首(ピンクレッシャーの先頭車両)を分離しシールドレッシャーが合体した形態。
シグナルシールドという名前のとおり信号機を模した盾でトッキュウオーの防御力を上げる。
ランプからはシグナルシールドビームという光線を放つ。
必殺技を使用する際は通常形態に戻る。
トッキュウオーカーキャリア
第5駅で初登場。
右手首(イエローレッシャーの先頭車両)を分離しカーキャリアレッシャーが合体した形態。
カーキャリアレッシャーが砲台となりダッシュカーを発射する遠距離戦を得意とする。
技
- カーキャリアダッシュ
トッキュウオータンク
第6駅で初登場。
タンクレッシャーが分離し先頭車両が右手、第2車両が左手に合体した形態。
ボクシングスタイルで戦い通常形態より素早く動くことができる。
技
- タンクアッパー
トッキュウオーカーキャリアタンク
春休み合体スペシャルで初登場。
右手にカーキャリアレッシャー、左手にタンクレッシャーの先頭車両が合体した形態。
カーキャリアレッシャーがタンクレッシャーを発射するカタパルトとなっている。
技
- カーキャリアタンクシュート
トッキュウオーポリス
第14駅で初登場。
両腕にポリスレッシャーが合体した形態。
右腕に拳銃ポリスガン、左腕に手錠ポリスワッパーを装備する。優れた逮捕術と射撃の腕を誇る。
技
- ポリススマッシュ
トッキュウオードリル
第18駅で初登場。
左手首(ピンクレッシャーの先頭車両)を分離しドリルレッシャーが合体した形態。
技
- ドリルトルネード
トッキュウオービルド
第25駅に登場。ビルドレッシャーを両腕に換装した形態。
右腕のショベルバケットが武器。
技
- トッキュウオーバケットブレイク
トッキュウオーキョウリュウジンfeat.デンライナー
平成ライダー対昭和ライダー仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊に登場。
頭部にガブティラが変形したキョウリュウジャーレッシャー、両脚にデンライナー(玩具ではデンオウレッシャーという名で商品化されている)が合体した形態。
(最初は頭部にデンライナーが合体し、顔が電王ソードフォームのものになったが、キョウリュウレッドがを上からデンライナーを押し出すように合体していた。このため顔がキョウリュウジンとなっている)。これに対し、電王は不満げであった。まあ、仮面ライダーといえば足なのでパーツ構成は理に適っている…はず。
なお、玩具でこの合体を再現することは可能だが、キョウリュウジンの五連獣電剣を持たせると、バランスを崩して倒れる(なお、トッキュウオーキョウリュウジンの段階ではしっかりと立つ)。
ちなみに、キョウリュウジャーレッシャーの初出は一応本作だが、キョウリュウレッシャーが再登場した『トッキュウジャーVSキョウリュウジャー』ではキョウリュウジャーとの初対面が『トッキュウVS』という扱いになっている。
武器
- 五連獣電剣
本来はステゴッチのパーツなのだが気にしてはいけない。
技
- フミキリケンブレイブ参上スラッシュ
名前にフミキリケンとあるが、使うのは五連獣電剣。
4両のデンライナーと2両のゼロライナーが突撃し、トッキュウオーが斬撃を浴びせる技。
強化合体
各機体スペック
(出典:テレビ朝日公式サイト『トッキュウオー』の項目より引用)
トッキュウオー
スペック | 数値 |
---|---|
全高 | 47.5m |
全幅 | 25.5m |
胸厚 | 21.3m |
重量 | 1500t |
スピード | 650km/h |
出力 | 1300万馬力 |
トッキュウオーカーキャリア
スペック | 数値 |
---|---|
全高 | 47.5m |
全幅 | 25.5m |
胸厚 | 21.3m |
重量 | 1660t |
スピード | 600km/h |
出力 | 1450万馬力 |
トッキュウオータンク
スペック | 数値 |
---|---|
全高 | 47.5m |
全幅 | 25.5m |
胸厚 | 21.3m |
重量 | 1530t |
スピード | 660km/h |
出力 | 1340万馬力 |
トッキュウオーポリス
スペック | 数値 |
---|---|
全高 | 47.5m |
全幅 | 25.5m |
胸厚 | 21.3m |
重量 | 1550t |
スピード | 680km/h |
出力 | 1360万馬力 |
ゲーム作品
スーパー戦隊レジェンドウォーズではトッキュウ1号のレジェンドカードのスーパースキルで登場。飛び込みながら、フミキリケンで右から左に切り裂くゲームオリジナル技のトッキュウ・フィニッシュを繰り出す。
関連タグ
烈車戦隊トッキュウジャー ディーゼルオー 超トッキュウオー 烈車
歴代1号ロボ