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村田諒太の編集履歴

2022-04-15 11:04:11 バージョン

村田諒太

むらたりょうた

村田諒太は日本のプロボクサー。ロンドンオリンピック金メダリスト。

概要

ロンドンオリンピックミドル級金メダリスト、現・世界ボクシング協会(WBA)世界ミドル級⇒ミドル級スーパー王者。帝拳ボクシングジム所属。

入場曲は映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ曲である「He's a Pirate(彼こそが海賊)」 。


来歴

1986年、奈良県奈良市出身。

両親が共に公務員の家庭に3人兄弟の末っ子として生まれる。


5歳から水泳に親しみ、奈良市立伏見中学校では陸上部に所属、1500メートル走で奈良市大会4位の成績を残すが長続きせず、家庭の事情から喧嘩するなど荒んでいて、金髪で登校したところ、担任に視聴覚室に連れ込まれ、「おまえ、なんかやりたいことはないんか」の問に村田が「ボクシングやったら、やるわ」と答えたことがボクシングを始めるきっかけ。

その後高等学校のボクシング練習に参加するも1度目は練習のつらさで2週間で、2度目はけがで2か月でやめてしまう。中学校3年生から大阪のボクシングジムでトレーニングを始める。


高校は南京都高等学校(現:京都廣学館高等学校)に進学、高校2年時で選抜・総体・国体の高校3冠を達成。また3年時でも選抜と総体を制して高校5冠を達成

大学は東洋大学経営学部経営学科へ進学しボクシング部に所属。

2004年に全日本選手権初優勝

2005年にはキングスカップに出場、前年のアテネオリンピックミドル級銅メダリストでムエタイで魔裟斗に勝ったこともあるスリヤー・ソー・プルンチットに判定で敗れ、銀メダルを獲得。同年、ホーチミン市で開催されたアジア選手権にミドル級(75kg)で出場し銅メダルを獲得

以後は世界大会では勝てず2007年に北京オリンピックの出場権を獲得できなかったことで現役生活からの引退を決めた。

翌年卒業、そのまま学校法人東洋大学に就職し大学職員兼ボクシング部コーチとして勤務。

2009年2月、ボクシング部の元部員の不祥事をきっかけに現役復帰。

2011年7月のインドネシア大統領杯にミドル級(75kg)で出場し初の国際大会優勝

2011年10月の世界選手権にミドル級(75kg)で出場、日本人で銀メダル獲得。これは大会での日本人最高成績。

2012年のロンドンオリンピックで村田は第2シードとなり、決勝でアデム・キリッチ(トルコ)に大差をつけ東京五輪の桜井孝雄(1941 - 2012)以来の金メダル獲得

このとき同い年で大学1年時からともに日本代表の清水聡(現:プロボクサー)が先に準々決勝を勝ち抜き、ボクシング競技では日本人として44年ぶりとなるメダル獲得している(銅メダル)。


2013年4月12日、プロ転向を宣言し、三迫ボクシングジムに所属。

4月16日に後楽園ホールでフジテレビ「EXCITING TIME」で生中継もされたプロテストマッチを受け合格、プロボクサーへと転向。

  • 2013年8月25日、有明コロシアムで柴田明雄と6回戦で対戦し、2回2分24秒TKOで下し、圧勝でプロデビュー戦を飾った。同時にミドル級で東洋太平洋(1位)、日本(1位)、世界ランク(WBC19位)入り。
  • 2014年2月22日、中華人民共和国マカオにてカルロス・ナシメント(ブラジル)と73.4kg契約8回戦を行い、4回43秒TKO勝ち。
  • 2014年5月22日、京都でヘスス・アンヘル・ネリオ(メキシコ)と73.4kg契約10回戦を行い、6回2分35秒KO勝ち。
  • 2014年7月10日、アメリカ合衆国のカリフォルニア州でWBA世界ミドル級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキンとスパーリングを行った。
  • 2014年9月5日、東京でWBC世界ミドル級22位でメキシコミドル級王者でもあるアドリアン・ルナ(メキシコ)と73.4kg契約10回戦を行い、10回3-0(98-92、99-91、100-90)の判定勝ちを収めた。この試合から村田は帝拳ボクシングジムの所属選手になることが発表された。
  • 2014年12月30日、東京でジェシー・ニックロウ(アメリカ合衆国)と73.4kg契約10回戦を行い、10回3-0(100-91、2者が100-90)の判定勝ち。
  • 2015年5月1日、WBO世界ミドル級14位でWBOラテンアメリカミドル級王者でもあるダグラス・ダミアオ・アタイデ(ブラジル)と73.4kg契約10回戦を行い、5回38秒TKO勝ちを収めた。この勝利でIBF世界ミドル級9位、WBO世界ミドル級11位にランクされた。
  • 2015年8月12日、WBAが最新ランキングを発表し、村田はWBA世界ミドル級15位にランクされた。この時点で村田はWBC世界ミドル級4位、IBF世界ミドル級8位、WBO世界ミドル級9位。
  • 2015年11月7日、ラスベガスでアメリカデビュー戦。ティモシー・ブラッドリーvsブランドン・リオスの前座で元WBOオリエンタルミドル級王者のガナー・ジャクソン(ニュージーランド)と73.4kg契約10回戦を行い、10回3-0(97-93、98-92、99-91)の判定勝ち。
  • 2016年1月30日、上海でWBCムンドヒスパノミドル級王者のガストン・アレハンドロ・ベガ(アルゼンチン)と73.4kg契約10回戦を行い、2回2分23秒KO勝ち。
  • 2016年5月14日、香港でフェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)と73.4kg契約10回戦を行い、4回2分50秒TKO勝ち。
  • 2016年7月23日、聖地MGMグランド・ガーデン・アリーナに念願の初登場。元NABA北米並びにWBCアメリカ大陸ミドル級王者のジョージ・タドーアーニッパー(アメリカ合衆国)とスーパーミドル級契約10回戦を行った。元世界ランカー(WBAとWBCで)を相手に臆することなく強打を当て、初回1分52秒TKO勝ちを収め初の聖地での試合を白星で飾った。
  • 2016年12月30日、ブルーノ・サンドバル(メキシコ)とで162ポンド契約10回戦を行い、3回2分53秒KO勝ち。

WBA2位、WBC2位、IBF4位、WBO2位と着実にランキングを上げてきたが2017年5月20日、有明コロシアムでWBA世界ミドル級暫定王者でWBA1位のハッサン・ヌダム・ヌジカム(フランス)とWBA世界ミドル級王座決定戦を行い、プロ初黒星となる12回1-2(117-110、111-116、112-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

しかし王座決定戦の採点に問題があったとしてWBAはジャッジ2名を6ヵ月間の資格停止処分、ヌジカムと村田に対し再戦するよう指令を出した。

  • 2017年10月22日、両国国技館でWBA世界ミドル級正規王者のハッサン・ヌダム・ヌジカムと再戦し、7R終了TKO勝利で日本人初の金メダリストの世界王者竹原慎二以来のミドル級世界王者に就いた。奇しくも帝拳ジム初の世界王者・大場政夫(1949年 - 1973年)がWBA世界フライ級を獲得した日でもあった。また衆議院総選挙と重なったが平均視聴率が20.5%をたたき出している。
  • 2018年4月15日、横浜アリーナでWBA6位(直前までWBC・IBFでともに7位)のベテラン、エマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)と対戦し、8回2分56秒TKO勝ちを収め初防衛に成功。
  • 同年10月、WBAからの挑戦者指名を受けたロブ・ブラント(アメリカ)と2回目の防衛戦をラスベガスで行うも110―118・109―119・109―119という大差の判定負けで王座から陥落した。
  • 2019年7月12日、1度防衛したブラントとの再戦を大阪で行い、2回TKO勝利、王座返り咲きを果たす。
  • 同年12月23日、横浜でWBA同級8位(直前までWBO1位、WBC4位、IBF8位だった)のスティーブン・バトラー(カナダ)と対戦。5回2分45秒TKO勝ちを収め初防衛

2020年はコロナ禍で試合が組めない中、2021年1月にWBAスーパー&WBC世界ミドル級・WBA&WBC世界スーパーミドル級を持つ4階級王者サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)がミドル王座返上により村田がスーパー王座昇格

(カネロは2019年11月から12月まで、ミドル・スーパーミドル・ライトヘビーの3階級の王座を同時に獲得。その後ライトヘビー級は返上、他2階級は持ち続けていた。)


そして2021年112月29日にさいたまスーパーアリーナにおいて、元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキンカザフスタン)と村田の王座統一戦が開催が決定した。

当日はWBO世界フライ級王者中谷潤人(M.T)対同級9位クリスチャン・ゴンサとのレス(メキシコ)とのダブル世界戦の予定・・・だったがオミクロン株の影響から海外から入国が厳しくなり延期に。

のちに2022年4月9日に再設定。(中谷はフライ級2位・山内涼太(角海老宝石)に変更。)


そして試合は・・・健闘空しく9回2分11秒TKO負けを喫した。

試合後のリング上で、ゴロフキンから民族衣装チャパンのガウンを着せて贈られた。

また試合の評価も下がることなく、WBCのミドル級4位にランクインされたが・・・今後が注目される。




関連タグ

山中慎介:プロボクサー・WBC世界バンタム級チャンピオン。高校と帝拳ジムの先輩。


因みに、桜井孝雄もプロに転向しOBF(現:OPBF)東洋バンタム級王者に就いたが世界は2回挑戦したものの届かなかった。


関連タグ

ボクシング ロンドンオリンピック ボクサー プロボクサー 世界チャンピオン


外部リンク

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