~この物語は 自転車にすべてをかけた男たちの 記憶の物語である~
概要
「弱虫ペダルSPARE BIKE」は渡辺航の自転車漫画『弱虫ペダル』(以下本編)のスピンオフ作品。
金城真護、福富寿一ら本編連載開始時点で3年生の人物をメインにして、週刊連載の本編とは別に月刊連載として別冊少年チャンピオン(以下別チャン)にて連載されている。
2012年に週刊少年チャンピオンに掲載された巻島裕介編からスタートして3年生の登場人物の過去のエピソードを振り返る内容をメインに「それいけ○○くん」といったショート4コマやショートストーリーを描いていたが、現在は卒業後にそれぞれ進学した大学編をメインとしている。そのため特定の主人公というのは決まっていない(むしろ登場する主要キャラ全員が主人公みたいなもの)。
更に本編インターハイではライバルだったり因縁を持つ人物同士が大学進学でチームメイトになったり、その反対に高校でのチームメイトが(レース上では)ライバルとなったりしている。
連載初期は週刊及び月刊少年チャンピオンに掲載された他、映像ソフトの特典として収録されたりと初出先はバラバラの不定期連載だったが、2014年9月号の「SPARE12 東堂尽八1」より別チャンでの定期連載となった(第1話=SPARE12となる)。定期連載がスタートした同号は完売になるほどのあまりの人気ぶりで入手困難となったことから、翌号に第2話と共に第1話を再録している。そして、同誌2021年11月号で通算100話に到達した(なお、別チャン掲載分は単行本の話数に合わすべく102~108話を飛ばし101話の次は109話となっている他、単行本での100話は別の話になる模様)。
当作品の誕生のきっかけは、担当編集との雑談で渡辺が「スペアバイク」をタイトルにした4コマみたいな軽いノリの作品をやろうかと話したことが発端となり、どういう経緯でかは不明だがだんだん本気になってしまい、全然軽くない普通のボリュームになってしまったことを単行本1巻のあとがきに自身作業風景と共に描いている。
単行本は2022年3月現在9巻及びアニメイト向けの限定特装版(〇.1巻と表記)が刊行されている。なお単行本では収録順序に変更が生じている巻もある。特に東堂編は1巻に1~4、8巻に9~17.9巻に5~8が収録されるという変則収録だった。
2016年にはアニメ劇場版として期間限定上映された(こちらについてはアニペダを参照)。
ちなみにスペアバイクとは「予備車両」を意味するもので、本編332話のインターハイ1日目で事故渋滞で足止めを喰らったサポートチームが給水所に間に合わせるべく使用した車両(本来は選手用)及び、同じく本編MTB編で雉弓射が小野田坂道に貸した車両(以前はメインとして使っていた)がそれである。
なお、pixivで本作の画像を検索する場合は「スペアバイク」等で検索することをお勧め。
主要人物
洋南大学
福来佳奈…待宮の彼女、待宮とは別の高校だった
明早大学
福富寿一…元箱根学園
新開隼人…同上
筑士波大学
田所迅…元総北高校
東堂尽八…元箱根学園
糸川修作…東堂の中学時代の同級生、埼玉の高校に進学していた
トールウェッソン大学
巻島裕介…元総北高校
その他、本編登場キャラクターは弱虫ペダルもしくは弱虫ペダル登場人物タグ一覧を参照。
関連動画
大学編
ファミレス編
劇場版アニメ予告編