プロフィール
CV:阪口大助
概要
「SPARE BIKE」東堂編にて登場したサイクルショップの息子。
東堂尽八の小学校時代からの幼馴染みで、彼をロードの世界へ誘い、またリドレーに乗るきっかけを作った人物でもある。
人物
中学時代は坊主頭で、この時点での具体的な身長は不明だが東堂よりは少し低く、見た目は冴えないちんちくりんのずんぐり顔で良くも悪くもごく普通の中学生だが、東堂曰くアイデアマンで物知りだった。
自転車屋の息子ということもあり、自転車の整備は中学までにひと通り習い、大学入学時点では整備はできるようになっている。
おそらく本人は意識していないが、東堂の人生に少なからず影響を与えている人物で、東堂に箱根学園に行くよう勧めたのも彼であった。
その後、高校3年になり再会した際は少し背が伸びた模様(その後168㎝と判明した)で、見かけは中学時代とさほど変わらないが髪も少し伸びている。
経歴
事の始まりは中学2年の夏、自身が自転車店の息子であることをいいことに東堂をロードの世界へ誘う。初めての練習では年代物のママチャリに乗った東堂に敗れるが、そのポテンシャルを見抜きレースに出ることを持ち掛ける。
実はこのとき、箱根学園のマネージャーで自身の店に部内の部品を買いに来る皆水(みなみ CV:伊瀬茉莉也)に好意を持っていた。ただし後述する事情で箱根学園に進学しなかったためその後の進展はなかった模様。
その後二人で地元のヒルクライムレースに参戦、優勝すれば皆水がチューをしてくれると言われて頑張ろうとするがレース中に足を痛めてしまい途中離脱、そして東堂に自身のロードを託してその勝利に貢献する。
中学3年になりクラスは別々になるが、この時に東堂が乗るロード(のフレーム)が海外から届きハイテンションになり、部活を作ろうと持ち掛ける。しかしそれには理由があり、卒業したら親の都合で埼玉へ引っ越し、店を叔父に譲り渡すことを打ち明け、最後の思い出にと東堂と二人で5か月間と言う期間限定の仮部として自転車部を設立し活動した。
高校進学後はお互い連絡を取っていなかった模様だが、高校3年のIH終了後の夏に所用で箱根に帰ってきた際に東堂と再会する。
高校では父親の仕事を手伝いながら時々自転車に乗りつつも、空手部にスカウトされてか空手を始めたことやその部の先輩である女子マネージャーと付き合っていたこと、そしてその彼女を追って筑士波大学の工学部を受験することを話し東堂にも同じ大学へ進学を勧めていたが、この時の東堂は巻島裕介が進学すると言っていた明早大学を第一志望にしていたため断っていた。しかし彼のある一言がきっかけでのちに東堂も同じ大学に進学している。東堂の志望校変更に際し、自分のために変更してくれたと思っているが、東堂はそれについては頑なに否定している。
筑士波大学には自転車競技部はなかったが、東堂と共に中学での経験を活かして入学前から創部の資料を集めに動き回り、入学までに創設。更には総北高校から進学した田所迅も入部してチームメイトとなり、のちに寮の部屋も隣同士であることが明らかになっている。ちなみに田所は修作のことを「東堂と一緒に自転車やってるのもあってもうちょっとイケてる」イメージを持っていたことから、その風貌のギャップに驚いていた(とはいえ、いい人であると認識している)。
レース戦績
中学時代
中学では自身の成績が芳しくなく(最高順位で18位)、常に東堂の得意とするヒルクライムのレースばかりにエントリーしていたが、東堂からヒルクライムのレースばかりにエントリーすることを疑問視され、山のレースのエントリーを禁止されクリテリウムレースにエントリーすることとなる。そのレースではエースとして走り、東堂のアシストで3位となり、中学では最初で最後の表彰台に上る。
大学時代
創部して初陣となる地元筑波山のレースでは、最終周回に入る前の明早大の平坦でのクライマーの足を削る仕掛けに東堂・田所と共に追走。当初は完走を目的にしていたが、アシスト枚数の少ないチームであることから考えを変え、先行した明早大に追い付くまでチームを引き戦線離脱、そのままリタイヤとなった。
使用車両
使用している車両はリドレー、アニメでは黒車体に黄色のラインが入っている。東堂がリドレーに乗るのもこの車両がきっかけだった。
余談
東堂が参加したインターハイ神奈川大会については東堂がリザルトを獲得した1日目の山岳ラインしか情報を得ておらず、一緒に争った巻島はおろか総北のことも眼中になかった。
更に筑波山のレースでは、東堂の元チームメイトで洋南大に進学した荒北靖友から初対面で「ずんぐりしている」と言われたことに言い返したことがきっかけで、互いを名前で呼ぶほどに意気投合している。その一方田所の元チームメイトで、荒北と同じ大学に進学した金城真護とはいまいち話が噛み合っていなかった模様。
別冊少年チャンピオン2020年1月号の巻末コメントで作者の渡辺は、「修作はとにかく年上が好きらしい」と書いていた(スペアバイク8巻コメント集にも掲載)。
修作も登場している東堂編は単行本では1巻に1~4、8巻に9~17、9巻に5~8という変則収録だった。更に9巻の東堂編5~8は当初SPARE.93~96のナンバリングで収録されていたが、その後SPARE.102~105に変更されている(SPARE.93~96は元々は田所メインの卒業~筑士波大学編として振られており、単行本10巻に収録されている)。