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ちかりこの編集履歴

2022-04-24 20:09:02 バージョン

ちかりこ

ちかりこ

ちかりことは、『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する高海千歌と桜内梨子のカップリングタグである。

概要

ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクター、高海千歌桜内梨子百合カップリング。


最初期の段階で既にこの2人の関係が仄めかされており、物語において重要な鍵を握る関係性である。 初期設定、アニメ版、漫画版、いずれも共通して、物語は音ノ木坂学院から転入してきた梨子を千歌がスクールアイドルに誘うことから始まる。


G's本誌、コミック、アニメなど多数の媒体で多くの絡みや重要な絡みを見せており、その様子から千歌と梨子は"ダブル主人公"と捉えられる事も多い。実際に、Aqoursのデビューシングルである1stシングル『君のこころは輝いてるかい?』ではこの2人がダブルセンターを務めている。


また公式ファンブックでは「運命共同体」とも書かれた。アニメ版の名シーン「運命だよっ!」のセリフといい"運命"というワードはちかりこの代名詞といえるかもしれない。


前作におけるほのうみ、|アイドルライバルうづりんと同様にお互いの瞳の色をお互いのイメージカラーと交換している。さらに髪の色も明度と彩度を変えただけの自身のイメージカラーで統一されているため、その統一感のあるカラーリングは非常に見栄えが良い。


媒体ごとにキャラ設定や関係が大きく異なることが多いラブライブ!シリーズの中でも、この2人の関係は比較的安定している。Aqoursの曲は主に千歌が作詞し、梨子が作曲している。媒体によって他の部分で微妙に異なる点は存在するため、同じちかりこでもそれぞれで違った魅力の印象を受けることもある。


PV / CD / DVD / BD

「君のこころは輝いてるかい?」PV

千歌梨子


  • ラブライブ!作品において史上初のダブルセンターを千歌&梨子が務めている。
  • 転校してきた梨子に何かを感じてさっそく勧誘するが、逃げられて肩を落とす千歌。
  • その後もピアノを弾いている梨子にかけ寄り顔を近づけるが、再び断わられたのか膨れっ面になる千歌。
  • 雨雲が晴れるシーンで千歌が梨子にかけ寄り、2人で寄り添って空を見上げる。
  • みんなで空を見上げている中、梨子はふと隣にいる千歌に目を向ける。

それに気づいた千歌は笑って返している。

  • ラストシーンは夕日が差しかかるバスの中、眠ってしまい肩に寄りかかってきた千歌を見て微笑み、同じように寄り添って目を閉じる梨子というものになっている。
  • 曲は「さあ、始めよう」という千歌と梨子のデュエットからサビへ、PV内の話も梨子の転入から始まるなど、千歌と梨子が物語の起点であることが示されている。

「恋になりたいAQUARIUM」PV

  • 冒頭から千歌に水をかけられた梨子が怒り顔になり、千歌を追い回したりしてはしゃいでいる。
  • 遅れてやってきた曜の視線の先で、2人が仲よさげに話し笑い合っている。
  • 自分達と顔を合わせた途端にいなくなってしまった曜を心配して駆け出した千歌に、梨子は寂しそうな表情で手を伸ばそうとしていた。
  • 無事に曜を見つけ出し安心する千歌を見て、梨子はその場では微笑むものの、その後のシーンでは夕日を眺めながら曇った表情を浮かべている。

G'sマガジン

  • 千歌が制服のまま海に入っていく写真を見せる場面では、6回も梨子の名前を呼んでいる。
  • 千歌が写真に対して"梨子が撮ってくれた写真"という点を強調している。
  • 「2人の秘密教えてあげる」というタイトルで、教室で千歌にお弁当を「あーん♪」したことを梨子視点で語っている(イラストあり)。
  • 「メンバーの実家の仕事を手伝ってみるとしたら、何の仕事をしてみたいですか?」という質問に対して、梨子が「千歌ちゃんのおうちの旅館で働いてみたいです♪」「千歌ちゃんにいろいろ教えてもらわなくちゃですね♪」と回答。
  • 2016年7月号において梨子の描きおろしの出番は4コマ漫画の1コマだけだったが、千歌が梨子のお弁当のおかずを盗み食いするシーンとなっている。しかしなぜかこのときの梨子の表情は決してただ「驚いている」だけではなく、明らかに頬を赤らめているように見える。
  • 2017年3月号の表紙において、千歌と梨子のツーショットイラストが描き下ろされた。

MIRAI_TICKET衣装の千歌と梨子がお互いの腰に手をまわして抱き寄せながら、こちら側に指を伸ばすようなポーズを取っている。楽しそうな笑顔を見せる千歌の表情とは対照的に、梨子の表情には明らかに照れが窺える。

  • 電撃G'sマガジン号外の描き下ろしでは、2人でしっかりと寄り添って座っている。よく見ると梨子の腕に千歌の手がまわされている事がわかる。
  • 2017年5月号の、桜の木をバックにした梨子のイラストで、梨子視点から千歌との会話を思い出す描写がある。
  • 千歌曰く、「梨子ちゃんと出会えたから、春は最高の季節」らしい。もう少し補足すると、「春は新しい環境になるから不安だ」という梨子に対して「梨子ちゃんが東京とお別れしてこっちに来てくれたから出会えた」と、別れも含めて新しい環境=出会いを極めて肯定的に捉えることによって、梨子を励ます言葉となっている(千歌自身がそこまで考えていたかどうかは不明であるが)。
  • 2017年8月号の「マルのヨンコマ」(4コマのほう)では、慣れた様子で二人で相合傘をしている。
  • 2017年10月号の「マルのヨンコマ」では、梨子の隣に座っている千歌が"当然のように"梨子の弁当箱から卵焼きを取って食べている。梨子も慣れた様子で特に何も言わないものの、なぜか千歌が食べたものと同じ卵焼きを箸で摘んでじっと眺めて赤面している。

漫画版

  • 第2話で、初めて内浦に来た日に道に迷った梨子と千歌の初めての出会いが描かれた。(少なくともコミック版では、転校生紹介よりも前に会っていたことになる)
  • なお、上記の際のG'sマガジン連載時の柱は「この一瞬は運命的!? 2人の出会いは突然に…♡」である。
  • 第3話も引き続き2人の初対面の会話が描かれている。このとき千歌は梨子を女子大生と勘違いしていた。
  • 千歌にもらったおまんじゅうを食べて「甘い♡」のセリフで終わっているが、この際のG'sマガジン連載時の柱は「優しさのギュッと詰まったこの甘さ… これから始まる幸せの予感♡」である。
  • 第5話に至るとちかりこ一色全力である。具体的には――
    • クラスメイトの視線も意に介さず、千歌は自己紹介をしている梨子の目の前(あと半歩で顔が触れるほどの距離)まで歩いていく。
    • 以前出会った梨子を「美人」「おしゃれ」「かっこいい」と思い出しながら、梨子に思い切り抱きつき(※もちろんクラスメイト全員の前で)、 スクールアイドル活動の勧誘を行った。
    • その後、「これって絶対運命だよね!」と語っている。
    • お馴染みの連載時の柱は「迫るテンペスト! 千歌の勢いは止められない!?梨子はもう…風前の灯火…♡」

  • 第6話も千歌の勧誘攻勢が続くが、もはや勧誘のレベルを超えた行動が多い。
    • 大勢のクラスメイトの前で、告白シーンかのように手を伸ばして勧誘。
    • 体育の授業前に、教室の奥で隠れるように着替える途中の、下着姿の梨子の目の前まで行き「梨子ちゃんってばスゴい。スタイルいい~!」と褒める
    • 梨子のお弁当を「おいしい」と夢中になって食べつくす。
    • 「友達からでいいので私と付き合ってください」という、ラブレターのような手紙を渡す。
    • 梨子の帰り道をストーキングする。と、かなり過激に梨子を追い回している。
    • 千歌が梨子をそこまで気にする理由として、単に可愛いからというだけではなく、「どこか寂しそう」「遠慮してる」のが気になる、ということを果南に語った。
    • 千歌としては、スクールアイドル以前にまずは友達になりたいという思いがあるようだ。

  • 第7話は、千歌の勧誘攻撃を梨子視点から見た内容となっている。
    • 地味な自分にスクールアイドルなんて無理だから勧誘はすぐに諦めてほしいものの、話しかけられなくなってしまうのは、それはそれで不安だ。
    • 自分に自信がなく、「まっすぐなキラキラした瞳」の千歌のようになりたい。
    • 「千歌のおかげで明るく過ごせているため、できれば千歌の希望はかなえてあげたい」と、「スクールアイドルの件でさえなければ喜んで付き合いたい」気持ちを明らかにしたものとなっている。
    • その後、千歌に内浦のイベントに誘われたとき、最初は警戒したものの「最後に1回だけ」という言葉に動揺して、反射的に呼び止める。
    • 千歌も「やっと興味を持ってくれた」と嬉しそうに話を続け、梨子が引き受けた際には「梨子ちゃんとデートだぁ~♪」と大はしゃぎだった。
    • お馴染みの柱は「叫べ青春!! 桜内♡ 恥ずかしいのは――一瞬だから大丈夫♡♡ 待て次号♡♡」である。補足すると、これは千歌が梨子に、家の前で大きな声で「ちーかーちゃーん あーそーぼ!」と呼んでくれと頼んでいることに対応している。もちろん恥ずかしい梨子の戦慄顔で第7話は終了。

  • 第8話は、千歌と梨子が内浦子ども浜祭りに遊びに行く話で、やはりほぼ2人きりで話が進む。
    • 千歌を迎えに行った梨子に対して「今日も最高にかわいいね♡今すぐこのままアイドルになれるよっ♡」と声をかける。カップルか。
    • 千歌が自然に梨子の手を繋いで歩き、梨子も嬉しそうに握り返している。
    • 梨子もずっと楽しそうにしており、我に返ったあとも、千歌に「なんかとっても楽しかった」とたどたどしくも伝えた。そしてこの日の千歌を見て、梨子は千歌がとても優しく地元思いであることに気づき、その仲間に入りたいと思った。
    • そして、ついに梨子はスクールアイドルになることを承諾するが、そのときの言葉、表情、仕草から考えて"スクールアイドルというものに対する自信はまったくないが、千歌ちゃんが喜んでくれるなら"という思いであることが読み取れる。
    • 千歌は「梨子ちゃんなら絶対やれる」「チカのことを助けてくれないかな?」と言葉を繰り返し、梨子は目に涙をため、頬を染めた笑顔で「はい…」と応えた。
    • 喜びが爆発した千歌が梨子に抱きついて、感極まってか千歌も最後には涙を浮かべた。

  • 第9話では、千歌は梨子のピアノに聞き惚れ、「なにもできないなんてことはない」「やっぱりすごい」と拍手しながら絶賛する。
    • さらに後ろから抱きついてくる千歌に、梨子は照れながら謙遜する。
    • 梨子の実力だとピアノのコンクールに出たらきっと大成功してしまう、つまりスクールアイドルは一緒にできなくなる、と想像した千歌は、抱きついて必死に阻止しようとする(梨子自身はコンクールに出るとも言っていないのに)。
    • その後少し落ち着いた千歌が改めて正面から梨子をぎゅっと強く抱きしめ、一緒にラブライブ!に出ようと誘う。梨子は固まりながらも、少し慣れてきたのか、千歌が本当に寂しそうに言ったためか、微笑みながら受け止め頷いた。

  • 第10話では、梨子が弾くピアノにあわせて千歌が踊っている様子が、曜の視点から描かれた。この際に曜は「なんだか邪魔できない」という雰囲気を感じ取ったようだ。
  • 第11話では、唐突に「梨子ちゃんが曲作りをしてくれる」「かわいい衣装を思いついてくれる」「振付も都会のセンスで…」と千歌に無茶振りされた梨子が、千歌に抱きついて無理だよと訴える。 この際、ぎゅうううっと抱きつく腕のアップが描写されている。(困っているからこそとはいえ、梨子のほうからのスキンシップが描かれた貴重なシーンである。) なお、千歌はこれに対して、梨子の肩を抱いて「チカが見込んだ梨子ちゃんだもん」と励ましている。
  • 第13話では、教室の中で背景に花を咲かせながら二人の世界を作ってお話している場面が描かれている。

スクフェス

  • スクフェス初のAqoursイベントの報酬は千歌&梨子であった。テーマは梅雨。
  • 8月1日、千歌の誕生日における梨子の限定メッセージは、「千歌ちゃん、誕生日おめでとう!千歌ちゃんは私の人生を変えてくれた人。これからもよろしくね。」
  • 9月19日、梨子の誕生日における千歌の限定メッセージは、「梨子ちゃんは、私の前に現れた奇跡みたいな女の子。梨子ちゃんと会えて、私は幸せです!」
  • 2016年11月にて千歌と梨子のチアリーダー編URが登場。2枚を繋げたら1枚のペア画になる。覚醒前は練習中にひざをすりむいたのか階段に座って涙ぐむ千歌と、そんな千歌を慰めるように優しい笑顔で絆創膏を貼ってあげる梨子。覚醒後は二人で最高の笑顔を浮べながら応援するチアガールのイラストとなる。

  • また、そのUR梨子(『私の声、聞こえますか』)のサイドストーリーでは、
    • 「かわいくてちょっと強引で、キラキラしてる千歌ちゃん。…魅力的だよ。」
    • 「千歌ちゃんは自分のことを普通だって言ってるけど、私からすれば全然普通じゃない!仲間と一緒に頑張ることの大切さと、大切な仲間に応援してもらう心強さも、千歌ちゃんに教えてもらったの」……など梨子から千歌への想いを聞くことができる。

  • 2017/4/30実装のUR梨子(『happy life』)のサイドストーリーにて
    • 「(前略)そしたら、千歌ちゃんが声をかけてくれて、ほんとに天使が願いを叶えてくれたんじゃないかって すごく嬉しかったんだ。「アイドルやろう」って言われたのにはびっくりしたけど、それがきっかけで友達もたくさんできて、毎日が楽しくて…あれ?……こうして考えると千歌ちゃんが天使みたい。うふふ…でもあながち間違いじゃないかも 元気いっぱいで、ちょっぴり強引で……そんな天使が友達なんて、幸せにならないはず、ないもんね!
    • URに相応しく美しい天使のような衣装に身を包んだ梨子が、自身とっての「天使」が千歌であることをなんだか嬉しそうに話している。余談だが、前回と今回のUR梨子のサイドストーリーを見る限りどうやらスクフェスの梨子は「ちょっぴり強引な千歌ちゃん」が好きなようだ。

  • 2017/4/15実装のSR梨子の限定コメントは、「誰かと心を1つにするって、とても素敵なことなの。…千歌ちゃんが教えてくれたことなんだけどね」

  • ハロウィン仕様の2人の限定メッセージ。
    • 千歌「仮装するからには、絶対みんなにバレない仮装がいいよねー!ふふん、何にしようかな〜♪」
    • 梨子「あれ…?うふふ、千歌ちゃん変な格好!それってハロウィンのかぼちゃのつもり?」

  • ストーリー3章にて、「梨子の弾くピアノはとても綺麗だ」という千歌の言葉に梨子は「そ、そう…?」と頭上にハートマークを浮かべている。
  • ストーリー5章にて、梨子をお泊まりに誘う際に駄々をこねる千歌が見られる。

  • 私服、恋アク衣装のRのサイドストーリーにて、プレイヤーとAqoursメンバーの1人が水族館へ行くというストーリーだが、ここでの話題は基本的にそのキャラの『気になる魚』である。しかし千歌、梨子だけはなぜか共通して『なまこを触れるか』という話題になっていた。「なまこはちょっと…」と怖がる梨子とは正反対に「じゃあ一緒に触ってあげるよ!」と楽しそうな千歌の様子を見ていると、なんだかこの二人が会話しているようにも思えてくる…?
  • 2017年3月のイベントテーマはホワイトデーで、報酬はルビィと梨子。毎年バレンタインに姉にお菓子を渡し、ホワイトデーにお返しを貰うと言うルビィが持っている袋には、赤色のリボン(ダイヤのイメージカラー)が付いている。そして…梨子が持つ袋にはオレンジ色、もしくはみかん色ともとれるリボンがついており、その梨子の限定コメントはこちらである。
    • 覚醒前「ホワイトデーに友達とお菓子交換って、変かな…?」
    • 覚醒後「ホワイトデーの他に、オレンジデーっていうのもあるんだって!」

  • 2017年9月上旬のイベントストーリーでは、果南と梨子の持つアイスコーヒーを飲みたがる千歌に、梨子が笑顔で自分のアイスコーヒーを差し出す。もちろん千歌も喜んでそれを飲んでおり、非常にナチュラルな間接キスシーンとなっている。
  • ストーリー17章1話で、千歌が福引で旅館宿泊つきの旅行を当選させ、これでAqours全員で旅行に行こうと誘う。旅程について盛り上がるが、その後二人きりになった際に梨子は千歌に"千歌の家も温泉旅館だけど大丈夫なのか"と心配の声をかける。これに対して千歌が「ありがとう、梨子ちゃん 心配してくれてるんだね」と甘い声で礼を言ったあと「大丈夫、楽しみだよ。今回はお客さんとしてもてなしてほしいし」と答えている。梨子は安心して「旅行、楽しみだね♡」と、これもまた甘い声で答えた。

School idol diary

アニメBD1巻特典「千歌・梨子・曜」編

  • 千歌のストーリーのラストで、まだ見たこともない梨子に対して「千歌の運命を大きく変える力を持っている気がする」と期待感を露わにしている。
  • 梨子のストーリーのタイトルが「運命のヒト。」である。
  • 梨子のストーリーは、個別の表現を取り上げ始めたらキリがないくらい、ほぼ100%ちかりこで構成されていると言っても過言ではない。梨子のストーリーに「千歌ちゃん」という言葉は45回登場している。

その他

グッズ

  • 2017年3月に発売されたSchool idol diaryトレーディングアクリルキーホルダーのシークレット枠が千歌&梨子であった。イラストのテーマは「幸せの青い鳥」。

描き下ろし(G's以外)

  • ジングルベルがとまらない」のジャケット絵にて、間近に写る千歌が頬を染めている梨子と手を恋人繋ぎし、引き寄せようとしている。
  • 雑誌「CUT」5月号の描き下ろしにて、センターに二年生3人が密着して座っているが、特に千歌と梨子は互いの胸が当たっているほどの密着具合。

しかも梨子は千歌の太ももに手を置いており、千歌はそんな梨子の腰に手を回している。

  • 「Aqours CLUB CD SET」のジャケット絵では学校をバックにして写るAqoursが描かれているが、中央で千歌と梨子が抱き合う形になり、その2人を基準として後ろに他メンバーが並んでいる。

そしてよく見ると、ここでもまた梨子が千歌の腰に手を回している。

  • 「ラブライブ!サンシャイン!! TVアニメ オフィシャルBOOK」の表紙絵では梨子が千歌にぴったりとくっついて座り、二人で"L"の形にした手を並べてかざしている。(「LoveLive」を表している…?)
  • ラブライブ!サンシャイン!!BDの表紙イラストで浦の星女学院の制服を着ているのは千歌と梨子だけである。(他メンバーは水着や私服)

中の人

  • 2017/4/19にTwitterで梨子役の逢田梨香子さんが千歌役の伊波杏樹さんと一緒にG'sマガジン3月号(上述)の表紙を再現したツーショット写真を「#ちかりこ」のタグ付きで投稿。

アニメ1期

この二人は上記の通り物語の動きとしても特に重要な人物であり、基本的にどの回においても絡みが多めである。よって細かいシーンは省き大まかな絡みを表記するものとする。

第1話

  • 海を目の前に、急に制服を脱ぎ始めた梨子を千歌が目撃するというある意味非常に印象的な出会いが描かれた。
  • 海に向かって走り出した梨子を止めようと千歌が必死に梨子の腰にしがみつくが、結局二人とも海に落ちてしまった。
  • 二人が浜辺で体を乾かしている最中、梨子の話を聞いた千歌は、自身もスクールアイドルへの憧れと夢を語った。その後、浦の星女学院に転校してきた梨子と千歌がクラスで再会して驚くというお約束な展開に。

第2話

  • 千歌がまた海に飛び込もうとしているのでは、と梨子のスカートを捲って確認。それに対し頬を赤くしながら怒る梨子。

センシティブな作品아이스케키! / Raising skirt prank



  • この回は、少なくとも最初は曲が作れる人が必要だという目的で、断り続ける梨子に対して千歌が何度も声をかけ協力を頼んでいる。
  • そのなかで「ピアノに行き詰まっている」「海の音が聞きたい」という梨子の思いを知って、千歌はスクールアイドルへの勧誘とは関係なく梨子に協力したいと言った。手を取り合い、それを告げられた梨子は「…変な人ね」と言いつつ微笑んでいる
  • 後日、梨子はおそらくお礼として作曲を申し出るが、やはりスクールアイドル活動は断る。
  • 千歌の家に行き、三人で曲の相談。スクールアイドルへの想いを記す千歌を梨子は優しい目で見つめる。
  • その夜、梨子は自身の部屋で千歌が話していたユメノトビラを聴き、ピアノで弾いて歌った。 そしてふとベランダの方を見ると、そこには目を輝かせた千歌の姿があった。このとき、家が隣同士であり、部屋が向かい合わせであるということをお互い初めて知った。
  • 窓とベランダ越しに話すなか、助けを求めるようにピアノに対する悩みを改めて告白する梨子。ここで再び千歌にスクールアイドルに誘われるが、泣きながら「失礼だよ…本気でやろうとしている高海さんに、そんな気持ちで…」と、初めて断り続けていた本当の理由を伝えた。
  • 「やってみて、笑顔になれたら…変われたらまた弾けばいい」と千歌が手を伸ばす。その距離は二人が手を合わせるには遠く、梨子は「さすがに届かないね…」と諦めかけたが、千歌が一生懸命に食い下がって落ちそうなくらいに窓に身を乗り出す。ここで梨子は(アニメ版では)初めて千歌のことを「千歌ちゃん」と呼んだ。千歌が必死にその手を届け、梨子もそれに答えようと手を伸ばし…ついに二人は指先を合わせた。その演出は2人の心の距離を表しているかのようにも見える。一連の流れは、どことなくロミオとジュリエット(ETでは無い)を彷彿とさせる構図でもある。
  • 最後の千歌はもはや「曲のため」ではなく「梨子の悩みをなんとかしたい」という思いで動いていた。 千歌が見ているものが「曲が作れる人」から「梨子ちゃん」に変わっていく、その変遷を描いた第2話だったと言える。

ED(ユメ語るよりユメ歌おう)

  • 第2話で初公開されたEDでは、ラスサビで2人が顔を向き合わせ見つめ合う描写を中心に千歌と梨子をダブル主人公、重要な関係など特別に思わせるような表現が多々ある。
  • 通常(全員ver)版のラスサビのソロパートが存在するのは千歌と梨子のみであり、さらに映像ではその2人のソロパートが上述の千歌と梨子が顔を向き合わせるシーンと重なっている。
  • 千歌のパート「ユメを語る言葉から」と続く梨子のパート「ユメを語る歌が生まれるんだね」はAqoursの作詞担当の千歌と作曲担当の梨子を表現しているとも考えられる。
  • 千歌が梨子に顎クイをしている二人きりのプリクラが登場しており、そのプリクラにはなんと「ちかりこ」と書かれている。
  • また、隅には控え目に「Make my day!(あなたのおかげで今日の私の1日は素敵なものだった)」という文字が書かれている。
  • 余談だが、浦ラジ第20回ではこのことについての話題が出た。その際に伊波さん(千歌役)の「梨子ちゃんと幸せになる!」等の発言や、逢田さん(桜内梨子役)がそれに「ちかりこ~♪」と便乗する様子を聞くことができる。

第5話

  • 梨子が提案したスリーマーメイドという名前で千歌が遊んだり、二人きりの帰り道に梨子が「家まで競争!」と言って走りだしたり、千歌が「あっしいたけ!」と応酬したりと、かなり会話が砕けており、仲のいい様子が見られる。
  • 1~2年生までの6人が揃った状態でもバス停から家までの帰り道はほぼずっと二人きりになるようだ。

第8話

  • Aqoursが初めて残酷な数字という形で自分たちの力の無さを思い知らされた回となった。帰宅した際、しいたけを撫でる千歌の背中を梨子は心配そうに見つめ、部屋からも障子が閉じられていて見えなかったものの、母親に心配されるくらいにベランダから向かいの様子を窺っていた。
  • 翌日、梨子がまた向かいの様子を見ようとベランダに出たら、浜辺を歩く千歌の姿を発見する。梨子も急いで浜辺に行くがそこに千歌の姿は見えず、目に涙を浮かべ必死に千歌の名前を叫ぶ。直後、千歌はなぜか海から顔を出した。以前の梨子と同じように、海の音を聞こうとしたのだと言う。
  • そうして話すなか、メンバーを悲しませないよう本音を隠して振る舞っていた千歌が、初めて「悔しい」と本音を吐いた相手が梨子であった。
  • 梨子はその思いを聞いて、泣きながら「やっと素直になれたね」と受け入れ、抱きとめた。千歌が悩み抜いた末にとった行動は梨子と同じ海に飛び込むというもの。結果的には梨子の行動が千歌の本音を引き出すための一助になったともいえる。
  • ピアノの事で悩んでいた梨子に千歌が協力したいと言ったシーンと同じように、また二人で手を取り合い、今度は梨子の言葉が千歌を元気づけた。

二人の絆が感じられる回である。

8話のりこちか


第10話

  • 特別なちかりこ回であるため、本項目では細かい描写の列挙にとどめ、メインストーリーの詳細は別項目(下記)に記す。
  • 冒頭、歌詞について二人でLINEのようなメッセージのやりとりをしている。千歌があえてしいたけ似の犬のスタンプを使い、梨子が怒スタンプを送っていたりと、やりとりに遠慮がない様子。
  • みんなで海で遊んでいるときも、海に入らずに眺めていた梨子に千歌が手を振って声をかける。
  • 海の家の手伝いの際、千歌と梨子は二人で広告塔になって客寄せ係に選ばれたが、その時の反応などぴったりと息があっているところが見られた。
  • 体幹トレーニングでは千歌がきっかけで1年生が将棋倒しになってしまい、それを見て笑った梨子に千歌が笑い返している。
  • みんなが寝ているなかで、千歌が梨子をこっそり起こそうとする際に、梨子のほっぺをムニムニして遊ぶくだりがある(しかも2度)。こんな感じで夜中に2度も千歌に起こされているが、梨子はまったく怒らずに受け入れている。
    • 千歌「りこちゃ~ん…」ムニムニ
    • 梨子「んぅ〜…ちかちゃん…」
    • 千歌「起きて〜」ムニムニ
    • 梨子「むぅ……楽しんでませんかぁ…?」
    • 千歌「…えへへ〜」

この回の詳しい説明は余談参照。


第11話

  • 冒頭で、ピアノコンクールに向かう梨子をみんなで見送る。みんなが歩き出したあとも、千歌ひとりは梨子が姿を消した改札の向こうをずっと見続けていた。
  • 曜と千歌の練習中、梨子から電話がかかってくる。このときの画面は梨子がパンを食べているところを不意打ちで撮ったと思われるものである。
  • また、梨子と繋がっている電話を曜に変わろうとしたところでバッテリーの警告が出る。

そのとき千歌が「ごめん、電池切れそう……またって言わないでよー…まただけど」と言っている。よく電池が切れるまで話しているのだろうか。

  • スクールアイドル開始の経緯を知らない鞠莉は、もともと千歌と梨子の2人が始めたものだと思っており、ダイヤも「そう見えても仕方がない」と言った。それだけ2人の呼吸があっており、2人の仲が良いように見えていたのだろう。
  • 出場辞退のおわびに送られてきた梨子のシュシュに千歌は一番はしゃぎ、嬉しそうにみんなへ配っていた。
  • ラブライブ!予選で歌う直前、離れた場所にいる千歌と梨子が視線を送り合うような描写がある。
  • 挿入歌「想いよひとつになれ」は千歌が「大切なもの」というテーマで書いた歌詞である。

第13話

  • 練習の休憩中、梨子が「千歌ちゃん!」と笑顔で水を投げ渡し千歌がナイスキャッチしている。
  • よいつむトリオに「スクールアイドルになりたい」といわれた日の夜、ベランダ越しの会話で梨子はおそらくは「今からいきなりなんて無理」だと伝えようとしたと思われるが(後にルール上問題があることを知っていたのは梨子なので、それを伝えようとしたのかもしれない)、千歌はその言葉が出る前に「地域や学校の魅力を伝えたい」と語った。
  • 上記の会話中に、千歌の母が現れる。千歌は母に対していかにも邪魔そうな視線を送っていたが、母が梨子を「美人だねー」と褒めた際、一瞬千歌のほうが照れたようにも見える表情を見せた。「良いお母さんじゃない」と微笑む梨子に、千歌は照れくさそうに「そうかなぁ〜…?」と返す。

余談

想いよひとつになれ」について

「何処に居ても、」


この挿入歌の歌詞は、元は千歌と梨子がダブルセンターだった事もあり全体的に二人の関係を表したような言葉が続く。

「ふるえてる手をにぎって行くんだよ」は2話や10話で何度も梨子の手を取った千歌の行動そのものであり、「すれ違ったあとで同時に振り向いた」はコンクールに出てほしいと言いながら遠くを見ていた千歌と私が一緒じゃ嫌なのかと不安げにうつむく梨子が、ピアノへの気持ちを真剣に語って、ようやく振り向いた10話終盤に繋がっている。

「なにかを掴むことで」(夢にもいろいろあるから)「なにかを諦めない」は千歌の梨子に対する「Aqoursを大切にしてくれるのはとても嬉しい。でもピアノにもしっかりと向き合ってほしい」という思いそのまま。

そのうえで「どこにいても同じ明日を信じてる」と、一時的に離れても心はしっかりつながっているというメッセージを送っているかのようなものになっている。

最後は「だいじな夢追うときだいじなひとがわかる」「違う場所へ向かうとしても信じてる」で締めくくられ、予選大会の影でコンクールを辞退しようとしていた梨子への想い、そしてピアノと向き合った梨子とまたスクールアイドルの夢を追いかけたい千歌の気持ちが表れており、10話の「待ってるから」という言葉と重なっている。


1stLIVEでもこの曲が披露されるが、観客の前で梨子役の逢田梨香子がピアノを生演奏し、アニメの再現をするという前代未聞のライブであった。

しかし逢田のミスにより、途中で曲が止まってしまうアクシデントが発生。その直後、誰もが状況を飲み込みきれていないであろうそんな中で、千歌役の伊波杏樹は真っ先に逢田梨香子の元へ駆けつけて励ました。

その後、他メンバーのサポートもあり、失敗を乗り越えて完奏した姿に11話の梨子を重ねて感動したファンも少なくない。


梨子が演奏した曲については海に還るものを参照。


アニメ2期

第1話

  • 冒頭、新学期の理事長(鞠莉)の挨拶の際、遅刻してきた千歌について梨子が「これからは一人で起きるって言った側から遅刻…」と言及している。少なくとも一人で起きていない(梨子が起こしている?)時期があったということか。
  • 学校前のバス停で9人が集まっているシーンでは当然のように二人が隣同士であり、体の向きがお互いに少し向き合っていることから、二人の間で日常会話があった後と見られる。
  • バスを降りて二人きりになり、梨子が発進するバスを見送った後……防波堤から海を眺める千歌の方を見る。梨子も千歌のもとへ行き、船の発着場(二人が初めて出会った場所)で海を眺める。そして次の瞬間、千歌が海に向かって走り出し、飛び込む。梨子はその手を掴んで、いつかのように海に落ちないようしっかりと繋ぎ止めた。

これはアニメの1期第1話、二人の初めての出会いと全てが逆になっている。飛び込んだのが梨子ではなく千歌であり、止めようとしたのが千歌ではなく梨子であり、前は一緒に海に落ちたが今度は2人とも落ちなかった。2人は繋いだ手を離さず笑った。千歌の終始落ち着いた態度は、梨子がしっかりと捕まえてくれると信頼していたことを示しているのかもしれない。


  • 廃校が決定したと連絡を受けた日の帰りのバスでは、二人は同じ席ではあるものの少し距離を置いて座っていた。窓に肩をよりかけ、夕日に照らされながら流れる風景を眺める千歌を、梨子は心配そうに見つめていた。この時から、後にかける言葉を必死に考えていたのかもしれない。(ちなみにこのシーンは君ここPVのラストシーン(上述)と対比になっているのでは?との声もある)
  • 全校生徒にその事実が発表された日の夜、家の前の海岸(二人が初めて出会った日に千歌が夢を語った場所)に膝を抱えて座り海を眺める千歌。そこへ梨子がやってきて、話しかける。
    • 「こうなったのは残念だけど、こんな小さな海辺の街の私たちがここまでよくやってこれた」その言葉を聞いた千歌は厳しい表情で、
    • 「本気で言ってるんだったら、私、梨子ちゃんのこと軽蔑する」と答え、唇を噛み締める。すると……
    • 「がおーっ!普通怪獣りこっぴーだぞー!」 梨子は、いつかの千歌が梨子に対してそうしたように、普通怪獣ちかちーの真似事をして千歌をびっくりさせた。
    • 千歌の方を振り返り、「……こんなんだっけ」と健気に笑いかける。そしていつの間にか笑みがこぼれていた千歌に、「やっと笑った」と安心したあと、梨子もやはりどうすればいいのかわからないのだと呟いた。

ここもまた、1期第1話・第8話の場面と好対照になっている。特に第1話は、実際に比較すると千歌・梨子が1期とは正反対の立場で、その言動のリンク具合が非常に細かく描かれている。さらに、1期の場面の背景ではまるでみかん色の夕日を、2期の対比場面の背景ではまるで桜色の夕日を表すかのように描かれている。第8話においては、かつて千歌がみんなの前でそうしたように、一度は「私たちはよくやった」と強がってみせ、それに素直に反発した千歌の言葉を聞いてから、梨子も本心を語った。

梨子は常に、必ず相手の本音を確実に聞き出して、その感情を受け止めてから自分の思いを話すようにしてきたことが、1期の描写から窺える。このときも、あえて嘘の言葉を伝えることで、行き場をなくしているであろう千歌の感情を自分にぶつけさせたのだと思われる。

だが、このときばかりは、一日考えたあとも、梨子自身も答えは出なかったようで、最後に梨子が発した言葉も「どうすればいいのかわからない」という弱音だった。

しかし、その後千歌が「それでもやりきって奇跡を起こしてみせる」と決意するまでの振り返りの中にちゃんと梨子の言葉があり、ひとつのきっかけになったと思われる。

また、千歌の決意の叫び声が「がおーっ!」であり、これがこの後も泣かずにやってやろうという意思表示に使われていることから、千歌を元気づけたいという梨子の気持ちはしっかりと伝わったと言える。


  • ラストでは唐突にスカートのまま鉄棒で逆上がりを始めた千歌を見て、梨子(と曜)が手で顔を抑えながら(肝心の目はまったく塞いでいない)赤面。なにが見えたのだろうか……

第2話

  • 2期でもこの二人お馴染みの歌詞をめぐるやり取りが見られた。ラブライブ!に向けて早くも歌詞を作る必要がある千歌が「私ばっかりずるい〜!梨子ちゃんも2曲作るの大変って言ってたじゃん〜…」と駄々をこねる。
  • その場に仰向けになってラブライブ!の厳しさを実感する千歌に梨子が歩み寄り、「…で、歌詞はまだなの?」千歌の顔を覗きこんだ。千歌の作詞用ノート(歌詞ノート VOL.7.5)には、なんと梨子のパラパラ漫画が描かれていた。少なくとも13ページ以上あり、本人も認める通りの力作である。夜中の二時くらいまでかけて描いたらしい。
  • その絵は怒りの表情ばかりであるがそのバリエーションは多く、特徴をしっかりとらえた(ルビィ曰く「そっくり」とのこと)ものとなっており、普段よく梨子のことを観察していることがわかる。
  • そして当の本人はパラパラ漫画と同じ表情の怒り顔を見せ、顔が当たってしまいそうなくらい体を乗り出して千歌に詰め寄っていた。

第3話

  • 会場と学校の間を船で移動しようという千歌の提案(という妄想)の中で、なぜか梨子だけがひとり謎のパラシュートで空を飛び、「見てー! わたし今、水色の風になってるのー♡ 捕まえてね……うふっ♡」とウィンクしている。梨子はすかさず「って、私のその恥ずかしいセリフはなに!?」とツッコミを入れている。なぜこの状況で梨子だけが特別なポジションだったのか、その理由は特に説明されない。
  • 夜、なぜか屋根の上に登った千歌が、学校の説明会とラブライブ!予備予選の日程被り問題について悩んで叫んでいると、その声を聞きつけたであろう梨子が「うるさいわよ」と隣の家の部屋から顔を覗かせる。どっちを選ぶべきか、お互いに答えが出ないまま、何度めかの家越しの会話をする。このとき、屋根の上に仰向けに寝そべったままの千歌が、ふっと手を上げて、梨子のほうへと手を伸ばす。梨子もそれを見て微笑みながら、ゆっくりと千歌のほうに手を伸ばす。
    • 「やっぱり選べない?」「そりゃあね」とお互い穏やかな笑顔のまま少しずつ指先をお互いのほうに近づけていくが、さすがにまったく届かない。それでも意に介さないように、同じタイミングで一緒に笑い合う。

言うまでもなく、1期第2話の場面と対比されている。かつては、「諦めないで」と千歌が必死に食い下がって指先を繋げたが、今回はお互いに無理することなく、自然に笑って手を引っ込めた。

かつてのときは、まだ梨子がスクールアイドル活動を始めるにも葛藤があり、悩んでいた時期である。当時この場面は、後の「想いよひとつになれ」に繋がる、「スクールアイドルもやってみればいい。ピアノもそれがきっかけでまたできるようになるかもしれない」と、二つの活動はきっと両立できるというメッセージを贈った最初の場面である。

奇しくも今回も、「学校説明会」と「ラブライブ!の大会」という二つの要素を天秤にかける状況になっている。しかし、今回は、「なにかを掴むことでなにかを諦めない」という希望も実現できるということを、お互いに知った後だった。お互いそのことを理解し、相手も理解しているだろうと思うがゆえに、あえて気持ちを届けるために必要以上に手を伸ばす必要はなかったのだろう。

手が届かなくても、心は繋がっているという信頼感が見られる、重要な場面である。


  • 翌日、梨子の提案により、メンバーを分割して両方に出ようと、千歌と梨子が一緒にメンバーに説明する。このときの二人の表情は、しかしこの解決法が決して理想的ではないということを理解していた。その後二年生3人が相談する場面でも、「よくはないけど、できる最善の手を打とう」と梨子が励ますように言う。
  • その後の場面で、それでも「すべてを両立させる」手を諦めきれない千歌が、みかん畑と通るという裏技的なルートを提案して説明しているのを見て、梨子は「ほんと、諦めないね。千歌ちゃんは」と嬉しそうに笑った。
  • みかん畑を走るモノレールでも当然のように千歌と梨子はすぐ側であり、千歌が梨子の背中を掴んでいる。
  • この回の最後でも千歌は「どっちにするかなんて選べないし、どっちも叶えたいんだよ」と言い、これが千歌の中で大きなテーマになっていることがわかる。なお、このセリフの最初に梨子が千歌のほうに向いており、千歌が台詞のあとに振り向いた方向は、誰に向けてかは明示されないものの、梨子がいる向きである。

第5話

  • しいたけへの苦手意識を克服するため、曜に手伝ってもらいながら頭を撫でる練習をしていると、それを聞いた千歌が「ほんと~!?」ととても嬉しそうに駆け寄ってくる。そのまま梨子の手をとって、笑って背中を押す。梨子はまた吠えられて失敗するも、千歌は「しいたけ、梨子ちゃんのこと大好きだと思うんだけどなあ」「犬は見ただけで敵と味方を見分ける不思議な力がある」と励ます。
  • その後、梨子が成り行きで子犬を部屋でしばらく飼うことになった際に、前述の千歌の言葉を思い出す場面がある。ここでは、子犬に近寄られてドアを締めて逃げてしまったものの、千歌の言葉を思い出して勇気を出し、ドアを開けて、子犬の様子を見て微笑んだ。その後の描写から、これをきっかけに急速に子犬に愛着が湧いてきたことが確認される。
  • 子犬と別れたあと、ずっと大きな犬であるしいたけにも触れ合えるか再挑戦する。千歌に見守られながら、「この世界に偶然なんてないのかも。いろんな思いが見えない力になって引き寄せられて、きっとすべてに意味がある。そう思えば、素敵じゃない?」と話し、ついにしいたけの頭を撫でることに成功した。千歌はそれを、目を輝かせながら見つめて、優しく微笑んだ。おそらくは、すべてに意味がある、「だから、大事にしたい」という気持ちが含まれていると思われる。歌と梨子の出会いも、今一緒にスクールアイドル活動をしていることも、多くの偶然が積み重なった結果である。とても素敵な今があると思っているからこそ、心からこの気持ちに至れたのだろう。

第6話

  • 浜辺で難しい技を練習している千歌を、梨子、曜、果南の3人で見守っている場面がある。ここで梨子と曜が千歌について「本当は力があるのに、自分は普通だと思って一歩引いて輝きを眺めてる」「だから自分の力でなんとかしたいと思ってる」と。その心中を思い、語っている。
  • その夜、梨子がまだ練習している千歌を見つけて、一度は寝る準備を整えていたが着替えて外に出て、様子を見に行く。そこで千歌を見守っていたのは曜で、千歌は「梨子ちゃんに頼むと止められそうだから」曜に頼んだのだと告げた。
  • 千歌の練習を曜と梨子で見守り、手を握って励ます。失敗が続いて心が折れそうになったときには二人で普通怪獣ごっこをしたあと、「千歌はただの普通怪獣じゃない。もう私たちは力になってもらっている。千歌がいたから今がある」と、すでに大きなことを成し遂げているのだと伝えた。

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両片思いに気がついて!
ぬこぬこ
梨子ちゃんの誕生日記念にちかりこ書きました。 タイトルの通り両片思いしているちかりこの話となります。 割とギャグも入ってるので笑ってもらえたら嬉しいです。 梨子ちゃん誕生日おめでとう。


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