演:関口正晴
僕にだって……僕にだって勇気があるんだ!
概要
超宇宙防衛機構Mydoの見習い隊員にして、ウルトラマンゼアスの地球上での仮の姿である25歳の青年(ちなみに人間態なのか、地球人・朝日勝人と一体化しているのかは不明。描写から恐らく前者の可能性が高いが…)。非番の時は鏡を見ながら光線技の練習をしている。
優しい性格だが、気弱な上に極度の潔癖症である為に同僚たちによく叱られている上に、Mydoの仮の姿である出光興産のガソリンスタンドに偵察に来た悪神亜久馬ことベンゼン星人から様々な嫌がらせを施されて精神的に追い詰められるなど様々な苦難に見舞われながらも、星見透と子供たちがベンゼン星人に拉致され人質にされた際は罠と知りつつも勇気を振り絞って奮闘するという、ただのヘタレという訳ではない。
その後、続編となる『超人大戦・光と影』では前作での事件で見事にベンゼン星人とコッテンポッペ(ゴルドルボムルス)を撃破した事で自信でも付いたのか、精神的にも成長し潔癖症を無事(?)に克服しており、さらに経緯は不明ながらも正規の隊員へと昇格していたが、パトロール中に突如として襲いかかって来たウルトラマンシャドーに敗北。その時の恐怖心から自信を失しなってしまう。
Mydoに偵察と挑発にやってきたレディベンゼン星人の人間体悪神影美に発見され、シャドーメリケンのポーズで脅された上、更に間が悪い事に大河内と小中井の昇格による異動が重なった事でショックからMydoを除隊。除隊する前に立ち寄った空手道場の事を思い出しその門を叩き、彼のトラウマを見抜いた師範代から一から鍛え直された事で自信を取り戻しシャドーを撃破。これらの経緯を得て遂に一人前のウルトラ戦士へと成長する事となった。
なお、(おそらく)一作目と二作目の間に当たるストーリーを描いたPS専用ソフト『ウルトラマンゼアス』では、パトロール中に大怪我を負った事が原因で変身能力を失っており、そこで自身の力の一部をMydoの新人隊員たちに分け与えて自身の後継者にしようとしているのだが、果たしてそんな事でいいんだろうか?(少なくとも怪我をして変身能力を失った先輩はいるにはいるので、その事については仕方ないのかもしれないが……)。
余談
演者の関口氏は当時大河内隊長と小中井副隊長を演じたとんねるずのマネージャーを務めていた。そのため第一作のテロップでは「関口正晴(新人)」と表記されていた。
関連項目
歴代ウルトラマンの主人公系譜