概要
スロットマシーンやルーレット、トランプゲームなどの台を備えており、飲食コーナーの併設や、ホテルや豪華客船内の施設として開設してる場合も多い。
120ヶ国以上で合法化されており、国によって制限内容は大きく異なる。
多くの国や都市において外貨稼ぎの手段として位置づけられており、モナコや北朝鮮のように外国人にのみ入場が認められている場合もある。
こうした背景から、統合型リゾート(インテグレーテッド・リゾート/通称:IR)においては重要な収入源として位置付けられている。
日本では刑法185条および186条の「賭博及び富くじに関する罪」において、公営競技以外の明らかな賭博行為が禁止されているためカジノの設置は認められていない。
2025年の大阪万博をはじめとして拡大していたインバウンド需要も見越して、近年はIR法(統合型リゾート法)での解禁を目指す動きが目立っていた。
しかしながら日本の賭博文化は貴族からではなく下から発展してきたという事情もあり、国内では賭博やギャンブルを敬遠する意見が根強く、首長が解禁や誘致に前向きな表明を出した地域では反対運動も盛んになりつつある。
またいざカジノを解禁しても経済再建に失敗したり、マフィアやギャングの台頭やギャンブル依存症で破産する地元住民が増加した事例も多く、さらに新型コロナの流行やインバウンド依存の脆弱性の露呈、推進派代議士の汚職事件などで日本でのカジノ解禁問題は先送り状態となっており、大阪でのみ熱心な活動が行われている。伝統的に大阪は「あべこべの気質的地盤がある。江戸趣味に於ては軽蔑せられる成金趣味が大阪に於てはそれが人の子の当然なる発露として謳歌せられる」(by坂口安吾)といわれる。
ちなみに豪華客船にカジノが併設されている場合、自国の領海から出た際に初めて開帳されるルールを設けている事が多い。
しかし日本船籍の場合は領海から出ようが船内には日本法が適用され、賭博行為に当たるチップと金品との交換は禁止されている。
そのため現状の日本船ではカジノのゲームを体験できるゲームセンター状態となっている。
アニメなどの創作ではウェイトレスがバニーガールの場合が多いが、実際は世界中でもほぼ無いとされる(レオタードを着用しているウェイトレスは存在するようである)。
なおカジノスタッフとしてよく用いられるディーラーは元来はトランプなどの親(配り手)を指し、社会一般的には自動車などのメーカー特約販売店として使われる事が多い。
主な合法国
主なカジノのゲーム
テーブルゲーム
トランプゲーム
ダイスゲーム
その他
ゲームマシン
ランダムゲーム